US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Coachella (2006)

2007-09-26 22:45:47 | music
これ、前から見たかったんだ…。やっと見れました。コーチェラ・フェスの
ドキュメント映画。ていうか、1曲ずつライブが流れて、あと観客や
出演者のコメントなど、って感じなんですが。
やっぱりコーチェラはアメリカで一番豪華なフェスだなーって毎年思って
いますが、このDVDに出てくる面子もかなり豪華。ライブを見たことない
バンドなんかもたくさん出てきたので、勉強にもなったし。
最初の方で良かったのはベル&セバスチャン。このバンドってライブ見た
ことないし、どんな人たちがやってるかよく知らなかったんだけど、こんな
可愛い人たちがやってるんだー…(笑)。フェスを楽しんでる雰囲気が
出てる曲で、ほんとは夏じゃないけど夏みたいだよ~っていう歌詞も
かわいい。
fisherspoonerって知らなかったんですが、なんか怪しいパフォーマンス
が笑えた。心の中に「セイキマツ?」という単語が浮かぶ(古?音楽
的には全然違うと思うけど? 笑)そして、全然知らないのに、あの曲は
聴いたことがある…ってことは結構有名?
その後Oasis, Radiohead, Bjorkなどのおなじみ、懐かしめの面子が
続き、Arcade Fireあたりで盛り上がり、ケミカル・ブラザーズ~
クリスタル・メソッドあたりのダンス系と私の好きな感じが続き、そして、
モリッシーは今も神なんだな~って目の当たりにして、フムフム…。
(あの曲…novemberなんちゃら)はスミスの曲なんだって勘違いしてた
けど、モリシーのソロ曲なんだね…)
そして、ピクシーズ。Where is My Mindのフ~ウ~♪ってコーラスはキム
姉さんが歌っていたのか。なんて20年間知らなかったことを発見したり(笑)。
フレーミングのウェイン、ピクシーズに関して危ない冗談を言ってなかった??
そしてそのフレーミング・リップスはもちろん大好きだし。ちなみに入っていた曲は
「ヨシミ~」。ウエインさんは透明ボールに入って、観客の上を歩いていたよ。
うん、なかなか良いライブDVDで、楽しかったです。

来週はグラスト映画を借りる予定。うふ(笑)。

Eastern Promises (2007)

2007-09-24 12:14:38 | cinema
デヴィッド・クローネンバーグ監督の「ヒストリー・オブ・バイオレンス」に
続く新作。今回もヴィゴ・モーテンセンが主演だということなので、
同じ感じなのかな?と、とりあえず見たいと思いました。「ヒストリー・
オブ・バイオレンス」が好みだったかというと、そうでもなくて、かなり
暴力的過ぎたけど、話の持ってき方とかスリルとかは良かったので。

今回は、ロンドンでのロシアンマフィアのお話でした。
ナオミ・ワッツ、ヴァンサン・カッセル等がロシア系になって登場します。
ロシア語とロシア語なまりの英語が混じってて、結構聞き取りにくい
感じだったけど、話はわかりやすかったのでOKでした。

やっぱり暴力的なシーンが多いけど、結構スリルがあって、話も
面白いです。これは見に行って正解。
舞台がロンドンなので、そういう意味でもちょっと楽しめた。
チェルシーのファンの中で一人「アーセナル!」って言ってるバカが
登場します…。怖いよね、そんなの。

モーテンセンはクールで怖い。ヴァンサン・カッセルって「ドーベルマン」
の人だよね…。ナオミ・ワッツはきれいです。自分から怖い世界に
踏み込んでいく、この役はどうなの?!って思ったけど。

この映画の検索してて、クローネンバーグ監督の写真をはじめて
見たけど、何となくモーテンセンと似てないですか?年は違うけど、
監督もクールな感じだよね。自分に似たイメージの俳優を使って
いるのかなあって思った。

本当にこんなマフィアの世界があるんだったら、かなり怖いけど、
(あるのかなあ?)映画としては面白いのでおすすめです。

Sherry Baby (2006)

2007-09-24 11:35:20 | cinema
マギー・ギレンホール主演のドラマ。結構賞などをもらっていたようだった
ので、見てみました。
シェリーは過去ドラッグ中毒で、薬のお金のために盗みをして捕まって
刑務所に入っていた。3年ぶりに出所して、兄夫婦の家に預けられて
いる、娘に会いに行く。

マギー・ギレンホールの演技がなかなか自然でいいです。はすっぱで
どうしようもない女性なんだけど、本当に娘を愛していて、だけど自分
では育てられないってことがわからない。母親の資格がないってことも
わからない。(最後にわかるんですが)
シェリーは父親に性的虐待もされていたみたいだし、そのへんで歪んで
しまったのかもしれない。一生普通になることはないだろうなーって
思う、アメリカの底辺の生活?みたいな。よくニュースとかドキュメンタリー
とかで見かけます。
本当にたくさんありそうなお話なんだけど、この映画では、お兄さんが
良い人そうだったのが救いでした。

Amarelo Manga (2002)

2007-09-24 07:20:17 | cinema
ブラジルの映画。レンタルDVDのサイトで、深く考えずにふと見てみたけど、
ちょっととっつきにくい作品だったかな…。
ブラジルのレシフェという街の、とあるバーとホテルと場にかかわる人々に
起こる出来事が淡々と描かれてます。淡々、なんだけど、なかなかどぎつか
ったりもする。と殺のシーンは、本物だよね?
特に主人公というのがいなくて、中心人物が7~8人いたかな?
それもとっつきにくかった原因なんだけど。そして、各人が何を考えているのか、
なかなかわかりにくい…。何か変な人ばっかりだし…(笑)。

途中に印象的な台詞がありました。この映画のタイトル(英語題だとMango
Yellow)の黄色について。悪いイメージがたくさん挙げられます。腐った歯、
ものもらいの子供の目やに、とかいろいろ…覚えてないけど結構もっとどぎつい
ものがあったと思う。黄色のイメージってそんなに悪いかな?!って思ったのでした。
そして最後に中心人物の一人が、すっきり生まれ変わった気持ちで、髪を
黄色に染めに行きます。けど、マンゴみたいな黄色の髪ってどんなんやねん!?

2005年の東京でのブラジル映画祭の解説
http://www.cinemabrasil.info/2005/CinemaBrasil/long/amarelomanga_jpn.html

追記:ブラジルについて良く知らないので、時代設定が現代なのか昔なのか、
やっぱりよくわからなかったんですね。登場人物の誰一人として携帯も持ってない
ようだし。
だけど途中で、一瞬、テレタビーズの人形が売ってるシーンが!ああ、これは
作られた2002年ごろのお話なんだなーってわかりました

SAW (2004)

2007-09-22 13:21:24 | cinema
(念のため)ネタバレ大いにあり、です。
古い映画だから別に良いよね、みんな見てるよね、ってことで。

うふふ、「Scary Movie4」だったよね、これのパロディをしてるの。
そっちを先に見てしまってるので、大体どんなものかわかってはいた
けど、SAWシリーズって1個も見たことがなかったので、借りてみま
した。
確かに怖いんだけど、かなり笑える…そうそう、足を切っちゃうんだ
よね、とかパロディでわかってるし。演技の大げさ度もなかなか
笑えてしまった…。
ただ、最後に犯人だと思われていた男がやっぱり被害者の一人
だったとこは意外で、game over...って真犯人が扉を閉めちゃう
ラストも面白く、パロディを先に見ないで、これを公開当初に
見てたら、結構気に入っただろうな~って思いました。
ありえないでしょ、って設定の犯罪だけど、面白い映画では
あるよね。

ところで、全くストーリーに関係ないけど、お医者ローレンスが
誘拐される、ビルの中の駐車場?何だか天井の低い、屋根裏
部屋みたいな変な駐車場で、あれれ??何?って思った。
これってもしかしてシリーズ初の作品だから、すごく低予算で
作られてたからとかなのかな?!そこがちょっと気になりました。

C.R.A.Z.Y. (2005)

2007-09-17 03:41:07 | cinema
通販レンタルのサイトで、結構面白そうだったので、見てみた。
カナダ作品だけど、フランス語。多分舞台はモントリオールあたり?

主人公ザックは、5人兄弟の4番目として厳格なカソリックの両親
の元に生まれた。ルックスも良く、頭も良くてかわいがられていたザック
だったが、物心ついて、自分がゲイと知ってから、家族、特に父親との
葛藤がはじまる。

お話は主人公が生まれるところからはじまり、まるで大河ドラマの
ように大人になるまでが描かれてます。なので、結構長いの。
ゲイの主人公っていうことで、何かもうちょっと違うタイプのお話を
想像してたけど、実は、家族愛をテーマにした映画なのでした。
最後の方ではほろりとさせられるし、かなり良い映画。見てみて
良かった、と思いました。ちらっと検索したけど、全然出てこなかった
ので、日本ではDVDにもなってないのかな?これは見逃すのは
惜しい、おすすめ映画ですよん。

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ちょっと書き足しの覚書。
C.R.A.Z.Y.という題名は、映画中に使われていた曲に出てきますが
(Patsy Clineの曲)、実は5兄弟の名前のイニシャルでもある。
時代設定は少し昔、主人公は1960年生まれです。全体に使われていた
曲が良かった。印象的だったのは、主人公がメークして、デヴィッド・
ボウイのSpace Oddityの真似をしてるところ。あとお父さんが歌って
いたフランス語の曲も印象的。

Tenacious D in The Pick of Destiny (2006)

2007-09-17 03:13:53 | cinema
これは去年の公開時に見逃して、ずっと見たいと思っていた映画。
ジャック・ブラックはTenacious Dというバンドをやっているらしい
んだけど、そのバンドのお話。映画で聞く限り、メタルバンドというか、
コミックバンドというか?ずーっと、音楽が台詞になっている、ロック
ミュージカル風の映画でもある。
ジャック・ブラックもあんな風貌で一見ミュージシャン風ではないけど、
相棒のカイル・ガスの方はもっと太ってて、しかも実はハゲ!
どう見ても、売れそうにはないバンドですが(失礼)、素晴らしい曲を
書くために、ギターが最高に上手く弾けるという、伝説のピックを
盗みに、ロック博物館に忍び込むっていうお話です。
とにかく全編音楽になっているし、結構コミカルで面白かったです。

ちょっと追記覚書:
パンクロック tried to kill metal
new wave tried to kill metal
grunge tried to kill metal
でもメタルは死なないぜ!!
とかって曲が面白かった。

Mr. Woodcock (2007)

2007-09-17 02:58:38 | cinema
中学生のときの体育教師ウッドコック(ビリー・ボブ・ソーントン)の
スパルタ教育に思い切り打ちのめされた体験を克服するための、
ハウツー本を書いてベストセラー作家になったジョン(ショーン・ウィリアム・
スコット)。久しぶりに故郷に帰ったら、何と母(スーザン・サランドン)
とウッドコックが付き合っていた!

というストーリーのコメディです。
予告編を見た限りでは、うーん、イマイチでは?って思ったので、
ビリー・ボブがこの役で出てなかったら、見に行かなかったと思います。
やっぱり星2つって感じでした。最後も結局、イマイチ説明不足のまま、
丸く収まるし。

ショーン・ウィリアム・スコットって、「アメリカン・パイ」のスティフラー
なんだ、ってさっきimdbを見て気付いた(笑)。
あと、出版エージェント役の女性が、どっかで見た顔だよね~って
思ったら、他にもいろいろ出てるけど、Blades of Gloryの意地悪
お姉さんの役…(この役とっても印象的…彼女の顔ってこの手の役に
ぴったりだよね)。
そして、元同級生役のEthen Supleeは「マイ・ネーム・イズ・アール」
のランディ。
などなど、ビリー・ボブ以外の俳優たちも芸達者なコメディアンたちで、
結構たくさん笑えて、楽しめたけど。

3:10 to Yuma (2007)

2007-09-10 06:02:36 | cinema
時代物は全体的に苦手なんだけど、その中でも西部劇は
特に苦手なのだ。しかし、これは宣伝をガンガンしているし、
何か面白そうかな?と思って見に行きました。
クリスチャン・ベールとか出ているし。
しかし…純粋な西部劇で、私にはダメでした。台詞が私には
聞き取りにくかったのもあり…。
ラッセル・クロウが主役なんだけど、このキャラが、やたらと暴力
的で人を殺すんだな…不愉快。そして、クリスチャン・ベールの
キャラは、弱者の代表みたいな役なのです。(もしかしたらクリス
チャンの役の方が主役かもしれないです…)
脇キャラで目立ってたのが、Ben Fosterという人。ギラギラ
した残忍性が強烈なキャラでした。あと、Tucker役とクリスチ
ャンの息子役の人も良かったです。
ピーター・フォンダが出てたみたいだけど、後でimdb見るまで
気付きませんでした…(汗)。ちなみに私はダメだったけど、
imdbでは高評価です。うーんウエスタンはやっぱり苦手…。

べレジーナ スイス最後の日 (1999)

2007-09-10 06:01:43 | cinema
昨年亡くなった、ダニエル・シュミット監督の最後の作品。
わりとマイナーな作品だけど、通販レンタルにあったので、見ることが
出来ました。
意外にも、軽いコメディ調だった。
スイス市民権と引き換えに、高級娼婦として働いているロシア女性が
ふとしたことで、スイス国家の長となってしまうお話。
スイスの国家や政治を揶揄してるみたいな内容です。本国ではかなり
ヒットしたらしい。が、私はあんまり、ていうか殆どスイスのことを知らない
ので、楽しめる加減はかなり低かったかも。
でも、官僚たちのおバカさ加減や、地下秘密基地みたいのがあったり
するのは面白かったし、主人公イリーナの美しさも楽しめました。
コブラ作戦が遂行されるところはとっても面白かったし。

シュミット監督には、もっと長生きしてもらって、いろんなスイスを
見せて欲しかったです。