US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Bloc party ライブ

2005-05-29 02:33:40 | music
この日、他の約束が入っていて、ちぇ、Bloc Partyは見れないんだ~
って思っていたのですが、数日前に約束がキャンセル、じゃあ、Bloc
Party見に行っちゃえ!と行ってきました。チケットは売り切れて
なかったし。

前座はShe Wants RevengeとKiss Me Deadlyというバンド。
She Wants Revengeはヴォーカルが黒いマスク?みたいなの付けてて、
他メンバーも全員黒装束、一瞬こいつらは忍者か?と思ってしまった。
照明暗いし。
音的にはInterpol風っていうかちょっとJoy Division風でもあり、結構良かった。

Kiss Me Deadlyはモントリオールのバンドだそうで、女性ボーカル。
こちらはもうちょっとパンク風だったかな~。結構受けていた。

昼間も暑い日だったので、会場が暑い!とにかく暑い!
こりゃー、Bloc Partyまで持たないわ~と思ったので、Kiss Me Deadly
が終わったところで飲み物を買いに行った。
そしてBloc Partyは柵の向こうで鑑賞することに。超満員ではなかったので、
それなりに良く見える場所が確保できた。少し遠くて正解だった。
ダイブしてた人もいたし、本当に暑かったと思う。ヴォーカルのKeleも
僕も暑いけど君たちはもっと暑いだろ~って水をプワッと客席にかけたり
していたし。おばさん、あの中では体力が持ちませんわ。
Bloc Party、アルバムは聴いてないんだけど、Lamacqの番組とかでよく
かかるので、ライブでも聴いたことのある曲が多かった。てか、Lamacqの
プッシュがあって、今の彼らがあるかもしれない・・?
一度ライブ見てみたいなあ~って思ってて、なかなか機会がなかったんだが、
(私の今住んでる街に来たのは今回はじめてだったらしい)、やっと見れて
良かった~。宣伝文句がBritish Dance Punk、というのだが、まあ彼らの
曲ってなかなか優れたのが多いと思う。ひたすらノリの良い曲が続いて、
なかなか盛り上がっていた。私も、このバンド、更に好きになった。

Head On "Gegen die wand" (2003) ネタバレあり

2005-05-25 12:48:53 | cinema
同名のオーストラリアかどこかのゲイ映画がありますが、別作品。
(そっちは未見だけど・・)

音楽が印象的に使われた映画だった。トルコの音楽と、ロック系の音楽。

最初の場面にボスポラス海峡をバックに、6人のミュージシャン+女性の
歌手が並んでトルコ音楽を演奏してるところから映画が始まる。妙~。
そのバンド(?)は数回途中でも登場する。勿論最後にも。

医者が自殺志望のジャヒートを説得するのに、「The Theって知ってる?
If you can't change the world. change yourselfって歌詞があるんだよ」
とかって言う。どう見てもザ・ザを知ってそうなおっさんじゃないのに。
監督か脚本の人か、どうしてもその台詞を使いたかったんだろうなあって
思ったよ。
主人公はそんな言葉には説得されず、「あんたは医者でロッカーじゃ
ないだろ!」って感じで一蹴なんだけど。

主人公はパンクやロックが好きだし、途中でかかる音楽も、私のわかった
のは、デペッシュ・モードとか、あと最後のクレジット見てたら、
シスターズ・オブ・マーシーとかもありました。
まあそういう訳で、製作者側、かなり音楽好きと見たね。

あらすじ~妻を亡くしてから荒れた生活をしている40代のトルコ系ドイツ
人、ジャヒート。車で壁に激突して自殺を試みる。しかし死ねず、
病院にいるところに、いきなり若いトルコ系女性シベールから「私と結婚して!」
と言われる。彼女も自殺未遂で病院におり(リストカット癖がある)、
家族からの束縛を逃れるためにトルコ系男性と偽装結婚をしようということ
なのだ。最初は冗談じゃない!と断ったジャヒートだが、結局偽装結婚することに。

この先は省略しますが、この後ネタバレしますので、見るかもしれない
予定のある方は読まないように。この映画、ドラマ性が一番の魅力ですので、
ラストを知ってしまうと、見る楽しみが半減すると思います。





ネタバレするよ。





死んだかと思ったシベール、のこのこ生き残ってしっかり家族まで作って
いる訳だけど、刑務所から出てきてイスタンブールに飛んだジャヒートに
再会する。そしてついに結ばれる二人。
そこまでは良いよ、でも、ラスト、シベールはジャヒートに着いていかない。
ここまで、彼女はさんざんバカやってきたんだから、最後までバカを
押し通して欲しかった!!最後だけ良い子になってたシベールでした。
人の親になると違うってことなのかぃ?私はちょっと納得行かなかったよ。
ジャヒートかわいそうじゃん(笑)。

まあ全体的には、かなり良い映画だと思った。ストーリーの展開が面白い
し、主演の2人の俳優が良いです。
ハンブルグのトルコ社会とか、知らない世界が展開されてたし。監督Fatih
Akinもトルコ系ドイツ人らしいです。
昨年のベルリン映画祭の金熊賞取ったらしい。(だからこんな米国地方でも
見れたんだよね。)

ちなみにThe Theの曲、そういうのあったよね~何だったっけ~?って
ネットで検索してみた。"Lonely Planet"の歌詞でした。なつかし~。

「ヴェラ・ドレイク」(2004)ネタバレあり

2005-05-14 14:55:16 | cinema
1950年のロンドン、たった50年ちょっと前なのに、今とは全く別世界。
この映画はほとんどが室内で、風景が写りこんだ場面は殆どない。
それが観客に微妙に閉塞感を与える感じに成功してるかも。
ヴェラの家族は、夫婦と成人した子供2人。妙に狭い家に暮らしてる。
(でも壁紙がかわいい)
食事をするのも、肩を寄せ合って。昔からロンドンは家賃が高かったの
かしら~と思わせる(笑)。
でも、家は狭いながらも、良い家族。娘にボーイフレンドを作らせようと、
家族ぐるみで協力したり。
鼻歌を歌いながら、家事をしてるヴェラは、何とな~く、「家政婦は見た」
シリーズの市原悦子を思い起こさせる(笑)。ヴェラの方が、純粋だけど。
そんな平和な家族に、いきなり警察が踏み込んでくるのだが・・・
家族は、ヴェラを見捨てない。娘の婚約者までが。
息子は一時、反発を覚えるのだが、結局和解する。
なんかとっても良い家族だな~って思ってしまったよ。

しかしまあ、庶民的さを出したいのはわかるけど、ことごとく、
「普通の人」っぽい俳優女優を使ってるよね。これは実話じゃないと
思うんだけど、何ともリアル。ヴェラと娘が似てるし。

あ、また、イギリス英語だったので、あんまり聞き取れませんでした・・・(涙)。

CDのOBIって?

2005-05-11 15:42:39 | music
CDをebayで検索していたら、面白いのを見つけちゃった。
写真は例のMercury Revのガのジャケットね。台湾版、らしい。
商品名は「MERCURY REV The Secret Migration CD (2005) w/OBI RARE」
とあるので、帯つき、ふーん、日本版かな?って思って見たら、
台湾版だし。台湾版でも「帯」って言うんだな・・・。
そして、下の方に、「帯」の解説が。

Box(slipcase)/OBI strip : It is the paper strip that is usually
tied around the left side of the CD/LP cover, or a slipcase holds
the jewel case. The purpose of the box or obi strip is to translate
the title into different language and provide useful information
for the consumers.

へ~~~~~~~~~~ぇ。(って番組はまだやっているんだろうか?)
津波、や、すもー、や、おくら、と同じように「おび」も世界に通じる
日本語になりつつある・・・・かもしれない?!

キングダム・オブ・ヘブン

2005-05-09 13:53:54 | cinema
はっはっは~、この映画、全然訳がわかんなかったよ~。

日本でももう公開されるのね。なんかアメリカでも今、大々的に公開中。
各シネコンの中の2つとか使って公開中。そのわりに別に混んではいなかったけど。
これは自分で見に行こう!って決めた映画じゃないので、予備知識ゼロ
だったんですよ・・・。

なんか特殊な世界なので、歴史的背景がわからないと、全然面白くないかも・・。
今ふと、あれは一体なんだったんだろ~ってウェブサイトをチェックしてみました(笑)。
見てる間は、お、こんなところにデヴィッド・シューリスが!って。
こんな大作に出てるのが意外だった(けど、ハリーポッターにも出てるんだね、
私が大作を見てないだけか・・。)
私には、それくらいしか見所がなかったよぉ。

主演の俳優、誰か全然わかんなかったんだけど、これが噂のオーランド・
ブルームって人なんだねぇ。知りませんでした~。もっと若くてカッコいい
人なのかと思ってたよ(失礼)。
ちなみに、「グラディエーター」の監督だよ、ってのがこっちの広告のウリです。
日本のサイトを見ると、オーランド・ブルーム中心なんだけど、やっぱり、
映画を宣伝する方法がちょっと日本だと違うのかも・・・。
(ちなみに「グラディエーター」は結構面白いと思って見れた。
やっぱり、字幕がついてると理解度が段違いなのかな、こういう歴史ものは・・・)

話が半分くらいまで行って、やっと何をやってるのか、ちょっとわかってきたけど、
結局主人公のやってることが、そんなに偉くも思えないし~・・・。
改めて自分の歴史音痴さ、いや、歴史もの嫌いさ、を身をもって知った私でした。
ストーリーを把握してから見に行くことをお勧めします、はい。
すんません、身も蓋もない感想で(笑)。
普通だと、気に入らなかった映画の感想は書かないのですが、
ここまで訳わからんかった映画も珍しいので、自分の記録として書いてみた(笑)。

相変わらずMercury Revの音楽で頭はいっぱいの私でした。




Mercury Rev ライブ (長いよ)

2005-05-06 04:50:14 | music
そういう訳で、マーキュリー・レブが急遽ヘッドライナーになったライブ、
行ってきました。(「そういう訳」はこちらをご覧下さい)
会場はLunaのラストツアーを見たところと同じ、椅子席になった変な会場。
事情が事情なので、ルナのときに比べて、観客が少なめ。
とにかくそういう事情で、いくつかの会場のライブはキャンセルされたらしい
から、ここはキャンセルされなかっただけ、ラッキー♪

前座はHelio Sequence。前から気になっていたバンドだったので、今回
見れてラッキーでした。曲はやっぱり私の好み。インディー・ギター+
ちょっとサイケ風味。でも、メンバーがドラムとVo兼ギターの2人しか
いないの。これって、急遽前座に決まったから?とか思って見てたんだけど、
家に帰ってからネットでチェックしたら、元々宅録系のバンドなのだそうで、
2人だけなんだって。ギターとドラム以外は全部打ち込んであるのって、
うーーーん、これ系のバンドでは、ちょっとライブは白けちゃうかも・・。
実際誰も、席を立って前まで行こうとしなかったし~。そうこうするうちに、
Helioは終了。曲は好き。でもライブは・・・。

そして、セット替えで3つマイクが前列に並べられ、マーキュリー・レブを
待つ。まだこの時点では、みんな席に座ったまま(笑)。
会場の明かりが消えて、コクトー・ツインズっぽい曲(??知ってる人、
教えて~・・・)が流れ始めスクリーンにいろんなレコードのジャケット
Galaxie 500の"On Fire"とかもあったよ)とか、本?とか、が写る。
こういう始まり方のライブって、日本では良く見た気がするけど(・・よく
覚えてないけど、Super Furry Animalsとか?他誰がいたかなあ・・)、
最近は全然なかったので、ちょっと嬉しい。
そのイントロが結構長く続き、メンバー登場。(私のブログのイントロも長いな・・
・・さらにイントロが続きます)

・・・あんまり、考えたことなく、今回も「わーい、マーキュリー・レブ
だ~!」、くらいしか思ってなかったけど、そういえば、私、Mercury Revの
ライブは見たことなかったのかも??ずいぶん前から、愛聴はしてたけど、
そういえば、メンバーの名前さえ、どれが誰か知らないかも、って、この時点で
ようやく気付く(笑)。正直、Mercury RevとFlaming Lipsの区別もあんまり
出来てなく・・。曲が似てる・・・。
とにかく、多分、マーキュリー・レブは、(えせ)ファン暦10数年にして、
はじめてのライブ(多分…)。むかーし、まだDavid Bakerって人がいたときの、
ライブのビデオは見たことがあったと思うんだけど・・・。
ちなみにこのDavid Baker氏、Mercury Revをクビになった後、Shadyという名義
でアルバムを1枚だけ出して、それは結構好きだったんだけど、その後行方不明。
どこへ行ったんだ~?!生きてるのかな・・・。
そうそう、(えせ)ファンっていうのは、そういえば、彼らの新しいアルバム
"The Secret Migration"ってまだ聞いていないのだ。出てたことさえ、ライブに
行くことになるまで、知らなかったよ。ちなみにイギリス、日本などは今年の初めに
出ていて、なぜかアメリカでは遅れて、今月もうすぐ発売なのだそうだけど。
アメリカ盤が出たらすぐ買おう♪

彼らが出てきたら、観客も前に行きだしたので、私もツツっと前へ。
ステージに近づきすぎると見にくいため、1メートルくらい離れて、観客の列が
出来ました。まったりしたい人は後ろの席に座ったままだったんだと思うけど、
それでもステージも高いし、十分見える程度の客の入りだった。
Mercury Revって、もっとダークでひたすら演奏するだけのバンドなのかと思ってた。
確かにダーク系ではあるのだけど、Jonathan Donahue(Vo)、なかなか魅力が
ある人で、ただ歌うんじゃなくて、振り付けとかついてたりして。後ろの映像に
合わせて、飛ぶ動作をしたり、踊る動作をしてみたり。とにかく彼を見てるだけで、
面白いっ!ちょっと、元パルプのジャービスとか、モリッシーとかの感じかな?
ジョナサンの場合は、あんまり嫌味がない程度なのだけどね。
(観客席から見て)右側に控えまするは、ギタリストGrasshopper(どういう
名前やねん・・)、彼とジョナサンはバンド結成時以来のオリジナルメンバーらしい。
2人とも、結構おじさん。でもかこいいにょ。
向かって左、ちょうど私の前のもじゃ頭のべーシストは、多分、アルバムのべーシスト、
Dave Fridmannって人とは違って、彼らのウェブサイトによるとAnthonyって名前みたい。
そして後ろ右にキーボードのJeff、左にドラムのJason。
曲は多分、"Deserter's Songs"以降の曲を新旧取り混ぜてっていう感じだったみたいです。
"Holes"とか、・・・曲名わかんないけど、皆が聞きたいような曲はちゃんとやってたし。
ずーっと昔の、もっとマーキュリー・レヴが混沌としていた頃のタイプの曲は今は
やらなくなってると思う。
(私、CDは全部日本に置いてきちゃったので、今は聞くことが出来ないのだ・・。はあ。)
後ろの映像も、演奏中もいろいろ変わって、メッセージやクオートが出てきたり、
カウントダウンが出てきたり、彼らの曲とすごく合ってて、気分を盛り上げてくれました。

ジョナサン、曲の間に、2~3回だけど、語ってた。
「10年後、20年後に何をしてるかと考えたりするけど、実際そんなことは
どうでもよく、今どこにいるかが大事なんだ、こんなことを言うのはロックンロール
とは全然違うけどね・・でも思い浮かんだから(笑)」とか「お気に入りのバンドを
見て帰るときに、不思議だよね。君たちは何か、今日、持って帰るんだよ」とか。
ちょっぴり意味不明だけど、なかなか良いことを言ってくれてたよ。(訳が下手でごめん)
私は何を持って帰ったんだろう。守護霊くれたかな?って感じ(笑)。
とにかく私はニコニコしながら帰路に着いたよ。
彼らは今後ヨーロッパツアーの後、フジロックにも行くので、日本の皆さんも、
ジョナが何を語るのか、チェックして教えて欲しい~!(すっかり、ファンです・・・)
ちなみにこの写真と同じネックレス(ペンダント?)してたよ~。お気に入りなのかしら。