US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

The Orange Thief (2007)

2009-09-28 04:32:49 | cinema
イタリアのシチリア島が舞台のちょっと変わった低予算インディー映画。3人の監督は
アメリカ人らしいです。でも言語はちゃんと現地語。DVDで見ました。
貧しい家庭出身の主人公は他人の畑のオレンジを盗んで生計を立てていた。
オレンジ泥棒で捕まって、刑務所で出会った終身刑のトゥリードに、自分の恋人の
歌う歌を録音してきてくれたら、土地をあげると言われ、刑務所を出ると彼女に会いに
向かう・・・。
なかなか面白い雰囲気の映画でしたよ。昔のジム・ジャームッシュの映画とか連想
しました。
トゥリードの恋人、ロザルバは、何となくホープ・サンドヴァルのイメージ。
シチリアってイタリアの一部って感じがしてたけど、「イタリア人なんて」って別の国の
ように言ってた。そうなのか。
ちょっとおとぎ話っぽくもあり、なかなか良かったです。

The Informant! (2009)

2009-09-22 22:51:23 | cinema
スティーブン・ソダバーグ監督、マット・デイモン主演の産業スパイコメディ。

(あらすじ women.excite.co.jpより)
マット・デイモン演じる大手穀物商社ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド社)に務める
将来有望な社員、マーク・ウィテカーがある日、社会正義のためにFBIをも巻き込んだ国際的な
企業不正の密告者となり自社の不正を諜報員さながらに暴いていくという企業スパイ、
世界を舞台にした価格操作、盗聴、横領、FBI捜査、度肝を抜く内部告発を描くブラック・コメディだ。

とうもろこしvsお米ってことで、日本の会社がADMのライバルになるんですが、実際にある大企業名
が出てきてたのはびっくり。(実際の事件を元にしてるので。)
別にこの会社たち、今もあるのに、こんな映画にしちゃって良いのかな?って感じ。そこがソダバーグらしい
っていえばそうなんだけど。

マット・デイモンの役は基本的には正義のために内部告発って自分では思っているんだけど、どこか
おかしい、ちょっと頭のネジがずれた、病気っぽい人の役。見てる私たちも、FBI捜査官も、最初は
まともな人か?と騙されるんですが、だんだんほころびがあらわになってくる・・・みたいな。自分でも、
よくわかってないところがおかしいのです。

そうそう、I Survived Japanese Game Showの司会役の人が、日本人の
役で出てました。見覚えのある顔ににんまり(笑)。

「ロックンローラ」 (2008)

2009-09-21 06:01:59 | cinema
日本でもDVD発売済み、「ロック・ストック・・・」等で知られる、ガイ・リッチー監督の映画。
(それよりマドンナの元旦那、で知られている?)
最近の彼の作品は見てませんでしたが、彼らしい世界が展開されてました。ロンドンの
ギャング、ちんぴらたちのお話。
主役が誰っていうのがなくて、登場人物が多くて、最初ちょっとわかりにくかったんですが、
真ん中当たりから面白さがわかってきて、なかなか楽しんで見れました。ちょっと大人向け
マンガっぽいですよね・・・。ところどころ出てくる、ゲイねたとか、台詞がなかなか面白い。
ちなみにDVDで見たので英語字幕が付いてて、感謝・・・イギリス英語は聞き取れないもん。
出てる中で有名な役者さんは、ジェラルド・バトラーとサンディ・ニュートン。
ジョニー役のToby Kebbellって人は、「コントロール」でロブ・グレットン役だった俳優
さん。今回はマフィアのおぼっちゃまでジャンキーで行方不明のロッカー役、なかなか良かった
です。その他では、マーク・ストロング演じる、アーチーって役がかっこ良かった。
あと、執拗に追ってくるロシア人マフィアとかのシーンも面白かった。


Absurdistan (2008)

2009-09-21 05:59:15 | cinema
「ツバル」のファイト・ヘルマー監督の映画。郵送レンタルのサイトで何か面白そうな映画
ないかなーって探していたら、このジャケット写真。これはもしかして・・・って思ったら、やっぱり
ヘルマー監督の映画だった。この監督の作品は独特のドリーミーでかわいい雰囲気が好きなのです。
ドイツ人の監督だけど、いつも作品はインターナショナルなキャストを使っていて、今回も
撮影されたのはアゼルバイジャンで言語はロシア語。といっても、台詞はかなり少ないです。
話の発想は、監督が新聞で読んだ、トルコの村でのエピソードを元にしてるそう。
干ばつに悩む村、でも水を調達しようともしない男たちにしびれを切らした妻たちが、「水が
くるまでセックスはお預け」って言い渡したってお話。映画ではヨーロッパとアジアの間のどこか
にある架空の、14家族が暮らす村っていうのが舞台になってます。幼馴染のアヤ(Kristyna
Malérová)とテメルコ(Max Mauff)を中心に、男性対女性の攻防戦みたいなコメディです。
ヘルマー監督の映画を見るのは久しぶりだったけど、古っぽい映像を使ってたり
いろいろ小道具が出てきたり(お風呂に繋がってるボートとか)なかなかいい雰囲気でしたよ。

予告編等は監督のオフィシャルホームページで。
http://www.veithelmer.com/absurdistan/

この映画より後に、ヘルマー監督の、東京で撮ったドキュメンタリー映画がNHKで放映された
そう。それ見てみたいな・・・。

Extract (2009)

2009-09-16 10:45:42 | cinema
Office Space(邦題は「リストラ・マン」)という結構カルト的人気のコメディの
監督、「ビーバス&バットヘッド」の生みの親でもあるマイク・ジャッジの新作。
ジョエル(ジェイソン・ベイトマン)はエッセンス(extract)工場のオーナー。
毎日の生活に嫌気がさし、会社を大企業に売却しようかと考えていた。
妻とはセックスレス気味。そんなある日、若く魅力的なシンディ(ミラ・クニス)
が派遣として入社した。
親友のバーテンダー、ディーン(ベン・アフレック)の協力で、妻に対して罪悪感
を感じずに浮気が出来るよう、作戦を考えた・・・。

結構面白かったです。笑えます。
先日「サンシャイン・クリーニング」で認識した(笑)、クリフトン・コリンズJrが
工場の社員の一人として出てきたり(結構重要な役)、デビッド・コーチナー
がいつものギラギラのイメージとはちょっと違うけど、すごーーーく嫌な隣人の
役で出てきたり、ジーン・シモンズが弁護士の役で出てきたり。
その他の脇役たち(ロッカー風の工員とか、メキシカンの工員とか、工場の
取りまとめ役のおじさんとか、ジョエルの妻を誘惑する若者とか…)皆、なかなか
面白いキャラぞろいで、なかなか良かったです。

Rudo y Cursi (2008)

2009-09-13 11:15:39 | cinema
「天国の口、終わりの楽園」のカルロス・キュアロン監督のもとに、ガエル・ガルシア・
ベルナルとディエゴ・ルナが再集結。こちらで公開されたときに小規模公開で私の
住む市ではやっていなかったので見逃してしまったけど、とても見たかった作品。
DVD出たので、やっと見れました。
田舎のバナナ農家で働く異父兄弟、兄ベト(ディエゴ)と弟タト(ガエル)。ベトは結婚して
いて、子供もいる。タトは独身で歌うのが好きな陽気な性格。二人は地元のサッカー
チームに所属している。ある日、真っ赤なオープンカーに乗ったスカウト(Guillermo
Francella)が村にやってくる。芸能スカウトかと思いきや、実はサッカーの
スカウトだった・・・。

これはなかなか、愛すべき映画。私は好きでした。コメディじゃないんだけど、
なんか楽しい。題材はサッカーだし。実際兄弟のように子供の頃から仲良しだという、
ガエルとディエゴの息はぴったり。
ちなみにRudoとCursiというのはサッカー選手になった二人についたあだ名なんですけど、
rudoが荒っぽい、粗野な、でcursiが趣味の悪い、安っぽい、といった意味みたい
です。スペイン語なのでよくわからないんですけど・・・。
ガエルたんがチープトリックの"I Want you to Love Me"をスペイン語
で歌うプロモビデオが出てくるところは衝撃でした(笑)。

スカウトBatutaが二人をそれぞれ、メキシコシティの新人用アパートに連れて行くとき、
「一週間分の食料だ。エビも入ってるから」って同じ台詞が2回出てくるんですけど、
そのエビとはカップヌードル(エビ味・・・私もお気に入り)に入ってるエビのことだった(笑)。

日本公開はまだ未定のようですが、機会があればぜひ。おすすめです。

Outsourced (2006)

2009-09-08 09:32:55 | cinema
シアトルで通販の顧客からの電話を受ける仕事のスーパーバイザーを
しているトッド(Josh Hamilton)は部全体がインドにアウトソース
されることを知らされる。そして、インドへ行き、自分の後継者の教育を
する仕事を命じられる。ムンバイから勤務地へ向かうトッドには、全てが
カルチャーショックだった。
これなかなか面白いです。こちらでこういったカスタマーサービスに電話すると、
実際インドにつながることも多いらしいし。従業員には、客にはインドに
いるって言ってはダメで、シカゴにいるって言いなさい、とかって教育するの。
英語の発音の教育場面とかは、私にも役に立つ(笑)。
で、お約束で、インド人従業員の女の子の一人と仲良くなる訳です・・・。
結構面白かったです。日本で公開したとかは探せませんでした。

「サンシャイン・クリーニング」 (2008)

2009-09-08 09:31:44 | cinema
日本でも公開済み。DVD出たので見ました。
エイミー・アダムスとかアラン・アーキンとか出てます。
公開済みなので、あらすじは省きますが、人生負け組みの姉妹が
殺人現場清掃の仕事をはじめるお話。結構良かったです。
おおむね日本の皆さんのブログの感想を読んだ通りで、特にこれと
いった感想はないです・・・。見たことの記録用に書いてるだけで、
すみません(笑)。
特に話の展開上全く必要ないと思われるスティーブ・ザーンのお尻が
出てきたところは笑っちゃった。哀生龍さんへのサービスかと思いました(笑)。
しかしザーンって元アメフトの選手のようには見えないぞ。

Taking Woodstock (2009)

2009-09-07 12:07:10 | cinema
「ブロークバック・マウンテン」などの、アン・リー監督の新作。1969年に行われた
伝説の音楽&ヒッピーフェスティバル、ウッドストックのことを描いてます。実話と
いうか、原作者の体験に基づいています。
エリオット(デミトリ・マーティン)はニューヨークでインテリア・デザイナーをしていたが、
両親の持つモーテルの経営が傾いたことから、建て直しのために親の元に帰る。
当時、いろいろな規制で開催場所が決まらなかった音楽フェスを地元に呼ぼうと
働きかけ、ウッドストック開催の裏方として活躍するというお話。
ちょっとコメディ(監督はコメディと言ってるらしい)、でもなかなか良いドラマって
感じでした。出演者はエミール・ハーシュ(ベトナム帰国兵の役)、ユージーン・レヴィ
(アメパイのジムのパパ)、ポール・ダノ(彼はちょっとしか出てないけど)など。

あの時代の雰囲気を再現するのは、結構大変だったんじゃないかな。相当たくさん
のエキストラ使ってるし。でも、本当にこんな感じだったんだろうなーっていう、
当時っぽい感じがとても出てました。ポスターもサイケな60年代風(笑)。

アン・リー監督って、映画ごとに全然違う題材を、上手く映画に出来るんだね。
結構良い映画だと思います。おすすめです。

「大日本人」(2007)

2009-09-04 11:43:51 | cinema
これは日本でどのくらい知られてるのかしらないけど、ダウンタウンの
松本人志の映画。郵送レンタルのサイトで見れるようになってたので、
見てみました。
もともと、マッチャンってあまり好きではなかったんですが、この映画見て、
ちょっと私の中の好感度は上がりました。ちょっと冴えない男を上手く
演じてました。
途中まで、映画かなり上手く出来てて、かなり楽しんで見れた。最後の方、
「ここからは実写でお楽しみ下さい」になってから、急にパワーダウン。
え、予算がここで尽きた?って感じ…。本当は多分予算が尽きたんじゃなくて、
何か思惑があるんだろうけど、ちょっとそこは理解不可能でした。