US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Saw IV (2007)

2007-10-29 09:31:54 | cinema
てな訳で(?)、さっそく、Saw4見てきましたよ~。一人で。ふっふっふ。
週末の興行成績、ぶっち切りで1位のようですよ~。皆、待ってたんだ。
(そのわりに、私の行った映画館は空いてましたが…)
ネタバレのない程度に感想いきます。
まず、話は完全にSaw3と繋がってるので、シリーズ全部見てないと、
面白くないかも。
最初から、かなりグロい場面が多かったです。気持ち悪いよー!怖いよー!
JigsawはIIIで死にましたが、彼のゲームは続いています。過去の部分
とかに、たくさん出てきます。検死もされますし…(笑)。そして、彼が
殺人を始めた理由が描かれてます。あの人形にも意味があるのです(笑)。
今回のゲームのテーマは、全ての命に救う価値があるのか?!ってこと、
かな。
最後はやっぱり、意外で、一瞬私には状況が飲み込めなかったんです
が…。
IVはIIIより私としては良かったような気がします。
Sawは5まで、作られるそうですが、最後はどうなるんだろー…。楽しみです。

「ダージリン急行」The Darjeeling Limited (2007)

2007-10-29 03:47:40 | cinema
ウェス・アンダーソン監督の新作。先週開催されてた東京国際映画祭でも
上映されたらしいよ。日本公開は来年3月みたいですが。
オーエン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマンの兄弟が、
魂の再生&兄弟の絆を再結成するためにインドを旅するお話。
予告編がすごくおバカで面白そうだったので、楽しみにしてました。

短編「ホテル・シュバリエ」っていうのが最初についていて、それが第一部って
ことになっている。「ホテル・シュバリエ」は何だかヘンテコな感じなエピソード
なので、あれれ~、期待はずれ?!って思ったんだけど(ちなみに噂のナタリー・
ポートマンのヌードシーンってのは、これだったのか。でも全然色気なかったよ?)、
本編がはじまると、やっぱり面白い!本編にはスピード感もあるし。
映像もカラフルで(インドだし!)、楽しい。
予告編には出てなかったので知らなかったんだけど、いきなりビル・マーレイが
出てきてびっくり。てな訳で、ビル・マーレイは乗りそこなった、ダージリン急行に
エイドリアン・ブロディは乗れて、3兄弟はインドを旅します。実は母親を探す
旅でもあります。
エイドリアン・ブロディって、「戦場のピアニスト」のイメージしかなかったのだけど、
なかなか良い俳優じゃん。今後も期待。それぞれ、個性のある3俳優が
兄弟役で、何ともいえない面白い雰囲気を作ってましたよ~。
オーウェン・ウィルソンは顔に傷のある役で、最後の方で、包帯を取るシーンが
あるんですけど、実生活での自殺未遂の後なだけに、とても痛々しく見えて
しまった。(撮影されたのはずーっと前だと思うけど)。

この映画、私は良いと思ったけど、ある意味、「Lost in Translation」的
映画でもあるから、インドの人の感想なんかも聞いてみたいなーって思った。

公式サイト
http://www.foxsearchlight.com/thedarjeelinglimited/

SAW II, III (2005, 2006)

2007-10-22 11:12:53 | cinema
来週からSAW4が公開。先日オリジナルのSAWを見て、結構
面白いと思ったので、4も見てみたいかも。けど、2と3を見てなくても
わかるかな~?って思っていたところ、もうすぐハロウィンのせいか、
怖系の映画DVDがたくさんバーゲンになってる。レンタルするのと
あまり変わらない値段で売ってたので、2と3を買ってきました。
そして、一気に見た(笑)。
2と3は話が続いてる感じなんですね~。3は2を見てないと話が
わからないよね・・・。4も続いているのか??
で、2は結構面白いというか、密室系で楽しめたんだけど、3は
やたらと気持ちが悪い。やたらと身体を痛める場面が多いよね。
グロすぎる・・・。あと、3は復讐がテーマなので、何だか話が暗いな~
って思ってしまった。そりゃ所詮殺人の話なんだから、暗くて当たり前
だけど、このシリーズはなんだかあっけらかんと、ゲームと割り切って
いるところが面白いな~って思うんですけど・・・。
3で主要人物たちが死んじゃったので、4はどんな話になってるのか
楽しみではあります。ふふふっ。

The Comebacks (2007)

2007-10-22 04:14:07 | cinema
スポーツ映画のパロディのコメディ。でも一応筋はある。いろいろなスポーツチームの
コーチを引き受けてきた主人公(David Koechner)だが、失敗ばかりで、一度と
して優勝したことがなかった。今回、テキサスの大学のアメリカンフットボールチーム
の監督をすることに。弱いチームを優勝させることが出来るのか?っていうお話に、
いろんなスポーツ映画のパロディ場面が入ってきます。使われてた映画、思い出した
だけで、Remember the Titans, Sea Biscuit, Rocky Balboa, Bend it Like
Beckam, Dodgeball, Invincible,女子体操の映画、ハワイのサーファーの映画
(その辺は映画の名前が思い出せない~)。あと、ジダンの頭突きの場面とかも(笑)。
スポーツ映画ってあんまり見ないので、もっとたくさん入ってたんだろうけど、わからな
かったのもあるかも。上にあげた映画も半分以下しか見てないけど、予告編とかで
見てるので、「ああ、あれだ」ってわかる感じなんです。
なんか最近、こういう映画のパロディもののコメディ、多いんですよね。Epic Movie
とか、Scary Movieシリーズとか・・・。今回見た予告編で300のパロディ映画のもあったし…
(題名は忘れました)。そういう映画って、最初からB級以下ってのがわかってるので、
期待もせずに見に行きます。今回も、結構笑えたけど、imdbの星が3個くらいしか
ついてない(10個中)のも納得です。まあ、暇つぶし程度にはいいかな。
かなりおバカでした。

一応オリジナルらしきところもあって、主要選手の一人の父親はゲイバーのドラッグ
クイーンだったり、その息子も女装趣味があったり、ライバル選手はロッカーにたくさん
お馬さん(アメリカの少女たちはなぜか馬が好き)のコレクションがあったり。
あれ、でも、これも何かのパロディ?

*主人公役のDavid Koechnerはいろんなコメディに出てる人。彼も、フラット・
パックの仲間かなあ?ルックスがあんまり良くないんですが(失礼)、今回の
コーチ役はぴったりです。コーチの妻役はThe Officeのジャン(Melora Hardin)
でした。あと、地元のファン役に、Will Arnett、この人どっかで見た…って思ったら、
Blades of Gloryの敵スケーター役でしたね。

Dot the i (2003) ちょっとネタバレあり

2007-10-15 07:27:20 | cinema
これは私がこっちに来る前に既に日本で公開していたんだけど、
見たいなと思いつつ見逃した。ずっと気になってたんだけど、
やっとDVD借りて、見ました。ちなみにガエルたん出演の、
恋愛サスペンスもの。

そんな訳で、3年も見なかったのは、それ程期待してなかったから。
でも、見てみて良かった。面白いじゃん!前半はどうってこと
ありません。でも、後半の展開が気に入った。他の人のレビューを
読むと、「予想がついた」って人が結構いるみたいなんだけど、
私はそーいうオチが来るとは全然予想できなかったから。
確かに前半、「誰か」がカルメンの動きを追ってるようなんだけど、
それがそういうこととは気が付かなかったよ。
確かにたくさん映画関係の台詞が出てくるし、ちょっとネタバレに
なるけど、「映画中映画」の伏線はたくさん張られていたんだよね…。
で、その後、もう一つ、意外な展開になるしね。サスペンスとして、
なかなか面白かったと思います。私はこの映画好きです。

DVDには映画で使われなかったシーンも収録されていて、
登場人物たちのバックグラウンドがよりわかるようになってます。
あと、おまけで「バーナビーの予告編」ていうのがあるのも面白いです。
本編見る前は、何のことだろう?って思ったけど…。
あ、私はこの↑ポスターより、映画の中の映画のポスターの方が
好きです。

Across the Universe (2007)

2007-10-15 04:23:53 | cinema
ビートルズの楽曲を全編にちりばめた、60年代が舞台のミュージカル映画。
予告編の映像が変わっていて新鮮だったので、もしかしてすごい傑作?
(or 駄作?)とにかく、これは絶対見なくちゃねって、この秋一番待っていた
映画です。

ミュージカル映画とはわかっていたものの、いきなり冒頭から主人公が
歌いだすので、ちょっとびっくり。(予告編の始めのシーンが映画のはじめ
のシーンです)
かなりの場面で、一曲全部歌うので、多少冗長だな~って感じる
こともあったけど、普通のシーンから、歌が進むに連れて脈絡なく
人々が踊りだしたり、そういう楽しいシーンが結構ありました。
(そういうシーンで、皆クスっと笑ってたりするんだけど。踊るかよ、って
感じで。)
大勢が一斉に同じ動きで踊るところとかは、さすがです。
なんとなく、シルク・ド・ソレイユを思い起こさせる感じ。
60年代、サイケデリックを意識したシーンとかも、映像的に面白く
楽しかったです。

あ、肝心なストーリー:主人公ジュード(笑)(Jim Sturgess)はリバプール
の船工場で働いていたが、ある日アメリカにいる父親を探しに、渡米する。
そこで出会った、マックス(Joe Anderson)と仲良くなる。マックスの妹
ルーシー(Evan Rachel Wood)の恋人はベトナム戦争に徴兵され、戦死
してしまう。大学を中退したマックスと不法滞在のジュードはニューヨークの
アパートで、他の人たちと共同生活をはじめ、ルーシーもそこへやってくる。
やがて愛し合うようになるジュードとルーシー。マックスはベトナムに徴兵
される。

というようなお話。
始まりが暗めのシーンで始まるので、最後も悲劇なのかと思ったんですが、
そんなことはなかった…(このくらいだったらネタバレでもないよね?)。
ニューヨークのアパートの仲間が皆自由人で、いきいきした面白いキャラで、
話に花を添えてます。

今回、Across The Universe、最初大都市のみの限定公開、
2週間後くらいに中都市まで、で、私の住んでる小都市では更に2週間、
待たされました。そのせいか、私の行った回はかなり満員に近い状態
でした。そして驚いたことに観客層がすごく若く、10代~20代中心で、
女性が多かったです。まあミュージカル映画ってわりと女性向けっていう
のはわかる。ちょっと少女漫画っぽい感じでもあるし。でも、ビートルズの曲の
映画だし、もっと広い世代を対象にしてるのかと思ったけど、観客層が
偏っててびっくりでした。私のところだけなのかな…。

予告編はこちらで オフィシャルサイト

*ところで、マックス役の人のimdbの写真を見て、この人はどっかで
見たことが…って思ったら、何と何と、”Control”でピーター・フック役
を演じているお人ではないですか!!"Control"も今待ってる映画の
一つ、欧州&アメリカ大都市ではすでに公開されてます。
私のところには当分やってきそうもないので、まだ見れなさそう(涙)。


Glastonbury (2006)

2007-10-08 08:20:57 | cinema
まず一言、長っ!2時間以上もあるなんて。
そして、この前見たコーチェラのドキュメンタリーが非常に良かった
ので、こっちもかなり期待していたんだけど、予想してた感じの
ものではなかったです。
最近のものよりも、グラストの発祥と歴史、みたいなのが中心で、
古い映像が中心でした。BBCのライブラリーから持ってきたんだ
ろうね?ヒッピーの時代が出てきたりとか、ほんと古い。
そして、ライブ場面はあんまり出てこない。古めのライブが中心
だし、観客席の映像とシンクロしてないので、ライブって感じも
しないし。
観客が何かとデモしてたり(グラストはグリーンピースとオックスファム
と、あと何だったか、そういうNGOを応援してるんだそうで)。
あと、柵を越えて、無料で入ろうとする人たちを追っかけるところとか、
観客が薬やってるとか、トイレが汚いとか。
そういうのが中心で、ライブ映像は殆どなしでした。期待はずれ。
グラストはずーっと昔に一回だけ行った事があるんだけど、
キャンプをしなかったせいか、泥だらけにもならなかったし、そんな
汚かったって思い出はないのです…。
うーん、コーチェラ映画は星5つあげるとして、こっちは残念ながら、
星2くらい。実際のフェスはもっと楽しいと思いまーす(意味不明)。

The Heartbreak Kid (2007)

2007-10-08 08:04:32 | cinema
ベン・スティラー主演のコメディ。40才まで独身を通した主人公が、
周りにそろそろ結婚しろとせっつかれ、付き合い始めて6週間の彼女と結婚
し、メキシコのカボに新婚旅行に出かけたが、新婦の意外な側面ばかり
見せられ、げんなりしていたところに、理想の女性と出会ってしまう。
っていうお話。
ベン・スティラーのお父さんのジェリー・スティラーがお父さん役で出てきます。
まあ結構面白いし、悪くはなかったけど、主人公がいい加減過ぎるのと、
ちょっとふざけ過ぎだよ~みたいな。
妻役のMalin Akermanが結構頑張っていたかな。美人なのにすごい役で。
まあ何も期待せずに軽く暇つぶし程度に見るのには、良いかもしれません。

Dig!

2007-10-03 09:19:21 | cinema
日本でも公開済み。
http://www.kingrecords.co.jp/dig/index.html
ブライアン・ジョーンズタウン・マサカーとアンディ・ウォーホールズという
2つのライバルバンドを7年間追いかけた、ドキュメンタリー。
どっちのバンドもあまりよく知らないのだけど、結構面白そうだったので。
ダンディ・ウォーホルズは時流に乗り、ヒットも出して人気者になって
いく、一方、ブライアン・ジョーンズタウンは主メンバーであるアントンの
破壊的な性格によって、商業的成功とは全く反対の道を進む、
っていうのが描かれてます。語り手は、ダンディ・ウォホールズの
コートニー・テイラー。(この人って、顔がジョナサン・リース・メイヤース
に似てるね?)

メンバーがドラッグやってるところとか、契約の交渉してるとことか、
普通見せないバンドの裏の顔がいろいろ出てきて面白いです。
ダンディ・ウォーホールズはついてるバンドで、ドラッグで捕まりそうに
なっても、何とか丸く収まる。フレンチポリスに捕まったときはバンド
Tシャツ4枚分の罰金を払っただけで済んだとかいうのが面白かった。

売れ線ではないブライアン・ジョーンズタウンですが、来日公演を
する場面があります。街でちゃんとファンの人に見つけてもらい、
「アントンだ~。クールじゃない~?」って女性ファンと握手してる
とことか写ってます。そうそう、お寿司も回ってました。

ちらっと、LAのラジオ局KCRWのDJニック・ハーコートが出てきた
のも良かった。彼はダンディ・ウォーホールを誉めてました。

最後の方で、アントンが客席??を撃った??の??
あれって本物なんでしょうか??よく見えなくて把握できなかった
けど。3日で釈放されたって書いてあったから、人的被害は
なかったんでしょうね。

とにかく7年も追い続けてたってのが凄いし、なかなか興味深い
ドキュメンタリーでした。

Feast of Love (2007)

2007-10-01 05:40:31 | cinema
モーガン・フリーマン主演のドラマ。今週初公開ですが、
トップ10に入ってません!!興行的には大失敗ですね…。
私もどんな映画だかイマイチわからずに行きました。モーガン・
フリーマンとグレッグ・キーナー以外に、知ってる俳優さんが
出てこないし、なんか地味ーな印象だよね。でもね、なかなか
良かったのよ。

コーヒーショップを経営するブラッド(グレッグ・キーナー)は
妻と幸せに暮らしているはずだったが、ある日突然、妻が
女性の元に出て行ってしまう。妻と相手の女性が恋に落ちた
瞬間に、彼も隣にいたはずなのに、全然気付いてなかった。
半年後に違う女性と恋に落ち、結婚しますが、実は彼女が
愛している男性は他にいた。これも全然気付いてなかった。

モーガン・フリーマンの役は、コーヒー店の常連の大学教授で、
ある意味語り手役というか。でも彼も心に深く傷を負っています。
他に、コーヒーショップ店員の若いカップルが話に絡んできます。

ちなみに撮影された舞台が私の知ってる市内なので、おなじみの
風景がたくさん出てきました…。

普通こっちの映画館に、女性一人客ってすごく少ないんだけど、
この映画、女性お一人様がわたしの見た回に5人くらいいました。
ちょっとメロドラマっぽいので、女性向けの映画なのかも。

じーんと来るところもあり、笑えるところもあり、結構学ぶところの
多い映画ですので、おすすめですよ(ってこの興行成績では
日本公開はないだろうなあ…)。