US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

The Prestige (2006)

2006-10-30 14:40:04 | cinema
最近流行りの(?)の手品シリーズのその2。
手品師ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールが
メラメラとライバル意識を燃やす…って作品でした。
これ先週公開で、興行収入トップ、今週も続けてトップです。
監督は「メメント」のクリストファー・ノーラン。
その他の出演者にスカーレット・ヨハンソン、デヴィッド・
ボウイ、マイケル・ケインなど。豪華だよね。
何かね、とにかく、暗い。2人の手品師が、憎しみあいつつも、
お互いの手品のネタが気になってしょうがないっていう話なの。
(ていうか執着してるのはヒュー・ジャックマンの役の方だけど)
その執着心がなんとも暗いんだ…。↑このポスターも暗いでしょ~。
ただ、さすがクリストファー・ノーラン、後半は面白かった。
最後の方に明かされる手品のネタ、面白いし。
途中までは、時間が行ったりきたりするので、何がどうなって
いるのか、いまいちわかりませんでした。ある場面から、すっきり
わかるように。でも何か所か、わからないところもあったんだけど。
ちなみに手品には3つのステージがあって、pledgeで手品を始める、
turnで姿を消すとか何かやってみせる、そしてprestigeで
消えたものを戻す、んだって。にゃるほど(笑)。
そうそう、デヴィッド・ボウイが出ているんだけどね、何だか
彼に見えなかった。年取ってアクが抜けたか、ごく普通のおじさんに
見え、あれ?これがそうなのかな?って思ってしまったのでした。

**追記:昨日見た興行収入はまだ先週のだったみたいで、今週は3位でした。

Marie Antoinette (2006)

2006-10-21 10:57:11 | cinema
見ましたよ~。初日初回(笑)。金曜日昼なのに、結構お客さん
入ってたよ。皆、期待して待ってた?!私はあんまり期待はして
なかったけど、とりあえず、見とかなきゃダメでしょって感じ(笑)。
予告編が終わって、さあこれから上映ってところで、なかなか、
始まらない。どーしたんだ?!5分くらい待たされた後、ようやく
始まったけど、何だか途中からなの…おぃおぃ!
多分、最初5分くらい見れなかった。
マリーが馬車でオーストリアからフランスへ向い、途中に作られた
基地?のようなところで、着替えさせられ、お付きの人たちと
別れるところからしか見てないの。この前に何があったんだー…。
帰りに、おわびにreadmission ticketってやつをくれたけど…どこでも
使えるって書いてあったから、他の映画でも使えるのかしらん。

ソフィア・コッポラ、こういう思い切りガーリーな現実離れした衣装、
画像の映画が作りたかったんだろーな。趣味の世界~って感じ。
衣装がいろいろかわいい。いろいろ靴を履き替える場面で、一瞬
スニーカーが映ったりしてるのは、きっとわざとだろうな~?
音楽はやっぱりツボ。主だったところはNew OrderのAge of Concentと
The StrokesのWhatever Happened(かな?)で他のアーティストは
わかんないけど…今回女性ボーカル系が多かったかな。
次々出てくるケーキ類もかわいかった。
ジェイソン・シュワルツマンはちょっとぼーっとしたルイ16世が
似合ってました。キルスティン・ダンストって、八重歯がある?!
アメリカ人にしては珍しいよね。八重歯、かわいいけど。
あと、スティーブ・クーガンとかシャーリー・ヘンダーソンとか
私にとってはおなじみの俳優さんたちが出てたのが良かった。
ソフィア・コッポラのガーリーな世界が嫌いでなければ、おすすめです。

The Decemberists / Lavender Diamond

2006-10-19 03:54:37 | music
久々にライブを見に行きました。
Lavender Diamondって全然知らないバンドなんだけど、
さすがにDecemberistsの前座、って感じで、何だか不思議な
雰囲気のバンドでした。女性ボーカルの雰囲気が、ちょっと、
デヴィッド・リンチの映画に出てきそうな?って思ったり、
ミュージカル風かな?って思ったり。peace, romance..それから
何だっけ?何かそれがスローガン(?)らしく(笑)。
ちょっと、女性vo.がバカっぽくも見えるんですが、独特の
雰囲気だったなあ。ちなみにロサンゼルスのバンドだそうです。

そしてお待ちかねのDecemberists。この前アルバムを出した
ばっかりで、この日が全米ツアー初日でした。地元なので、
当然、売り切れ。
アルバムは"The Crane Wife"というんだけど、これは大抵の
日本人は知ってる民話「鶴の恩返し」をモチーフにしたもの。
どこからそんな話を見つけてきたかは知らないけど…。
ジャケット見ると、かなり解釈違うんじゃないかって思ったり
するけど、日本人としては(笑)。
アルバムには"The Crane Wife 1&2","The Crane Wife 3"と
シリーズで3曲(1と2は繋がってるけど)入っています。
ライブは"The Crane Wife 3"で始まって、3曲くらい、最新
アルバムからの曲が続いたので、あーこのまま最新アルバム
を再現していくだけじゃつまらんぞ…って思ったのですが、
さすがにそんなこともなく、以前の曲と混ぜてやってました。
旧曲では"Los Angeles, I'm Yours"とかすごく良いですね~。
以前のライブで最後に盛り上がった"Mariner's Revenge Song"
はやらなかったのがちょっと残念だったけど。"Engine Driver"は、
やってました。
新しいアルバムの中では、"Yankee Bayonet"っていう、
掛け合いになった曲が面白かったかな~。もちろんCrane Wife
シリーズも良いです。センチメンタルだわ。
…ひとりごとライブ感想でした。

Man of the Year (2006)

2006-10-16 10:33:39 | cinema
ロビン・ウィリアムズ主演のコメディ(かな?)。
コメディアンのDobbs(ウィリアムズ)がふとしたきっかけで
大統領候補になって、当選してしまうが、実は新しく導入された、
投票システムに不備があり…というお話。
ロビン・ウィリアムズは正直あんまし好きじゃないんだけど、
彼のマネージャー役がクリストファー・ウォーケンおじさん
だったのだ。映画もウォーケンさんの語りで始まって、準主役的な
役柄なの。それが良かった。
選挙の話なので、本当のテレビ番組とか出てきて、(サタデー・
ナイト・ライブとかCNNのニュースとか)そういうのは
面白かったけど、話のつくりはかなり甘いというか、ありえない
だろー?と思いました。結局、エラーが何だったのか、イマイチ
説明もされずに、終わってしまうし…。政治批評がこもっている
んだろうけど、それにしては、甘いし。
まあウォーケンさんの渋いおじさまぶりを見る映画ってことで…。

The Science of Sleep (2006)

2006-10-14 13:52:46 | cinema
「エターナル・サンシャイン」「ヒューマン・ネイチュア」の
ミシェル・ゴンドリー監督、ガエル・ガルシア・ベルナル主演
のこの映画、見てきました。
ガエルたんが羊でも数える映画なのかな~?って思ってたけど、
あながち間違いではなく、つかみ所のない映画。全て夢の中の
出来事だから。でもね、この夢、結構楽しかったよ。
出てくる小物がいろいろ、かわいい。紙で出来た車とか背景とか。
室内の装飾もかわいいしね。布で作ったオブジェとかもかわいい。
かわいいだけじゃなくて、なかなか皮肉っぽいところもあり、
ガエルの作るカレンダーとか、同僚の女性キャラとか笑える。
時間を一瞬戻したり進めたりする、ドラえもんの道具みたいな
ものも出てきたりするし…。
パリが舞台で、共演はシャルロット・ゲーンズブルなの。
フランス語と英語とスペイン語が次々混じるので、字幕を
読んだり聞き取ったりがちょっと大変だったけど。

School for Scoundrels (2006)

2006-10-02 13:25:39 | cinema
「ナポレオン・ダイナマイト(バス男)」のジョン・へダーが主役、
そして共演にビリー・ボブ・ソーントンのコメディ。面白いに違いない…。
って期待して見に行きました。

おはなし:
舞台はニューヨーク。ロジャー(へダー)はさえない駐車違反取締り係。
取り締まった車の持ち主から脅されて、身ぐるみ剥がれたり、子供相手
のボランティアも、パニック障害で気絶する癖があったりすることから、
上手く行かず。同じアパートに住んでいるオーストラリア人のアマンダ
(ジャシンダ・バレット)に恋をしているが、当然上手く行かない。
そんなある日、人に奨められ、よくわからないままに「ダメ男矯正教室」
みたいのに入った。先生はDr. P(ソーントン)、カリスマ性はあるが、
怪しげな男。

というような、大したことはないお話だけど、やっぱりジョン・へダー
のダメっぷり、変っぷりが面白いし、結構笑えたのだ。
ビリー・ボブは最近こういう、ちょっとずるい、ワルな男役が多いね。
わりと好きな俳優さんなので、今後、ちょっと違った役柄も期待します。
そしてそして、実はもう一人、私の好きな俳優、ベン・スティラーが
出てくるのよ。彼の役もすごく面白かった。
他に出てる人たち(生徒役)もどこかで見たことのあるような人が
多かったです。(例:グリーン・マイルのマイケル・クラーク・ダンカン
とかTodd Louisoって人とかMatt Walshって人とか…きっと顔を見れば、
何かの映画で見た~って思う感じ。)
期待通り、面白かったです