US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Prisoners (2013)

2013-09-23 06:46:11 | cinema
予告編から期待していた映画。
ちょっと怖くてホラーっぽいけど、ホラーではなくサスペンスです。
ペンシルバニアの田舎町の感謝祭の日。友達一家にお邪魔して感謝祭の食事、そのあと
まったりしていたら、近所に出かけて行った娘と友達一家の娘が帰ってこない。
探してもどこにもいない。近所に停まっていた不審なキャンピングカーに連れ去られたのでは
ないか、ということになる。警察官ロキ(ジェイク・ギレンホール)がキャンピングカーを見つけるが、
運転手のアレックス(ポール・ダノ)は少し頭の弱い男で、少女たちを知らないと言い張る。
車の中にも何も証拠を見つけられず、仕方なく開放することに。娘の父親(ヒュー・ジャックマン)
はアレックスを拉致監禁し、娘の居場所を吐かせようとするが…。

最後まで見て、ちょっとだけわからないところがあるけど、すごく面白かった。
ネタバレになるので詳しくは書かないけど、途中で出てくる第二の容疑者とか、その家にある箱とか、
ロキが捜査中に地下室で見つけるあるものとか、最後がちゃんと繋がっているところが良い。
後、ちょうど雪が降り始めて冬がはじまるこの時期の風景、寒々しい住宅地の感じとかが
映画によくありがちな豪華な家に明るい住宅地っていうのと違ってて、現実的で良かった。
主人公の家はごく質素な感じで、友達の家はちょっとお金がありそうみたいなのも、リアルでした。
ジェイク・ギレンホールが良かったよー。警官がどこの現場にも一人で出かけていくところ、ヘルプを
待たないところはちょっと現実的ではないかなあって思ったけど。

The World's End (2013)

2013-09-02 19:32:53 | cinema
サイモン・ペグ主演のSFコメディ。
個人的にすごく気に入りました。使われてる音楽がツボだったので・・・。
Primal ScreamのLoadedが最大のテーマ曲。

Just what is it that you want to do?
We wanna be free
We wanna be free to do what we wanna do
And we wanna get loaded
And we wanna have a good time
That's what we're gonna do

っていうのが40過ぎた主人公ギャリ―・キング(ペグ)のやりたいことです。
この曲が流行っていた1990年代初頭、高校を卒業する頃、仲間5人で市内の12件のパブを
飲み歩いた。途中でいろいろあって最後までたどり着けなかったんですが、
20数年後、最後までやってみたい。ってことで仲間に連絡しました。
当然仲間は大人になっていて、家族があって、ちゃんとした仕事があって。
今でもうだつの上がらない、大人になり切れてない(Sisters of MercyのTシャツを着ている…
90年そのまま!)、そして実はアル中シングルのギャリ―とは違います。でも何とか説得して
故郷の町ニュートン・ヘヴン(架空?)に5人集まります。
さあ今度こそ、12件のパブを回れるのか?

しかし途中からお話がSF化・・・。

最初の方で、5人が車で聞いてるテープ(カセット!)がSoup Dragonsとかね。
その頃のブリットポップ、マッドチェスター系が次々流れてくるの。
サウンドトラックは下記の曲たちだそう。(実際映画に出てこない曲もあるけど)
今40+(サイモン・ペグと同世代)で90年当時UK洋楽が好きだった人(そんな人はあんまり
いないと思うけど)は気に入ると思います、この映画。

01 Primal Scream – Loaded
02 Blur – There’s No Other Way
03 I Put This On A Tape For You
04 Soup Dragons – I’m Free
05 Happy Mondays – Step On
06 Was The Music Too Loud
07 Suede – So Young
08 Beautiful South – Old Red Eyes Is Back
09 A Humble Taproom
10 James – Come Home
11 Pulp – Do You Remember The First Time
12 Welcome
13 Teenage Fanclub – What You Do To Me
14 The Stone Roses – Fools Gold
15 Soul II Soul – Get A Life
16 We Have Changed
17 Inspiral Carpets – This Is How It Feels
18 The Doors – Alabama Song (Whisky Bar)
19 Definition Of Sound – Wear Your Love Like Heaven
20 This Is What The Kids Want
21 Kylie Minogue – Step Back In Time
22 St Etienne – Join Our Club
23 The Sundays – Here’s Where The Story Ends
24 I Hate This Town
25 Silver Bullet – 20 Seconds To Comply (The World’s End Bomb Squad Mix Re – Edit)
26 The Sisters Of Mercy – This Corrosion
27 The Housemartins – Happy Hour
28 Let’s Boo Boo

話がSF化していくにつれ、映画としての面白味はなくなっていくような気はしたんだけど、
最後の方ではアンディ(ニック・フロスト)がギャリ―との確執を克服して、仲良くなって
敵と戦うところとか、良かったです。
あー楽しかった(笑)。サイモン・ペグが最高に可愛い(笑)。

追記:上に引用したプライマルのLoadedの冒頭のセリフって誰が言ってるんだろ?って
ふと疑問に思って検索したら、Peter Fondaの映画のセリフをAndrew Weatherallがサンプリング
したものだそう。ほほう。知らなかったわ。

The Conjuring (2013)

2013-07-22 18:33:57 | cinema
長らくほったらかしてあったブログですが、久々に紹介したい映画に出会いました。
初めに予告編を見たのは4-5か月前だと思いますが、そのときから、怖そうで、長いこと公開を待ってた映画。
怖い予告編はこちら。


ジェームス・ワン監督の映画、以前はそれほど興味はなかったんだけど、この予告編見て自分の中のブームが到来、
Insidious, Dead Silence, Death Sentenceを続けてDVDで見ました。(Dead Silenceは前に見たことあったはず。
このブログにも載ってるだろう)
私は特にホラー映画のファンではなくて、ホラーの予告編も本編も、怖いけど、笑いながら見る方です。
なので、本気で怖がってはいないです。ほとんどの場合。
ジェームス・ワンの映画は好きです。何だか作りこんであって、独特のスタイルがあって楽しい。

この映画、あらすじは、5人姉妹と両親が築300年の古い農家に引っ越してきた。
犬は家になぜか入りたがらなかったので、外に一晩放置しておいたら、翌朝なぜか死んでいた。
親子がかくれんぼをしていたら誰もいないはずの所から手をたたく音が聞こえたり、誰かが寝ている女の子の足を引っ張ったり、
全ての時計が夜中の3時7分で止まったり、不思議なことが起き始める。

期待が大きすぎると、こけることもあるけど、この映画、予想を裏切らず面白かった!
予告には出てこない、人形とかオルゴールとか、いろいろ隠れ場所がある家とか、怖面白いです。
特に人形の場面はとってもジェームス・ワンらしくて、怖いです。
人形が赤いクレヨンでmiss me?って書くんだよ(笑)。

家に人の良さそうな調査チームがやってくるところとかもジェームス・ワンの映画らしい(笑)。
この映画はSawとかと違って、血が出たりする場面はあまりないので、その辺は安心です。
虫がたくさん出てくるとかもない(私はそういうのは嫌)。

そして、これ、実話に基づいているそうで、怖いアナベル人形は実在するし(見た感じ違う人形だけど)
実際の姉妹のインタビューとかもyoutubeとかで見れます。映画見た後、いろいろ実話の部分を探しちゃいました。

霊媒師(?いわゆるゴーストバスターズ)がPatrick Wilson(Insidiousにも出てた)と Vera Farmiga(Bates MotelのNorma役)
であと家族のお母さんのLili Taylor、皆なかなか演技上手い。
そういう出演陣で、一見地味だけど、私と同様に期待してた人がかなり多かったみたいで、初週興行収入第一位行きました。
9月にはInsidious2が公開されるので、そっちもとても楽しみ。

Portlandia (TV series)

2012-11-24 12:52:22 | etc
映画じゃないんですけど、結構面白いので・・・。前に書いたっけ?書いてないよね??
私はTVはあんまり見ないので、日本でも人気のあるアメドラ、あんまり知りません。
聞いたことはあるけど見たことないや、みたいな。でもこれは地元が舞台で結構
ネットでも話題にもなっていたので、シーズン1が終わった後にはじめて見ました。
ドラマというよりスケッチタイプのコメディ番組です。
今回シーズン2のDVDが見れたので、書いてみる気に。シーズン3が1月から始まる
そうです。多分私はまたDVDになってから見ることになるかな。エピソード全部は
見れないけど、IFC(TV局)のウェブサイトで人気のあるシーンとか見れるようになってるし。

主演はSaturday Night Liveのフレッド・アーミセンと元Sleater Kinneyのキャリー・
ブラウンステン。この二人がいろんな(変な)キャラになって活躍します。
市長役がツイン・ピークスのカイル・マクラクラン!っていっても若い人は知らないよね。
私世代の人にはとっても懐かしい人なのです。
本物の市長も市長の補佐の役でちらちらっと出てきます。
このドラマはインディー系というか、毎回、出てくるゲストが結構すごいの。
The Decemberistsの人とか、アンディ・サンバーグとか。多分コメディー系の人は
フレッドのつながり、音楽系の人はキャリーのつながりなんだろうね。
シーズン2にはジョニー・マーが出てたのにはびっくり。ティム・ロビンスも出てた。

地元、ゲストをのぞいても、コメディとして私にはかなり面白く、シーズン1で
一番お気に入りなのが日本人女子をテーマにした原宿ガールズってタイトルの場面。
日本人の特徴をよく現してて、見るたび笑える(笑)。
そのエピソードもそうなんですが、フレッドが女装してるキャラたちがかなり良いです。
キャリーが男になってる役も好きです。笑えます。
シーズン3も面白いといいけど、どうかな?まあまったりと見守りましょう。

Cloud Atlas (2012)

2012-10-28 19:26:37 | cinema
予告編を見たときふうん?トムハンクス?変な映画。って思ったのだけど、予告編に出てたアジア人の女優、
これ誰だっけ?と思い調べたら、私が好きなボン・ジュノ監督の映画に出てたあの子じゃないですか。
べ・ドゥナっていうのねー。で、やっぱこの映画見てみたいかもって思って見てみました。
マトリックスのウォシャウスキー兄弟とラン・ローラ・ランのトム・ティクヴァが監督。
ヒューゴ・ウィービングも好きだし。一人の俳優に4-5役が振られてるのを見ただけで、わかりにくいんだろうなって
思っていたけど、でも好奇心で。
やはりかなり解りにくいけど、3時間飽きずに見れました。最後の方は結構感動したし。
べ・ドゥナは(メインの役は)未来のアンドロイドの役なんだけど、すごく良かったです。
正直、最後のクレジットまで、どの役がどの俳優だったのか、はっきり把握出来なかったです。
トム・ハンクスとジム・ブロードベンドが何か似てるし。トム・ハンクス老けたなあなんて思ってたけど、
それはブロードベンドだったという(笑)。
べ・ドゥナも白人になるところあるし、白人俳優がアジア人を演じるところもあり。メークで何とか化けてる。
男性俳優が女性を演じるところもあるし!という感じで、めちゃくちゃ混乱してるけど、見終わったときの
感想は、「いい映画見た」ってなかなか満足感ありました。
あ、ヒュー・グラントも出てるけど、あの人の顔は目立つのかどの役かわかりやすい(笑)。