US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

グエムル-漢江の怪物- The Host (2006)

2009-04-30 10:56:32 | cinema
韓国映画。テレビで偶然やってたのを、少しだけ見て、すんごい面白そうだったので、
題名を調べて郵送レンタルのインスタントウォッチで見てみました。
「犯罪の記憶」(Memories of Murder)と同じボン・ジュノ監督。
ソウルの漢江に出没した魚の化け物が出てくる、怖い話なんだけど、すごい笑えた。
テレビでちょっとだけ見たのが、最初の方の場面で、
漢江のほとりで、売店を営む一家の中学生の子供が怪物にさらわれて、死んで
しまった(と皆思った)夜、皆が避難する体育館(?)にお葬式用の写真がまつられて
いて、そこで泣きまくる家族。
って場面なんだけど、その大げさすぎる演技とか、すんごく笑えて・・・。
最後まで見ると、微妙にハッピーエンドじゃないのねー、その娘も結局は死んで
しまうし、一家のお父さんも死んでしまうし、でも、淡々と人生は続いていくよって
感じの終わり方。
主演の俳優さん(金髪にしてた人)、結構良かったと思います。

「ナイン・ソウルズ」 9 Souls (2003)

2009-04-30 10:55:34 | cinema
DVD郵送レンタルの日本映画を検索していて、見つけた作品。
わりと面白そうかな?って思ったので借りてみた。これって日本で大々的に公開
されたのかな?それともインディーズの扱いの映画なのかな?
刑務所を脱走した9人の脱走犯が車で逃げるロードムービー。
原田芳雄(字あってるかな?)と松田龍平とかが出演。
基本的に男性の視点で描かれてるので、すごく好きな部類の映画ではないんだけど、
ところどころ、好きと思える場面がありました。ていうか、一人ひとりのエピソードは
結構愛すべき、切ない物語。白鳥元医師が腎臓をあげた女と偶然再会するところ
とか、タートル何とか(ごめん忘れた)がタバコで相合傘描きながら愛する女と再会
するところ(でもすぐに逮捕されてしまう)、知らない人に携帯を借りて、好きな女に
電話しながら、実際は「この電話は現在使われておりません」なのに、幻想を見ながら
死んでいく人...etc。
全員女装して、食堂に入るところとか、剣道の練習をしてる場面とか、結構コミカル
でもあり、楽しめました。

ベッドタイム・ストーリー Bedtime Stories (2008)

2009-04-30 10:24:31 | cinema
先週末は新作映画で見たいのが特になかったので、ちょっと旧作の映画を安く上映してる
映画館で、これを見てきました。
ディズニーだから、どうだろ?って思って見逃してたけど、ラッセル・ブランドも出てることだし、
見てもいいかなって。
まあ、良かったと思う。これが子供向けかなっていうと、ちょっと??って感じだけど。
(実際、子供連れが来てた・・・)ネズミ?のバグジーはかわいくて、その辺は子供向け
だけど。
アダム・サンドラーはいつものアダムで、まあこんなもんでしょ、って感じなんですが、
ガイ・ピアースってこんな人だったけ?なんかコミカルな悪役だったので、ちょっと意外。
ラッセル・ブランドはやっぱり面白~。ロブ・シュナイダーが出てきたのも面白かった。
最初の方と後はナレーションでしか出てこないけど、お父さん役もジョナサン・プライスが
良かった。

太陽に恋して In July (2000)

2009-04-30 09:59:43 | cinema
先日見た「そして、私たちは愛へ帰る」が良かったので、ファティ・アキン監督の
旧作にさかのぼってみました。これもなかなか良かった。ドイツからトルコへ、
夏のバケーションに車&ヒッチハイクで旅するロードムービーです。
この監督の映画にしては、明るい雰囲気の映画。

ドイツ人ダニエル(モーリッツ・ブライブトロイ)がどこかでヒッチハイクをして、
人相の悪い男に無理やり乗せてもらった車には、実は死体がトランクに載っていた・・・。
っていうはじまり。
で、どうしてそこでヒッチハイクする羽目になったかっていう彼のお話がはじまります。

ユーリ役のクリスティアーネ・パウルが可愛い。そして、ルナ役のブランカ・カティック
がすごいきれいで、言葉がよくわかんないっていう仕草(実はわかってるんだけど)
がかわいくて、女ながら、惚れてしまいました・・・(笑)。
監督自身がチョイ役で出ています。あと、「愛より強く」で主演だったビロル・ユーネル
もチョイ役で出てます。

この監督、なかなか才能あると思うのだよね。私の見た3作はどれも、ドイツートルコ
っていう彼のルーツに関係したものなのだけど、それ意外のテーマで撮ったら、
どんな風になるのかなって。世界に羽ばたく可能性は大いにあると思うんですが。
現にこうやって世界中の人に見られてるしね。まあ無理に英語映画とか撮らなくて
いいけどね。

Duplicity (2009)

2009-04-22 11:22:18 | cinema
クライブ・オーエンとジュリア・ロバーツが主演の軽いタッチの企業犯罪もの。
すごくつまんなさそー・・・と思ったけど、付き合いで見に行った。
(クライブ主演のThe Internationalがすごくつまんなかったので、そして
同じ種類の映画と思われたので・・・)
結果、意外に面白かったかな。
ちょっと話が入り組んでいる(時間が行ったり来たりする)ので、多分私は全部わかってない
けど、まあ展開が早くて、退屈することなく。主役2人の関係も面白いし。
共演にポール・ジアマッティ。カリスマ社長の役で、結構良かった。
まあ、お暇があれば、どうぞ、くらいの映画でした。

それにしてもジュリア・ロバーツの顔はいつ見ても「つくりもの」に見える・・・。

そして、私たちは愛に帰る (2007)

2009-04-22 11:15:51 | cinema
日本公開済みのトルコ/ドイツ映画。以前見たHead-On(邦題「愛より強く」)
が結構良かったので、同じファティ・アキン監督ということで、見てみました。
(郵送レンタルのサイトで、インスタントウォッチ)
この映画、こちらでのタイトルはThe Edge of Heaven。
Head-Onは激しい恋愛映画って感じだったと思うけど、今回のは、ドイツとトルコの
親子3組が両国を行ったりきたり、すれ違いの親子愛の物語。
いきなり人が死んだりする、突拍子がない展開は、この監督らしかったです。
ドイツのトルコ移民の文化とか、そういうのも興味深い。
往年のドイツ有名女優、ハンナ・シグラが出てたりします。
結構良かったので、おすすめ。

日本の公式サイト

Observe and Report (2009)

2009-04-13 10:00:28 | cinema
このところ毎週見たいコメディが公開されて嬉しいー(笑)。今回はセス・ローゲン主演!

ショッピングモールの警備長(といっても総勢4-5人)のロニー(ローゲン)は真面目に
警備の仕事に励んでいて、警官になる夢も持っている。ロニーは化粧品カウンターの
ブランディ(アンナ・ファリス)に恋している。ある日、モールの駐車場に露出狂の男が現れた。
犯人逮捕のために、警官ハリソン(レイ・リオッタ)がやってくるが、ロニーはハリソンにやたら
ライバル心を描き、自分たちで解決しようと頑張る。

おばかだー。さすがセス。ロニーにはアル中の母親がいるんだけど、二人の会話とか、もー
すごく面白いです。あと、今作はおバカだけど、なかなかブラック・ユーモアというか、きわどいです。
どういうとこがっていうのを書くとネタばれなので書きませんが・・・。
セスがこのところ小ぎれいにしてたのは、この役のためだったのか?相変わらずちょっとおデブ
ではあるけれども、いつものセスより小ぎれいです。笑っちゃいます(失礼)。
露出狂がそのもの出しちゃうシーンがあるんですけど(結構延々続く)、これは日本では
ぼかしかモザイクがかけられるんでしょうねー(笑)。ちょっとその辺も違う意味できわどかった
ですね(笑)。ちなみにその場面の音楽がピクシーズのWhere is my Mind?
でした(関係ないけどね)。

Happy-Go-Lucky (2007)

2009-04-06 12:38:55 | cinema
マイク・リー監督だし、主演のサリー・ホーキンスは賞とかで結構話題だった
ので見たいと思ってた映画。DVDで見ました。
これって日本公開済み?邦題が探せなかったです。
今回イギリス映画なれど、DVDなので字幕もばっちり、で聞き取りが
難しいって点はなかったんだけど、この映画はあまり私の好みではなか
ったかな。とにかく明るくて能天気な主人公ポピーの周りの日常をつづった
だけの映画なんです。で、このポピーという女性に翻弄される、自動車
教習員(エディー・マーサン)の役が痛くて気の毒に感じちゃったりしたから(笑)。
あと、ポピーの妹とかも。本人に悪気はなくても、やたらと明るい人は周りを
幸せにするだけでもないんだよーって感じの映画だったよね・・・。
うーん、私は元々Happy-go-luckyな性格ではないので、主人公の周りの
迷惑受けてる人の方にどっちかといえば感情移入したのかな(笑)。
てな訳で、あんまり好きな映画じゃないけど、サリー・ホーキンスの表情とかは
特出したものはあるのは認めます。

Adventureland (2009)

2009-04-06 11:51:31 | cinema
Superbadのグレッグ・モットラ監督のこの映画、当然すごく期待して、公開を
楽しみに待ってました。今回は、おバカコメディではなかったんだけど、良い映画だと
思いました。青春映画ーって感じですね。もちろん、笑える部分もたくさんありますよ。

舞台は1987年、主演はジェームス役はジェシー・アイゼンバーグ(イカと鯨)。
大学を卒業して、大学院に進むまでの夏休みのバイトとして、遊園地で働くことに
なる。そこで出会った仲間たちとのいろいろ、っていう青春映画です。
共演はクリスティン・スチュワート(私には「イントゥ・ザ・ワイルド」の役が印象的だった子)、
ビル・へダー(お笑いの部分は彼にお任せ!)、ライアン・レイノルズ、マーティン・スター
(この役、良かった。この監督の映画は、ちょっと冴えない子が光るんだよねー)など。

うーん、私と同年代の人たちのお話なんだよな(笑)。当時のアメリカも知らないし、
当然同年代でも全然違う体験をしてますが、服装とか髪型とかは、ちょっと懐かしい
ものもありました。そしてこの映画の良い所は音楽。映画の初めのクレジットで見る
まで知らなかったんだけど、ヨ・ラ・テンゴが曲を提供してます。ヨラテン以外の曲も、
ルー・リードだったりハスカー・ドゥだったり、そういう感じの私好みの音楽が使われてました。
一方、遊園地でかかってる音楽はファルコのロック・ミー・アマデウス(笑)。
確か、監督自身が遊園地でバイトしていた体験を元に書いた作品って読んだような
気がします。ジャイアントパンダの景品を取られちゃったらクビ、とか、ありそうな話(笑)。
景品といえば、バナナのぬいぐるみに目を付けてるシーンがすごいおもろかった。
興行的には初週6位と、いまいちみたいですが、個人的にはなかなか良かったと思う。