US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

Old Dogs (2009)

2009-11-29 11:49:43 | cinema
ロビン・ウィリアムスとジョン・トラボルタが主演のコメディ。
スポーツ関係の会社を経営するダン(ウィリアムス)とチャーリー(トラボルタ)は無二の親友。
とある日本の企業との提携話が佳境にさしかかったある日、ダンは7年前に出会い恋に落ちた
ヴィッキー(ケリー・プレストン)と再会し、自分が二児の父親であることを知る。事情で2週間
刑務所に行かなければならないヴィッキーに代わり、ダンは子供たちを預かることになるが・・・。

実はディズニー製作の映画でした。そのせいか、結構子供連れてきてる人多かった。
この映画結構賛否両論というか、くだらないーって思う人も多いみたい。まあ、そこそこ笑える、
軽いコメディ。
私としての見所は、主演の2人よりも、脇で出てる人が結構良いので、それだけで見る価値
あったと思う。一番目立ってるのは、セス・グリーン。憧れの(笑)東京に着いて、カラオケで
ハチマキして弾けちゃうシーンは(一瞬だけど)笑えたし、動物園でゴリラに抱っこされちゃうシーンは
Without A Paddleで熊に絡まれるシーンを思い出した。
マット・ディロン、ジャスティン・ロングが出てくるキャンプのシーンもそれぞれ持ち味が出てたし。
亡くなった、バーニー・マックが出てて(大分前に撮影されたのかな?)、この映画の彼、かなり良くて、
良い俳優さんが早く逝ってしまったのが惜しまれます。
あと、とぼけた役でダックス・シェパードが出てて、他のコメディでよく見かける印象的な顔の
Luis Guzmanも出てきたシーンもおかしかった。
あと、子供の一人(女の子の方)はトラボルタとケリー・プレストンの娘なんだそうです。家族3人
出演なんて、いいなあ(笑)。

日本企業との交渉で、通訳(ロリ・ローリン)が日本語喋る場面は、ちょっとそれでは通訳は
無理だろう・・・って感じで日本人には笑える場面もあります。日本人の描き方は、ステレオタイプ
な感じだったけど。

パイレーツ・ロック (2009)

2009-11-23 11:50:59 | cinema
日本では先月頃公開済み。こちらでは"Pirate Radio"という題名で先週から公開されました。
1960年代にイギリスBBCラジオがロックを一日45分しか流さなかった頃、海賊ラジオ局が
いくつか実際にあったんだそう。それを元にした、架空のお話です。
かなり期待してたんですが、期待通り、良かった。楽しめました。
映画なので、かなりご都合主義はありますが(ラブ・アクチュアリーの監督だしね)、まあ全体的に
楽しくてハッピーな雰囲気だったので、良いとしましょう。
リス・エヴァンスが久々にああいう感じの役で、嬉しかったし(登場シーンかっこ良かった!)、
ビル・ナイも相変わらずカッコいいー。当時風のスーツが良くお似合い。
フィリップ・シーモア・ホフマンもいつものイメージより気楽な役で良かったし。その他DJやクルーの
面々も個性的で楽しい役ばかりでした。
敵側(政府側)のケネス・ブラナーとジャック・ダヴェンポートのコンビも面白かったです。クリスマス
の食卓のシーンとか、大笑い。
最初と最後がキンクスのAll day and All of the Nightだったのも、個人的にツボ。好きな曲です。
船が沈んでくのに、レコードの入った箱を離そうとしないボブにはどうしようもないロック馬鹿気質を
感じられて、感動。そして何とか救ったお気に入りの一枚を「こいつはダメなレコード」とか言って
デイブ(だっけ)に捨てられるところは笑っちゃったし。
DVD出たらもう一回見たいな。元々、もうちょっと長かった映画なんだそう。アメリカ版では
カットされたシーンとかも見てみたいです。

リミッツ・オブ・コントロール (2009)

2009-11-22 12:30:25 | cinema
日本でも公開済み。DVDになったので見てみました。
ジム・ジャームッシュ監督の映画。この映画の存在を知ったのはapoさんとこの
ブログ
だったんですけど、あらー退屈・・・な映画なんだとか。で、期待はしてません
でしたが、確かに・・・その通り。
何だろうこれ、繰り返しの美学か?主人公がカフェ等で2つのエスプレッソを注文
する。そこへ何者かが現れ、「スペイン語話しますか?」「ノー」で、現れた側がある種の
薀蓄を一方的にたれ、マッチ箱を交換して去っていく。
この主人公役の人(Isaach De Bankolé)は私は知らないけど、
他、かなり豪華な俳優が出てると思うんですが、(ティルダ・スゥイントン、ガエルたん、
ジョン・ハート、工藤夕貴等がマッチ箱係り、あと敵の役でビル・マーレイ)
最後まで映画の意味があんまりわかりませんでした。
撮影はクリストファー・ドイルなんだそうで、映像の雰囲気はなかなか洒落てましたが・・・。
舞台はスペインだしね。
そうそう、”ドライバー”役の女優さん、どっかで見たなあって思ったら、
The Visitorに出てた人だった。
apoさんのとこに書かれていたように、音楽はなかなか良かったと思います。日本の
Borisというバンドなんだそうな。ヨラテンゴ風で、なかなか好みでした。

Eagle vs Shark (2007)

2009-11-16 11:44:37 | cinema
DVDで見ました。日本では未公開だけど、東京国際映画祭で上映されたことが
あるらしいです。ニュージーランド発の、風変わりな映画。
ナポレオン・ダイナマイト(バス男)風という評判、確かにかなり真似をしているって
感じでした。ただ、主人公たちが高校生ではなくて、一応大人、お話ももうちょっと
シリアスな設定です。

お話:
ハンバーガーショップに勤めるリリーはちょっと変わり者でおたくっぽい女の子。
お客で来る、やはりおたくっぽいジャロードに恋心を寄せているが、相手にして
もらえてない。ある日、ジャロード主催の動物仮装パーティ(テレビゲームの
トーナメント)に鮫の仮装で参加してみた。リリーのテレビゲームの上手さに
感心したジャロードとの間にロマンスが芽生える。しかし、ジャロードは高校
時代にいじめられた相手への復讐のため、故郷に帰らなければならなかった。

へーんなお話です。こういう風変わりな映画が好きな人は、結構気に入るんじゃ
ないかな。ナポレオン・ダイナマイトの他には、You and Me and Everyone
I Know(だっけ?)とかの雰囲気にも似てます。
リリーのお兄さんのキャラとか、ジャロードのお姉さんのキャラとか(オリジナル商品の
ジャージの上下とか!)、ジャロードの友達とか、脇キャラが結構面白いし、
主演の2人も、垢抜けない感じが面白かったです。
寝袋が追いかけっこする最後の方の映像とかも可愛かった。

It's All Gone Pete Tong (2004)

2009-11-09 10:35:31 | cinema
郵送レンタルのサイトで、私へのおすすめの中にあったので、
借りてみました。日本での公開は不明。(多分未公開でしょう)
ピート・トングってイギリスの有名なダンスミュージックのDJ
なんだけど、彼のお話なのかと思ったら、実はそうではありません。
架空の売れっ子のDJが聴力を失うっていうお話。
ドキュメンタリーになってるけど、フィクションなんだそうです。
このDJフランキー・ワイルド(Paul Kayeが演じてます)、おバカ
で、マリファナ漬けで、映画の最初の方、えー、何だ、こういう
映画なの?って思ったけど、彼が聴力を失う所から、ちゃんと
映画らしくなってきて(笑)。
ミュージシャンが聴力を失うって本当に辛い出来事なんだろうけど、
彼は奇跡的に、ある方法を使って蘇ります。
マリファナ漬けになっているときに、現れる、着ぐるみがぶさいく
可愛かったり、フランキーのプロモビデオでのおばかな姿(何となく
ズーランダーのデレックみたい)とか、大物DJたちがカメオ出演
してたりとか、結構楽しめました。

The Men Who Stare at Goats (2009)

2009-11-09 10:14:21 | cinema
ジョージ・クルーニー主演らしい、ちょっと風変わりな軍事コメディ。

妻に捨てられ、傷心でイラクにやってきた記者ボブ(ユワン・マクレガー)
はサイキックを集めた実験的な軍隊にいたリン(クルーニー)と出会う。
行方不明になった部隊のボスだったビル(ジェフ・ブリッジズ)を探す二人。

あらすじは変なので上手く書けませんが…最後にボブがこの経験について
書くんだけど、採用されたのはある一部分だけで、他の大部分は本当のことと
信じられてない…ってくらいなので、変なお話なのです。

上記の3人の他に、敵役としてケビン・スペイシーも出てきます。

面白かったっていえば面白いけど、特に気に入ったって感じでは私はないです。
髪の長いジョージ・クルーニーやジェフ・ブリッジズのキャラはなかなか
可愛らしかったけど。
ユアンは私は久しぶりに見たなー。あんまり変わってないですね。

Couples Retreat (2009)

2009-11-02 11:20:15 | cinema
ヴィンス・ボーン主演のコメディ。離婚寸前のカップル(Jason BatemanとKristen Bell)
の仲を回復するためのカップル用リゾートへの旅に友人3組が誘われて行くお話。
ただのリゾート地だと思っていたが、経営者のマルセル(ジャン・レノ)が用意した、夫婦の仲を
改善していくプログラムへの参加が強制されるリゾートだった。セラピーなどを受けていくうちに、
今まで表面に出ていなかった夫婦間の問題などが明らかになってくる・・・という感じのお話。
imdbでもrottentomatoesでもあんまり評判よくないから、全然期待してなかった
んですが、結構笑えて、悪くなかったと思います。
リゾートでの、世話役みたいな役のPeter Serafinowiczが何だか良い味出してたー。
ヴィンスとのギターヒーロー対決もありましたし(笑)。
Jon FavreauとかCarlos Ponceも濃くて、笑いを取ってました。

「街のあかり」 Laitakaupungin valot (2006)

2009-11-02 11:18:34 | cinema
アキ・カウリスマキ監督のちょっと前の映画、レンタルで見つけたので見てみました。
日本でも公開済み。英語題はLights in the Dusk。

ヘルシンキのショッピングセンターの警備員をしているコイスティネン(Janne Hyytiäinen)
は家族もなく、友達もいなく、職場でも浮いた存在な孤独な男。仕事後に通うソーセージ
屋台の女性は彼に好意を抱いているが、彼は気付いていない。(いや、気付いているけど
無視してる感じも・・・。)そんな彼の前にある日謎の女性が現れ、二人は付き合い始めるが・・・。

うーん、カウリスマキらしい映画だけど、主人公の行動にはちょっとイライラします。
なんでも「敗者3部作」のひとつなんだとか。他2作はずっと前に見たと思う・・・多分。
でも、台詞があんまりない(ある場面にはたくさんあるんだけど・・・)、淡々とした独特な
雰囲気はなかなか楽しめました。最後はほのかなハッピーエンドでした。