US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Godforsaken (Van God Los) (2003)

2009-12-29 00:01:26 | cinema
2004年カンヌ映画祭に出品されたという、オランダの映画。
地方の小さな町で歯医者の息子として育った高校生のスタン(Egbert Jan Weeber)、
ある日地元でワルとして知られているマイク(Tygo Gernandt)に出会い、悪の道へ
入っていく。スタンは歯医者の実の子ではなく、父親に捨てられた過去を持っていた。

ちょっと古臭いパターンの若者/ギャングもののお話なんですけど、そんな悪くもなかったです。
主演の人と、マイク役の人がなかなか上手かった。
タイトルは、神に見放された(僻地)というような意味らしいです。

Did You Hear About Morgans? (2009)

2009-12-21 23:52:24 | cinema
ヒュー・グラントとサラ・ジェシカ・パーカーが主演のラブコメディ。
別居中の都会のプロフェッショナルなカップル、メリル(パーカー)とポール(グラント)は
たまたま殺人現場に居合わせ、犯人に顔を見られてしまった。目撃者を守るために、
警察によりニューヨークから、ワイオミングの田舎(行き先は飛行機に乗るまで秘密)に
避難させられることに。クレイ(Sam Elliott)とエマ(Mary Steenburgen)
夫婦の家に仮住まいすることになった。田舎では狩猟が盛んだったり、冷蔵庫は肉だらけ
だったり、人々が保守的だったり、熊が出てきたり、カルチャーショックだらけ。

夫婦間の関係を見直す、みたいなのがテーマなので、わりと大人向き?
一番面白かったところは、やっぱり田舎の描写かな。ワイオミングの田舎のレイっていう
町(たぶん架空)に行くんですけど、そこには民主党支持の人は13人しかいなくて、
いや、この前一人死んじゃったから12人だねっていうところとか。エマがバーゲン・バーン
っていう店(この店名もツボ)ってCostcoみたいな店で銃買ってるところとか。
この町では看護婦の仕事しても、患者が十分いないから、ウェイトレスと消防士の
仕事もやっているという風に、一人が3つぐらい仕事を持ってるとか。車を駐車するときは
鍵は中につけたままでドアは空いてる、他の人が家に帰るのに必要かもしれないから、とか。
(これはいくら田舎でもありえないと思うんですけど 笑)

まあ、そこそこ面白いので、お暇だったらどうぞ、くらいのおすすめ度です。

The Invention of Lying (2009)

2009-12-14 12:01:33 | cinema
皆が本音を言う世界で、嘘を言うことを考え付いてしまった男のお話。
リッキー・ジャーヴェイス(UK版オフィス)主演です。公開はちょっと前だったんですが、
3ドル映画館でやってたので、見てきました。
結構面白かったです。皆が本音を言ってたら・・・すごい世界だよね。
嘘をつくと言っても、基本的に主人公はいい人(見かけがイマイチなので、同僚など
からは負け犬扱いされてるけど)なので、皆に良かれと思ってつく嘘なのです。
私はなかなか面白いお話だと思ったけど、キリスト教とか信じている人には無理な
映画かも・・・。

ジョナ・ヒルとか(イェイ!・・・相変わらずぽっちゃり・・・ていうかデブでした。でも好き 笑)、
ロブ・ロウ、ジェニファー・ガーナー、ティナ・フェイなどが出てます。途中で出てきた警官が、
誰かに似てるなあー?でもそんなとこに有名な俳優出てこないよねって思ったけど、
うちに帰ってimdb見たら、エドワード・ノートンだった。そうそう、結婚式の神父は
マックのCMのPC役の人だったし、ジェイソン・ベイトマンも医者役でちらっと出てました。

最近新作で見たいのがない・・・不作だなあ。クリスマスが終わらないとダメなのかな。

リリィ・シュシュのすべて (2001)

2009-12-07 03:40:01 | cinema
ちょっと前の日本映画だけど、未見で気になっていたので、今さらですが、郵送レンタルで
借りてみました。英語題は"All About Lily Chou-Chou"(まんまだな)。
好きか嫌いかは抜きにして、結構その世界にはまりこめた作品。しばらく映画のことを考えてました。
キャッチコピー、「14歳のリアル」っていうんだが、ここまできつい日常を過ごしてる中学生は
少ないと思う。いじめ、登校拒否、援助交際、恐喝、レイプ、自殺、殺人・・・てんこ盛りですから。
中学生だけで、沖縄旅行なんてありえないと思うし???(親が何か言わない?)
でも、どこへも逃げられない閉塞感っていうのは、この年代の子たちにはあると思う。
結末はちょっと納得いかない・・・っていうか、この映画の周りの大人のあまりの無関心、
不在ぶりに驚いてしまった。今ってこんなものなのかな?蓮見は先生に「星野にCDを割られた」
って言ってるんだし、その星野が殺されたとなると、当然蓮見が容疑者とされるのでは?
なのに先生、「勉強がんばって」で映画が終わってるし。だいたい、あそこまでエスカレートした
いじめが起こってるのに、先生たちも親も、無視ですか・・・?ありえないと思うんだけど。
その前に女の子自殺してるし、その時点で星野のいじめが指摘されるはずだけどな??
同じクラスで2人も死者が出るなんて、マスコミも黙ってないでしょう。
そこだけ除けば、結構はまりこめる、面白い映画だった。
そうそう、最初に先生役が出てきたときに(万引きした子を引き取りに行くんですが)、
どうして生徒が引き取りに来るのよ?って思った。先生役なら少なくとも22歳以上の設定
なんですが、中学生くらいに見えたよぅ・・・。