US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Ghost Town (2008)

2008-09-29 10:06:07 | cinema
リッキー・ジャーヴェイス主演の幽霊コメディ。
人嫌いのイギリス人の歯医者ピンカス(Ricky Gervais)は腸の手術を
受けて退院すると、なぜか死者が見えるようになっていた。慌てて病院に
戻り、医者を問い詰めると、彼は麻酔のミスで手術中7分間死んでいた
らしい。それが原因なのか?
たくさんの死者たちが、生前かなわなかった思いをピンカスの手を借りて
やり遂げたいと、彼の後を着いてくる。その中の1人、交通事故で死んだが、
妻(Tea Leoni)の再婚を止めたいフランク(Greg Kinnear)の協力を
することに。

Ricky GervaisってBBC版(ていうか本家本元)The Officeとか、
Extrasっていうドラマに出てるそうなんですが、私はそのへん見てないし、
映画でも始めて見たと思います。存在は知ってたけどね。80年代は
ニューウェーブバンドに属していたこともあったとか。今はそれは信じられない
おじさんですけど。この人、なかなか飄々としていて独特の味があるねー。

ちなみに舞台はニューヨーク。確かに浮かばれなかった死者の魂がいっぱい
いそうだねえ。この映画の幽霊さんたちは全然怖くないんだけどさ(笑)。

Charlie Bartlett (2007)

2008-09-21 10:51:09 | cinema
今年の始め頃公開されてた作品、DVDで見ました。
風変わりだけど、才能ある高校生の少年のお話。どっかで見たような
ストーリーだけど(「天才マックスの世界」とか)、これはこれで面白かったし、
私の好きなタイプの映画なので、よし。

あらすじ:
お金持ちの息子、チャーリー・バートレット(Anton Yelchin)は他の生徒の
人気を得るために偽の運転免許証を発行したのがバレて、私立高校を
退学になる。(実はその前にもいくつか高校を退学になっている。)
公立高校に通うことになったが、そこにはジャケットを着て通うような生徒は
おらず、最初は周りから浮いてイジめの対象になったが、次第に持ち前の
頭の良さで生徒の間の人気者になっていく。しかし彼が恋した女の子(Kat
Dennings)は校長(ロバート・ダウニーJR)の娘だった。

主役のアントン・イェルキン(て読むの?)は他で見たことないけど、なかなか
かわいくて、演技も上手いし良かったです。
そしてチャーリーの母親役がホープ・デイビスなのです。きれいだけどちょっと
風変わりな母親で、彼女によく似合ってました。やっぱり、彼女、素敵だ~
Kat Dennings、どこかで見る顔だよな~って思ったんですが、そっか、
もうすぐ公開で楽しみにしてる、「Nick and Norah's Infinite Playlist」の
予告編でよく見かける顔なのでした。

日本で公開される確率は非常に低いと思うけど、こういうインディーっぽい
ティーンエージャー映画がお好きな方にはおすすめです。

Targetにどーもくんが

2008-09-15 11:29:32 | etc
mixiのtargetコミュ(そんなのに入っている 笑)でNHKのキャラ、
どーもくんがハロウィンの宣伝キャラになってるよっていうのを読み、
今日近くに行ったので、ついでにお店を見てきました。
(あ、targetというのは、こちらのスーパーチェーン。ダイエーとか
みたいなものかな?比較的低価格だけど、Wal-martやK-martよりお洒落
なので私は好き。)
どーもくんは結構好きで、たまにネットで動画を見てたりしました。
どーもくんよりも、うさじいが好きなんだけど。
もっとどわーっとどーもグッズがあるのかと思ったら、小さな棚一つ
分だけで、他は普通のハロウィングッズでした。で、キャンディー入り
のポーチ$4.99っていうのがあったので、折角だから買ってきました。
ポーチなら使えるしね。
あ、残念ながら、うさじいグッズや他のキャラクターグッズはなかった
です。どーもオンリー。
ターゲットのウェブサイトを見ると、このキャンペーン用に作った
オリジナルのクレイアニメがあって、すごい!と思った。
http://www.target.com/
上のウェブサイトから、横のhalloween costumesをクリック、Domo Show
てとこで見れます。日本からも見れるかは不明ですが…。
10月末までの期間限定だと思うから、もったいない。ま、その後は誰かが
Youtubeに上げてくれるかな?
アメリカのこんなところまで、どーもくんがやってくるなんて、すごい。
写真は買ったポーチです。


Burn After Reading (2008)

2008-09-15 07:48:27 | cinema
ジョエル&イーサン・コーエン兄弟監督作、ブラピとジョージ・クルーニーが出てる
こともあり、かなり話題作です。予告編が結構面白そうだったので、私も楽しみに
してました。
あらすじ:
CIAをクビになったオジー・コックス(ジョン・マルコビッチ)は自宅で回想録を書き
ながら、酒びたり。妻のケイティ(ティルダ・スウィントン)はハリー(ジョージ・クルーニー)と
浮気をしており、ひそかに離婚計画のために、預金その他の財産のデータを
ディスクに保管し、コンサルタントに相談していた。そのディスクがジムのロッカーで紛失。
それを発見したジムの従業員リンダ(フランシス・マクドーマンド)とチャド(ブラピ)は
このデータと引き換えにオジーからお金をせしめようと計画する。
その他の出演者にリチャード・ジェンキンス。(この人らしい、かわいそーな役)

さすがにコーエン兄弟、面白かったです。前作の「ノー・カントリー」と比べると、
殺し屋シュガーのような強烈なキャラは登場しないけど、話のわかりやすさと
笑える度は今作の方が上。あ、ブラッド・ピットの役はかなり強烈といえば
強烈。すごく能天気で軽いおバカな役を演じてます。
ナンセンスで変てこなストーリーはコーエン兄弟ならではで、今回は話のテンポも良く、
それぞれのキャラもかなり面白くて、良かったです。一見の価値ありです。

「いかレスラー」 The Calamari Wrestler (2004)

2008-09-08 12:08:09 | cinema
えーっと今週は時間がなくて映画を見に行きませんでした。DVDレンタル
で借りたのはこれ(笑)。日本映画シリーズ。最近こっちのおバカ映画に
はまっているけど、日本のおバカ映画ってどうなんかなーって。郵送レンタル
にある日本映画は(黒澤、小津とかを除き)ホラー&アニメが圧倒的に
多いんですけど、あんまり日本製のバカ映画って、選択肢にないのよ…。
そんな中これはいかにもおバカだよねって思ったので、借りてみた。

出だしの5分くらいで、「ぎゃーー変!」って思ったんだけども、きちんと
最後まで見れてしまったよ。ストーリーは何だか訳わかりません。イカに
なって甦ったレスラーが煩悩があると人間に逆戻りして病気になってしまう
とか、最後にシャコまで現れ、(ネタバレ)実はイカ、タコ、シャコは家族
だったとか。無茶苦茶なストーリーはバカ映画だから良いんですけどね(笑)。
あと、主人公と相手役はお宮(みやこ)と寛一って名前なんですけど、何で?
熱海の芸者の息子だから?(そんなこと言ってたよね)

イカの動作が何とも可愛いんですよ。手(ていうか10本ある足の2本ね 笑)
をプーラプーラ振って歩く動作がかわいーの。あと、目の表情も面白かった。
その辺かなり工夫されてると思うので、星一個プラス。
イカが近所の商店街で買い物したりする、シュールさも好き。
マイナス面は、イカタコ相手役の女優さんがすんごい下手。幼稚園の
学芸会でももうちょっと上手い演技があるんではって思うくらい下手。
ていうか他の俳優さんも皆演技は下手だったなー。イカが一番上手かったよ(爆)。
まあ予想通りバカバカしかったので結構楽しめましたが。

そーそー、これって英国産映画「えびボクサー」に着想を得たものらしいです
けど、そっちは見てないんだな。見るべき?見て比較すべき?(笑)

"Blame"/"Spectre" (2006)

2008-09-02 07:04:56 | cinema
郵送レンタルのサイトを眺めてて見つけたDVD。日本では「スパニッシュ・ホラー・
プロジェクト」としてWOWOWで放映され、DVDも出ているみたいです。
借りた決め手は、Spectre(エル・タロット)の方がマテオ・ヒル監督だから。
私のお気に入りの多くのアメナーバル監督の映画の脚本家。

えっとその前にBlameの方の感想も書かないとね。スパニッシュホラーシリーズは
6本あるらしいんですけど、このDVDは2作が表裏になっている二本立て。
元々は昔あったテレビシリーズのリメイクらしいです。英語では6 films keep
you awakeってスペイン語の直訳の副題になってます。

Blameの方を先に見ました。すごくつまらなくはなかったけど、最後が、ちょっと。
それで一体何なの~って言いたくなる終わりかたでした。さすがにカトリックの国
らしいストーリーではあるね、これも、「エル・タロット」も。ある部分が共通してます。
どこかを言うと「エル・タロット」のネタバレになってしまうので書かないけど。

「エル・タロット」、後で見たメイキングでマテオ・ヒル監督自身も言っていたけど、
いかにもホラーって感じではなく、ロマンチックな話になってます。60年代のスペイン
の片田舎の村の風景もあって、落ち着いたトーンのお話です。

【STORY】
年老いた作家のトマスは、生まれ育った海辺の町へとやってきた。だが数十年ぶりに訪れる故郷

はすっかり観光地となり、懐かしい静かな町はどこにもない。旧友と再会したトマスは、ふと少年時

代の記憶に残る丘の上の家のことを訪ねる。友人によると、その家は現在では廃屋になっていると

いう。少年時代、その家に謎の美女が住むという噂を聞いて確かめに行ったトマスは、噂の女性・

モイラと知り合うことになった。美しい年上の彼女に夢中になるトマスだったが、彼女は淫らな女と

して住民から軽蔑されていた…。(amazon.co.jpより)

ホラーだけど、あまり怖くはないです。でも、話の持ってきかたとかは結構面白くて、
サスペンス&ラブ・ストーリーとして、なかなか良く出来てると思います。さすが
マテオ・ヒル。「夜は来ちゃダメ。私を信用して。」とか言われているのに覗いてしまう、
古典的な寓話っぽい話も良かったし、モイラの台詞や最後の方の、昔の友達
(今は飲兵衛の浮浪者)の台詞も良かったです。オチもなかなか、深みがあり
ましたよ、私には。(一番悪かったのは誰だったか、と…っていうことで。)

Hamlet 2 (2008)

2008-09-01 11:17:22 | cinema
スティーブ・クーガンってイギリスでは人気者だと思いますが、アメリカ&その他
の国ではどうなの?私にはウィンターボトム監督の映画、その他の映画でも
結構おなじみの俳優さんで、飄々とした感じが嫌いではないです。性格は
悪そうだけど(笑)。あ、この前見た「トロピック・サンダー」にも出てたね。結構
売れっ子なのか。

えーと8月は毎週楽しみにしていたコメディの新作が見られて、なかなか幸せ
だったのですが、その最後を飾る、"Hamlet 2"。スティーブ・クーガン主演です。

おはなし:
かつて俳優を目指していたが上手く行かず、今はアリゾナ州ツーソンの高校で
ドラマのクラスを教えているディナ(クーガン)。年に一度彼の脚本で生徒が演じる
発表会もあまり上手く行かず、予算削減で今学期限りでドラマのクラスが
閉鎖されることに。最後に上演することになったのが、シェークスピアのハムレット
を元にしたミュージカル作品「ハムレット2」だった。ハムレットがタイムマシンに
乗って、オフェーリアを助ける、現代のキリストはマーケティング戦略上、セクシーで
なければならないっていうこの作品、周囲の猛反対の中、上演することが
出来るのか?

クーガンわりと早口だからかな、映画全体の台詞の聞き取りが私には難しく、
かなり聞き漏らしがあったと思います。それが残念だったけど、結構面白かったです。
脚本が結構良かったと思うし、クーガンがんばっていたよー。笑えました。
共演がキャサリン・キーナー、エイミー・ポーラー、メロニー・ディアス(僕らのミライへ
逆回転- Be Kind Rewindに出てた人)、あとエリザベス・シューっていう女優さん、
私は知らなかったっていうかどっかで見たかな?程度の女優さんなんだけど、
ハリウッドに嫌気がさして、今は看護婦をやっているエリザベス・シュー本人、って
いう役で出てきます。
最後のクーガンの台詞、「どこに行くかわかんないけど、どこだって、ツーソンよりは
マシなんだよ」って。ツーソンの住民に超失礼(笑)。さすがクーガンの役だ。