US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

The Ballad of Jack and Rose (2004)

2005-04-29 08:58:10 | cinema
題名見ただけじゃ、何?暗そう・・?としか思わなかったんだけど、
ダニエル・デイ・ルイスが主演だそうで、「人里離れて、ヒッピーの
ライフスタイルで生きている父娘」の話、うーん、ちょっぴり見たいかも?
と思ったので見てきた。
やっぱちょっと現実離れした話で、おぃおぃ!?って思うところが
2、3あったけども、ダニエル・デイ・ルイスがなかなか良かったし、
まあ合格点。

設定は1986年。ジャックとローズはニュー・イングランドの島に
住んでいる。以前はそこで、自給自足の理想主義的(社会主義??)な
コミュニティを仲間60人ほどと作っていたのだけど、今では残ったのは
イギリス人のジャックと彼の娘ローズだけ。ローズは16歳だが、学校にも
行かず、テレビもなく、世間と隔絶された暮らしを送っている。
ジャックは何かの病気にかかっている。(何だかわからなかったよ~。)
ローズは、ジャックが死んだら私も死ぬ、と言ってるくらい、父子の
絆は強い。しかし、他の人とも交流が必要だと思ったジャックは
ガールフレンド(どこでどうやって知り合ったんだ?って感じなんだけど)
のキャスリーンとその息子2人(Roseと同じくらいの年)を連れてくる。
5人での生活が始まったが、ローズは嫉妬と反発を感じ、息子を誘惑したり・・。

設定が変わってるので、その暮らしぶりを見てるだけで結構楽しめる。
それぞれのキャラもなかなか良かった。特に、ダニエル・デイ・ルイス。
昔から結構好きだったけど、素敵なおじさまになっておられました。
彼の英語はやっぱりイングリッシュなんだけど(聞き取りにくいんだけど、
私には)ローズが荒れるところを見て、「小さなフーリガンだな」とか
言ってたのはイギリス人ならではの台詞かなって思った(笑)。

まあ、題名から想像できるように、なかなか悲しい話であったよ・・・。

最後の「2 years later」は余計だったかなと思わないでもない。
こちらの想像力にゆだねて欲しかった・・・。

had been waiting for "Waiting for ---" :)

2005-04-27 14:14:51 | music
という訳で(?)今日はニュー・オーダーのアルバム発売日だった。
お天気も良かったし、街まで買いに出かけましたとさ。
曲は全部試聴済みなので聞いて新たな感動は特にないのだが、
「ニュー・オーダーの新しいアルバムを買う」という行為が
嬉しかった私。・・・だって、4,5年に一度のことだもん(笑)。
中身にはさすがに歌詞は付いていないのね。サイトで確認しなさいと
いうことか・・。
アルバムの中ではやっぱり"Krafty"が一番好きかも。歴代の名曲に
匹敵するといまのところ思っております。

ところで、全然話は違うんですが、来月早々、「Doves + Mercury Rev」
という素晴らしい組み合わせのライブがあるはずだった。
しっかりチケットも早々に確保してたの。コーチェラに行けないけど、
私にはこれがあるからいいもん!って思っていたくらい(笑)。
なのになのに、さっきコーチェラ情報を見たら、Dovesはキャンセル
なのだそう。それって、もしかして、こっちもキャンセルじゃん?って
会場のサイトを見たら、しっかりマーキュリー・レヴの単独ライブに
摩り替わってる~~~。それでもって、さらに見ると、同じ会場で
Dovesの単独ライブが来月出てる。
おぃおぃ、私のこのチケットは・・・どうなるの?
マーキュリー・レヴ単独は私の買った値段より安いんだよ・・?
チケットマスターからは何の連絡も来ないよ。どういうこっちゃい。
どっちにしても、両方行くと思うけど、何か損した気分(笑)。
ちなみにDovesはヴォーカルJimiさんののどの調子が悪いので、延期
っつーことです。

最近、行こうかな??と思ったライブは結構早々に売り切れるようで、
それほど気合の入ってなかった私は買いそびれたりしてます。
ライブ行くのも結構疲れるから、考えちゃうのよね。年だなあ。

つれづれ・・・

2005-04-22 15:05:52 | music
今更だけど、ネットの恩恵ってすごいね。
10年前くらいは、こんな風に情報が流通するとは想像もつかなかった。
今日なにげに、ネットを見てると、New Orderの新しいシングル"Jetstream"
のビデオが発表になったらしく、どっかで見れるのかな?って探してたの。
それはまだ見つかっていないんだけど、ついでにいろんなニュー・オーダーの
ビデオがファンサイト"neworderonline.com"に入ってるのを発見しました。
(今更気付くなよって感じだけど・・・)

大好きな「World In Motion」のビデオもここで見れるんだ~・・。この曲は
1990年のワールドカップのテーマ曲だったのだけど、当時私はまだサッカー
ファンでなかったため、中に出てる選手たちが誰なのかわからないよ。
15年も前なのか~。さすがに、バーニーもギリアンも若かったね~。
(私も当時はきっと若かったんだね・・ぐすん)

この曲がなければ、ウィンターボトムのあの映画もなかったし。
なんていろいろ考えていると、私にとっての「尊敬する人」って、
バーニーやフッキーたち(・・・and maybe Winterbottom too?)なのか?
って思ってしまった。
最近立て続けに「尊敬する人」を聞かれたことがあり、うーん、
別にいないよ?って思っていたんだけど。
両親、とかいう答えが一般的だけど、親は好きだし感謝はしてるけど、
尊敬っていうのとは違う気がする。
・・でもさあ、学校の先生とかに提出するときに「尊敬する人:バーナード・
サムナー」とか書いたら、そりゃ変だよねぇ・・(笑)。

New Orderのアメリカの公式サイトがオープンしました。
歌詞も載ってる。これって、昔からすると、すごい・・。
彼ら昔は絶対歌詞は載せない派だったんだよねぇ。聞き取れなくて悲しい
思いをしたものでした。
あ、さすがに"Krafty"の日本語歌詞は載ってないよ・・。
http://www.neworder.cc/

写真はファンサイトworldinmortion.netからぱくった(ごめんなさい・・)
"Jetstream"のビデオの1シーン。バーニー踊ってます(o^-^o) えへ。
今月末からの一連のライブに行ける人、いいなあ~~~

Krafty、日本語版を聴いた・・・

2005-04-18 05:53:08 | music
New Order Onlineの掲示板からリンクされていた、こちらのサイト((ここ))
でKraftyの日本語版が聴けてしまった。(期間限定なのかも)

うわ~~~うわ~~~うわ~~~、、、何と言うか・・・(笑)。
いやあ、がんばったんだねー、バーニー。すごいよー。
ちゃんと日本語に聞こえるよ~~~。何時間くらい練習したのかしらね~。

ま、ところどころ、聞き取れないところがあったんだけど(特に2番)、
どこかにフルの歌詞載ってないのかな?
フジロックに出るらしいけど(まだ正式発表ないけど)、これ、
歌うのかしら?いやー、昔のバーニーのことを考えると、かなり
無謀だけど、今のバーニーなら、アンチョコ持って歌えば大丈夫かな?
って気もする。日本の客は優しいから、野次飛ばしたりはしないだろうし。
暖かく見守るでしょう・・。
・・・がんばっちくり。(見たいなあ。ぐすん。)

こちらのアルバム発売日まで、ようやくあと1週間・・・と言っても
プレビューで全曲聴いちゃっているし、今更あまりワクワク感はないのだけれど。
アメリカ版にもボーナストラックは入ってるらしいから、それは楽しみ。

「夜になるまえに」 Before Night Falls (2000)

2005-04-09 14:56:28 | cinema
日本で公開時に一度見てるのですが、ハビエル・バルデムが出てることと
ホモセクシャルものだったよね~、くらいしか覚えていなかった。
学校の映画館で上映するということで、タダだし、もう一回見てみようと
思い、見てみた。

実在したキューバの作家、レイナルド・アレナスの一生を描いた映画で、
少し幻想的な、しかし重めの映画だった。キューバ生まれのアレナスは
作家を目指すが、ホモセクシャルで自由な魂を持った彼の作品は国家の
検閲に合い、逮捕されてしまう。のちにアメリカに亡命し、自由にはなる
が、エイズにかかり、亡くなるまでが描かれている。
何だか、重~い。でも、コミカルな部分もたくさんある。ホモセクシャル
的なことがたくさん描かれているからかな。結構、思わせぶりなホモ描写が
多くて、いやらし~場面が多い映画でした(笑)。
ジョニー・デップとショーン・ペンが出演してたそうで、ジョニデは後で
ああ、あれね、ってわかったけど、ショーン・ペンがどこに出てきたか、
わかんないや(笑)。登場人物のほとんどが、私には皆ギラギララテン男に
見えていた。
ハビエルはこの作品でも「海を飛ぶ夢」と同じく、海で泳いでいたんだね。
「逃げなきゃ」って言って、タイヤにつかまって、海に逃げ出すっていう
場面があったんだけど、そんな無茶な!?と思ってしまった。どれだけ
漂ったのか知らないけど、一応岸辺に辿り着くのだが、どうせ同じハバナ
なんだし・・外国まで逃げられるわけじゃないんだから、泳がなくても・・・。
調べて見ると、どこかにディエゴ・ルナも出てたみたいだし、ナニワ・
イムリも・・(ナニワはフランスで出版するって協力した夫婦の女性役だよね。
なんせ、女性は数人しか出てこないので、すぐわかる・・。)
結構、実は豪華キャストだったのね・・見てるときはハビエルしか知らな
かったよ(・・いつも、ぼんやりしている私である)。

これはアメリカ映画なんだね~。だからか仕方ないけど、登場人物たちが
訛りのある英語でしゃべる部分が多すぎて、私は聞き取りに苦労した(涙)。
スペイン語の場面がたまーにあるのだけど、やっぱりそこでは、ハビエル
の台詞も生き生きしている気がするし・・・。不自然に英語にするの
反対派。字幕で良いじゃん、字幕で。アメリカ人ってそんなに字読むの
嫌い?

それから、全然話が違うんだけど、この作品のデータを見るために、
imdb(映画のデータベースサイト)にアクセスしました。USだとR指定、
とか映倫(っていうんだよね?)がどこの国ではどう、っていうのが
書いてあるんだけど、この欄、日本は決して書かれてないんだよね、
公開された作品であるにもかかわらず。どうして日本はimdbには無視されて
いるんでしょうか~!?日本公開があったか、なかったか、の参考に
なるので、載せといて欲しいんだけどなあ。

"Der untergang" (2004) 「ダウンフォール」

2005-04-03 15:38:46 | cinema
久しぶりに戦争映画を見てしまった。アドルフ・ヒトラーの最後の日々を
描いた映画。通常私の見たいと思うタイプの映画とは違うんだけど、
ブルーノ・ガンツがヒトラー役を熱演しているということなので、見に
行ってみた。なかなか見ごたえがあり、いろいろ考えさせられる映画だった。
ヒトラーの秘書である若い女性の視点から描いているんだけど、彼女は
戦犯にも問われず生き残り、最後に年老いた本人の姿も出てくる。
(2002年だかに亡くなられる前のだけど)
彼女もそのようなことを言っていたけど、巻き込まれているときは、
状況が見えず、何が正しいのかなんてことは冷静に考えられるものじゃない。
どう見ても負けが明らかな状況でも、ヒトラーは決して敗北宣言を出さず、
周りも洗脳されているし、命令は絶対なのでどんなことでも従わなければ
ならない。
ひどい歴史があったものだけど、これに似た歴史は日本にも他の国にも
あったんだよなー・・・。今起こってる国だってある訳だよね。北朝鮮とか。
平和っていいな、自由っていいな、と改めて考えさせてくれるので、
たまには戦争映画も見てみるのも良いかなと。

ブルーノ・ガンツは確かに熱演してました。ヒトラーってこんな、一見
冴えないおっさんだったのね。
監督は「es」のオリヴァー・ヒルシュビーゲル。「es」もなかなか変わった
映画だったけどね。今回も異常心理を描くって点では似ているけど、
桁違いの大作って感じでした。ドイツ人はこの映画をどう思ったんだろうね。

Ambulance Ltd. / Autolux / Dr.Dog ライブ

2005-04-02 16:55:04 | music
前座が2個~遅く始まるくせに、やだな~って思っていたけど、
実は、一粒で3度おいしいライブでした。

わりかしカジュアルで大物はやらない程度のライブハウスで、
ステージなども狭いので、前座第一弾のDr.Dogはバーで飲んでた
兄ちゃんたちが、いきなりステージに上がって、演奏って感じで(笑)。
片付けるのとか準備とかもも、自分たちでやるし。
(Ambulanceの人でさえ、クルーはいるけど、自分の準備はやっていた。)

Dr.Dog、しばらく遠巻きに見ていたんだけど、結構良いので、ちょっと
近寄って見てました。わりと気の抜けた、ガレージロックになるのかな~。
曲調がハッピーな感じが多くてよかった。3バンド中の最初の前座に
しては、かなり受けていたと思う。
メインボーカル兼ギターの兄ちゃんが、妙な髪形をしてたよ~。
サングラスで、あご下くらいまであるブロンドの毛を変な風に押さえ
つけてて。その髪型、うっとうしいだろう~?と思ってしまう。
この人、観客ともかなりコミュニケートしてたし(その曲はB-だよ~とか
観客に言われて、そうだね~って怒らないし(笑)、後のAutoluxのときに
横の方で好奇心満々っぽく見てたり、なかなか面白い人に思えた。
フィラデルフィアのバンドだそうです。ホームページも見つけたよ。
Dr.Dogのかなり素人っぽいかわいいホームページ

次はAutolux。こちらは打って変わって、ダークな轟音バンド。
実はこのバンドを見に来た人が結構多かったらしく、始まる前から
最前列確保して、セットリストが貼られたら見てたり、メンバーに
話しかけたりしてる人が結構いた。
全然このバンドは知らなかったんだけど、3人編成で、女性ドラム、
男性ギター、で、ボーカル兼ベースの人はなんとなく中性的な男性。
マイブラとかジーザス&メリーチェインの影響をかなり受けてる感じ
の音楽でした。最初は暗くて嫌だな~って思ってたけど、聞いてる
うちに轟音に引き込まれていってました。ライブなのに、かなり、
打ち込みしてあるものを使ってたのは?って思ったけど。3人だから
しょうがないのか。今、ホームページで聞ける音源聞いてみたら、
シューゲイザーバンドっていうより、かなり音響系っぽいです。
こちらは妙に凝ったAutoluxのHP

そして、私のお目当てのAmbulance Ltd。セットリストも貼ってなかった。
みんな曲順覚えてるのね?最初インスト系の曲からはじまり(確か
アルバムでもそう)、ほとんどがアルバムに入ってる曲。
アンコール前にStay Where You AreとHeavy Liftingの2大お気に入り
曲をやってくれました。わーい。
アンビュランス、なかなかイケメン揃いだったよ。メンバーの名前とか
チェックしないで行ったんだけど、特に私はドラムのお兄さんが
気に入って、きっとあの人がラマークの番組で話題になった人だよね?
って思い、後でネットで調べたら、やっぱりそうだった。Darrenさん。
ジョニー・デップ似で、何だかおちゃめでかわいいのだ。
(別にジョニデのファンではないのだが・・)
ギターのBenjiとかボーカルのMarcus(名前違うかも?)はクールな
若者って感じでした。きっと私があと10歳若かったら、ミーハー的に
追っかけてるよ(笑)。
皆、ちょっとお疲れっぽかったかな、ツアーは疲れるよね。
私はずっと気になっていたAmbulance Ltdが間近で見れてハッピーでした。
Coachellaにも出るんだよ。日本のフェスには行かないのかしらね~?
Ambulance ltdのホームページ

そうそう!!思い出したので書いておく。Ambulanceのクルーなんだと
思うけど(他のバンドのときは片付けたり準備したりしてなかったので)
ちょっと太めのお兄さん(ていうか、おっさん)がいたのよ。ローライズ
(って男の場合も言うのかな??)のジーンズに鋲がいっぱいのベルト
してるんだけど、ジーンズのウエストがゆるめなので、しゃがんだりすると、
後ろから柄入りパンツが5センチくらいは出てるの!何かおかしいから見てると、
しまいには、割れ目がちらっと見えてたよ(爆)。おぃおぃ~!!!
その後出てきたAmbulanceのメンバーも、シャツが上に出てたりしてあまり
目立たないんだけど、ジーンズのウエスト位置はやっぱり低かった。
これってAmbulance仲間内だけの流行?それとも世間一般??
ブラック系ファッションだとズボンがずれてるのはずいぶん前からだけど、
Ambulanceのは、それとはちょっと違う感じなんだけど~。

何かがなくても、生きて行ける

2005-04-01 13:13:25 | etc
今日はちょっと音楽のことでも映画のことでもないんだけど、ふと
思ったことを書いてみます。
日本にいたとき、私はサッカーファンでした。好きなチームが何個
かあって、シーズン中は毎週テレビで2試合か3試合くらい見ていた。
サッカーファンになったのは、そんなに昔ではないのだけど、でも
かれこれ5年以上、続いてたと思う。
(注:外国かぶれで非国民な私は(?)日本のJリーグとかじゃなくて、
イギリスのチームだったり他のヨーロッパ諸国のチームだったりする訳
だけど・・)

アメリカに来て、半年。サッカーの試合をテレビで見る機会なんて、
全くない。っていうか、テレビ自体持っていない・・(爆)
ネットで結果をチェックしたりとかも、全くしなくなってしまった。
私の好きなチームは、結構メジャーかつ強いチームが多いので、
たまにニュースサイトとかで、好きなチームのことが書いてあると、
おぉ、健闘しているね!とか思うけど、それだけ。
アメリカでサッカーを見ようと思ったら、特殊なケーブルに入って
1万円近く払わないと見れないらしいし(多分)、そこまでして見たいとも
全然思わない。そんなことしてる時間もお金もない。
日本に帰ったら、また見始めるのかもしれないけど、それまでは
サッカーファンはお休みです。
心の片隅で応援はしているけどね。

半年前まで日課だったことが、全くなくなっても、特に寂しくもなく、
普通に生きていけるんだなあ~(って当たり前だけどさ)。
人生いたるところ青山あり、ってちょっと違うかもしんないけど(笑)。