US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

ウィ・ラブ・ボールズ Manner wie wir/Guys and Balls (2004)

2010-01-31 12:51:17 | cinema
おはなし:
ドイツの地方のパン屋の息子エッキは地元のサッカーチームに所属しているゴールキーパー。
チームが上のリーグに昇格できるかをかけた、大切な試合で相手にペナルティゴールを許してしまい、
しかもその後、彼がゲイだということがチーム仲間に知られてしまい、チームをクビになってしまう。
元チームメイトたちを見返すために、自分のチームを作るので、4週間後に試合をしよう、と宣言、
ドルトムントの姉の元に居候して、「ゲイのメンバーのみのサッカーチーム」を作るために動き始める。

日本で公開されたかはわかりませんが、DVDは出ています。私もDVDで見ました。
サッカー&ゲイものコメディって感じでちょっと面白そうだったので。

ドイツって、こんなにゲイが差別されるのかー、知らなかったです。ベルリンとかの都会だと、そんな
こともないのかな?ラブ・パレードとかあるしね。
エッキの作るチームのメンバーになるゲイたちのキャラがなかなか面白い。ケバブ屋の息子で
ベッカムファンのトルコ系とか、ゲイクラブの皮系コスチュームのごつい3人組、エッキの彼氏になる
かわいい看護師などなど。

特に傑作ではないけど、ちょっと時間つぶし的に見るのには、結構楽しめると思います。

Everybody's Fine (2009)

2010-01-25 11:19:58 | cinema
ロバート・デ・ニーロ主演の家族もの映画。「みんな元気」というイタリア映画
のリメイクらしいです。先月公開で、2番館で見ました。
妻に先立たれたフランク(デ・ニーロ)はある週末に遠くに住む息子2人と娘2人
&その家族が訪ねてくるのを楽しみにしていたが、全員からドタキャンされて
しまった。家族に会いたい気持ちから、自分から彼らの元に出向いていくことに。
飛行機が苦手なので電車とバスを乗り継いで、ニューヨークの息子のアパート
に着くが、息子は不在、会うことができずシカゴの娘宅(ケイト・ベッキンセール)
の家に向かう・・・。

なんか、予想はしてたけど、主人公の行動に私はイラつくというか、お涙頂戴
のストーリーでちょっとがっかり。典型的な、オレオレ詐欺に騙されそうなお年寄り
キャラだし、「家の子に限って」とか言うタイプだし(笑)。
というわけで、私はあんまり好きな映画じゃなかったけど。でも日本でも公開
されるんだろうなあ・・・。

他に出てくるのが、ドリュー・バリモア、サム・ロックウェルなどです。

ラーメンガール (2008)

2010-01-25 11:19:06 | cinema
先日亡くなった、ブリタニー・マーフィーが出てる映画。日本でも公開済みです。
郵送レンタルのサイトでインスタントで見てみました。
もっとドタバタなおバカな感じかと思いきや、結構おもろいやん(笑)。
西田敏行がラーメン屋のおやじなんですが、全く英語は解さないという役柄で、
一方ブリタニー演じるアビーはほぼ全く日本語がわからない。そんなんでどうやって、
ラーメン修行が出来るんだって感じですけど、何か心が通じるっていうのが、
結構上手く描けていたと思うよ。
ブリタニーってどんな人だか記憶になかったけど、かわいい女優さんだったんだねー。
この映画での一生懸命な姿は、すごい素敵でした。合掌。

白いダイヤモンド The White Diamond (2004)

2010-01-24 11:27:24 | cinema
先日どこかの新聞系のウェブ記事で過去10年の映画の中で良かったもの10作の
リストに入ってたので知った作品。ドイツのヴェルナー・ヘルツォーク監督のドキュメンタリー
です。日本ではNHKのハイビジョン番組として放送済み、ていうか、製作にNHKが
関係してるみたいです。私はDVDを借りて見ました。
イギリスの大学の博士が、昔、空を飛ぶ妄想をしてから、気球の実験を続けてきた。
今回は、南アメリカ、ガイアナの滝のあたりを飛ぶ企画です。小型の白い気球には
尾ひれのようなものが付けられ、魚みたいな形をしています。2人乗れるようになって
いる。現地スタッフがそれを見て、「この実験にかかわれて光栄、美しいねえ。白い
ダイアモンドが飛んでいるみたい」って言ったところから、この題名が付いたみたいです。
ヘルツォーク監督も自ら気球に乗り込んだり(カメラ持って)、ナレーションもしています。
博士が10年前に、同様の実験で仲間を亡くしたこと、自分がこんなこと(飛ぶこと)
を思いつかなければ、彼は死ななかったのに・・・っていう感傷が語られたり、
「白いダイアモンド」って名づけたスタッフは実は孤独な男で、これをもしスペインにいる
お母さんや、行方不明の息子が見てくれたら・・・連絡してくれたら・・・っていうところ
とかもあったりで、飽きさせずに見れます。
(ちなみにガイアナは英語が公用語だそうで、とてもきれいな英語を喋る…。南米に
そんな所があるとは、知らなかったです。)
でも、メインはきれいな映像。ハイビジョンだからなのか何か知らないけど、自分ちの
テレビでもかなりきれいで、びっくりしました。滝の中に、無数の鳥だかこうもりだかが
吸い込まれていくところ(変な表現ですが)とか、よくこんなのが撮れたねー、自然って
すごいねーって思う映像でした。なかなか良かったです。

おくりびと (2008)

2010-01-20 11:49:57 | cinema
今さらだけど、「おくりびと」を見ました。こちらでDVD発売に
なったので。去年日本に帰った時に、見ようと思えば見れたんですが、
まあそれほどの興味はなかったというか…。
納棺師(てこう書くの?)って職業は、日本人であっても、あんまり
知らないと思うので、この内容はかなり新鮮でした。死についての内容
だけど、コミカルな場面もたくさん混じってて、映画のトーンが
暗くないのも、上手く出来てる。
モックンも私はシブガキ隊の印象…それも興味なかったので、ほとんど
覚えてなかったんだけど、なかなかいい感じの青年ですよね。ていうか、
今ちらっとネットで検索したら、1965年生まれなの?若く見えますね…。
さすが、アカデミー賞外国語映画賞もらっただけある、なかなか味のある
作品でした。私もお風呂屋に行きたいっ!って思った(笑)。

The Spy Next Door (2010)

2010-01-20 11:35:07 | cinema
ジャッキー・チェン主演のコメディです。
自分で選んで見に行った訳じゃないです…念のため(笑)。

実はCIAのスパイのボブ(ジャッキー)は隣に住むジリアン(Amber Valletta)
と恋人同士。ジリアンには3人の子供がいて、彼らがボブのことを良く思って
いないのが問題だった…。
結構ベタなジャッキー・チェンらしいコメディで、もちろん結構アクションも
あり。ストーリーとしては、ヴィン・ディーゼルの「キャプテン・ウルフ」を
パクったものでしょうって噂がある感じの、子供がいっぱい出てくる、たわいない
お話です。
私はジャッキーは嫌いじゃないので、久しぶりだし、結構楽しんで見れたかな。
1ヶ月くらいすると、内容忘れてそうな映画だけど(笑)。



Youth in Revolt (2009)

2010-01-11 10:25:13 | cinema
マイケル・セラ主演の青春コメディ・・・見なくちゃね。ってことで早速見てきました。
残念ながら、興行収入は9位とあんまり振るわなかったみたいだけど、私は結構
楽しめたよ。
16歳で高校生のニック(セラ)はあまり豊かではない家庭の生まれ。両親は別居中、
母親と母親のボーイフレンドと暮らしている。フランク・シナトラの歌ややフェリーニの映画
が好きだったりする、ちょっと変わった男の子。まだ、童貞である。
訪れたとあるトレーラーパークでフランス映画が好きなかわいい女の子シェーニ(Portia Doubleday)
に出会い、すぐに恋をしてしまう。しかし、シェーニーにはボーイフレンドがいたし、ニック
は自宅に帰らねばならず、この恋には障害が。何もしなくては、彼女を奪うことは
出来ないとけしかける、ニックの分身、ワルのフランソワが現れる・・・。

マイケル・セラって嫌いな人は嫌いみたいだけど、たくさん映画出てるし、結構人気
もあるんですよねー。今はまだ、高校生の役で似合うけど、もうちょっとおじさんになった
ら、どんな風になるんだか?おじさんになっても、つるんとした感じなのかな(笑)。
彼って生活感がないよね。今回、フランソワはひげがあったけど、やっぱり生活感は
なかったです。
この映画、スティーブ・ブシェミとか、レイ・リオッタ、ジャスティン・ロングが共演してるの。
この面子だけで、私にとっては十分見る要素。ブシェミはいまいち持ち味が出てな
かったかも。レイ・リオッタがすごい面白かったです。ジャスティンは、今回は彼らしい、
怪しい人の役。あと、The Hangoverのひげの人Zach Galifianakis、隣のおじさん役Fred Willard
とか、同級生役Adhir Kalyanも笑えました。

この映画中、そういえば誰も携帯電話を使ってなくて、でもスターバックスとか言ってた
から、時代はいつなんだろう?って思ったんですが、1994年とからしいです。

この手のコメディは日本ではあまり受けないので、日本ではDVDスルーになりそうな映画だけど、
結構面白かったですよ。

「第9地区」 District 9 (2009)

2010-01-10 08:53:33 | cinema
akkyさんのブログでおすすめされてたのでDVDで見てみました。日本語タイトルが
付いていたので、公開済みかと思ったら、4月公開なんだそうで…。なので、ネタばれ
したくないので、あんまり書けることはないのですが。
私はSFはあんまり見ないのですが、そういう私でも見てよかったと思える映画でした。

舞台は南アフリカのヨハネスブルグ、20年ほど前に突然上空に現れた宇宙船。
エビに似た姿の難民の宇宙人たちが隔離されている第9地区はナイジェリアからの
ギャングが共存して、スラム化していた。宇宙人事業を担当するMNUという機関が、
ある日第9地区から宇宙人を追い出し、市外から遠く離れた場所に隔離すること
を決定した。宇宙人たちには、人間の扱えない武器を扱えるDNAが備わっており、
実は武器製造機関でもあるMNUは宇宙人をそういう目的で研究していたのだ。
隔離政策のリーダーに選ばれた、ウィカス(Sharlto Copley)はある宇宙人の
家を探索するうち、黒い液体を身体に浴びてしまう・・・。

最後の方は、結構感動したよ。最初、嫁の父のおかげで出世した、嫌味な小役人
的な男に見えたウィカスだけど・・・。最後のシーンは涙ものでした。
宇宙人のクリスが、人間よりもずっと良い奴に描かれていたのも、良かった。
ドキュメンタリー風に描かれていたのも、なかなか新鮮でした。南アフリカなので、
英語かなり訛っているので、DVDで字幕があって私的には良かった(笑)。あれ、
字幕なしにしても、宇宙人やナイジェリアン(明らかに英語じゃないところもあったよね?)
のところは字幕が付くのかしら?

2009年のお気に入り映画

2010-01-05 12:15:41 | cinema
去年10作品挙げたので、今年もそうしようかなと思ったんですけど、
(原則)劇場公開2009年だった映画で10個お気に入りは挙げられませんでした…。
2009年はちょっと映画見た本数が減っちゃったせいかな。

それでもまあお気に入りを挙げてみると…(原則2009年劇場公開)
ダントツ一位は「かいじゅうたちのいるところ」です。
これは傑作だと思うなあ…。というか、好みです。私は永遠の子供なので(笑)。
日本でも今月公開らしいけど、受けるかな?

その他、2番目は私はDVDで見たんだけど、Rudo y Cursi。
ガエルたんとディエゴ・ルナのサッカー兄弟物語。これも、好みでした。

以下は順不同でまあまあ好きだったのは、
I Love You Man
Zombieland
Hangover
Pirate Radio
The Wrestler
くらいでしょうか…。
無理をして挙げれば、ブルーノとかAdventurelandも。
あと、かなりバカ映画だけど、Fired Up!も良かったかもしれない(爆)。

番外編でDVDで見たTokyo!も結構印象に残ってます。メルドの部分は
いらないけど…ミシェル・ゴンドリーとボン・ジュノのは好き。

さらに番外編、2009年に関係ない古い映画ですが、私が見たのが2009年って
ことで入れさせてもらうと「リリィ・シュシュのすべて」。これ、良かった
と思います。日本映画をかなり見直した。で、同じ監督の他の映画(1本だけど)
見たけど、そっちは全然ダメだったんだけど…。「リリィ…」の世界はすごい
と思う。

今年はどうでしょうねー。思い切りおバカな映画とか、期待してますよ!
(誰に言ってるんだ?)

Sherlock Holmes (2009)

2010-01-03 23:55:10 | cinema
ガイ・リッチー監督だし、見たいなとは思っていたけど、某掲示板の在米日本人の間では
「イギリス英語なので聞き取りが難しい」との噂もあって、迷っていたけど、見ちゃいました。
確かにところどころ、聞き取り難しくて笑い逃したけど、でも結構面白かったよ。
ロバート・ダウニーJrのホームズと、ジュード・ロウのワトソンのコンビがなかなか良かった。
映像がストップモーションっぽくなって動きに解説が入るところとか、いかにもガイ・リッチーな
感じだしね。
だけどね、見てるとき、え、まだあるの?長い映画だなーーーって感じたんですよ。2時間半
はあったよね?って感じ。で、映画終わって時計を見ると、そんなに長くない。IMDbによると
128分。ってことは、そんなに楽しめてなかったのか?
ブラックウッド役の人は、どこかで見たと思ったら、そっか、同じ監督の「ロックンローラ」の
アーチー役だったマーク・ストロングなんですねー。黒魔術師(笑)が似合ってました。
この作品はいかにも続きますよんって感じの終わり方だったんで、シリーズ化するつもりなのかも。