Death at a Funeral (2010)

2007年の同名の映画のリメイクらしいです。（私はオリジナルを見ていない）
ロサンゼルスの黒人家族の父親が亡くなり、葬式にかけつけた家族や親戚間での
ドタバタコメディ。
クリス・ロック、ルーク・ウィルソン、トレイシー・モーガン、ダニー・グロー
バーなどが出てますが、一番目立ってたのがジェームス・マースデン。面白くて
可愛かったです。
そこそこ楽しめるコメディでした。でもオリジナルを見ちゃってる人には、あまり
面白くないかも。舞台がイギリスの家庭だけど、全く同じストーリーなんだそうです。
そして、鍵になる人物が同じ役者さんなんだそうで（笑）。

Kick-Ass (2010)

スーパーヒーローに憧れる平凡な高校生が、本当にスーパーヒーローに
なっちゃうお話。
ニコラス・ケイジ、クリストファー・ミンツ・プラッセ（McLovin！)、マーク・
ストロング（もちろん悪役）等が出てます。主演はアーロン・ジョンソン。
多少過激な暴力的な描写もありますが、なかなかよく出来てた映画だと思います。
何か微笑ましいの。
ヒット・ガール役のChloe Moretzが上手い。まだ中学生くらいで子役なんだけど、
すごい生き生きしていて良かったです。
見る前は、面白そうではあるけど、子供向け？微妙だなーって思っていたけど、
一見の価値はありだと思います。

Gentlemen Broncos (2009)

「ナポレオン・ダイナマイト（バス男）」「ナチョ・リブレ」等のジャレッド・
ヘス監督の映画。DVDで見ました。
SF小説を書くのが趣味なホームスクールの高校生ベンジャミン（Michael Angarano）
は同じような趣味を持つ子たちの大会に出かけた。
自分の小説「ジェントルマン・ブロンコ」を大会のコンテストに出すが、講師と
して来ていた、小説家のシュバリエ（Jemaine Clement）に作品を盗作されてしまう。

さすが、この監督、かなりゆるーい、変な世界です。SF小説の変なキャラとかが
作品中かなり出てきたり。
Flight of the Concordsのジャーメインが出てますし・・・シュバリエ役、
似合ってます。SFのキャラクター名のつけかた、っていう講義をするんですが、
その場面とか最高。
最後は結構ハッピーエンドになるところも、この監督らしいかな。

Date Night (2010)

スティーブ・カレルとティナ・フェイが主演のコメディ。平凡な夫婦が
デートに出かけたが、人気の店のテーブルを確保するために他人に
なりすました結果、事件に巻き込まれるお話。予告編でそこそこ
面白そうだったので楽しみにしてました。この2人なら外れはないよね。
予想通り、なかなか楽しめる作品でした。
ティナ・フェイとスティーブ・カレルってイメージが似てる？一見まじめ
そうだけど、実は面白いってところが。２枚目半的というか。
脇役にマーク・ウォルバーグ、ジェームス・フランコ、レイ・リオッタ、
ミラ・クニス、マーク・ラファロ、ウィリアム・フィクナーなど、結構豪華。

マイレージ、マイライフ Up In the Air (2009)

日本でも公開中。DVDで見ました。ジョージ・クルーニー主演のドラマ。
いまどきらしい、不況を反映したお話でした。
主人公の仕事は、レイオフを宣言する請負会社の宣告係。全米各地の
企業から依頼があるので、常に飛行機で飛び回っている。マイレージを貯める
のが生きがい。バックパックに入らないものは所有しないという生き方を講演
したりもしている。

首切り宣言をされた人たちの反応とか、現在の不況下で身近にたくさん
起こっていることだし、身につまされる場面がたくさん。
話の後半で、今までの生き方を振り替えさせられる主人公ですが、そのまま
ハッピーエンドにはならない結末は良かったと思う。現実はそんなに上手くいく
ものではないのだ。生き方もそんなに簡単には変えられないのだ。

ダニー・マクブライドが出てましたが、コメディじゃないので、いつもの彼の味は
あまり出てなくて残念。

パリ・ジュテーム (2006)

ちょっと前の作品で日本でも公開済みです。郵送レンタルのサイトで見ました。
パリを舞台にした短編オムニバス。１つが５分程度なので、最初のうちは、
あれ？もう終わりなの？って拍子抜けする感じだったんですけど、３－４話目
からそれがわかってきて、結構楽しめたかも。それぞれがなかなか個性的。
世界各国の結構有名な監督が撮ってるんですけど、話として完結してたのは
コーエン兄弟のやつかな。スティーブ・ブシェミが出てくるの。
最後の、アメリカ人女性がパリを訪れる話は強烈でした。アメリカ人ってダサい
ってイメージそのまま、でも、これ撮ったのもアメリカ人（アレクサンダー・ペイン）
なのね（苦笑）。
その他、ファニー・アルダンとボブ・ホスキンスが出てくるのとか。
ピエロが出てくるのとか。
中国系美容師とセールスマンの話とか（クリストファー・ドイルが監督）。
ガス・ヴァン・サントが撮った、美青年が２人出てくるのとか（無口、と思ったら
実はフランス語が通じてなかった、っていう話）。
どれも結構面白かったと思う。もう１回見てもいいなって思うくらい。

Hot Tub Time Machine (2010)

題名からしておバカっぽくてB級で、結構楽しみにしていた作品。
アル中で、自殺未遂の疑いで病院に収容されたルー（ロブ・コドリー）
の元に呼び出された友達のアダム（ジョン・キューザック）とニック
（クレイグ・ロビンソン）はルーを元気付けるために、昔皆で行った
スキーリゾートに出かけることにした。アダムの家に居候中の甥ジェイコブ
（クラーク・デューク）も一緒に行くことに。昔と違って、リゾートが寂れて
いたことにがっかりした彼らだったが、ロッジのベランダに置かれたホットタブ
に浸かりながら泥酔。翌朝目覚めると、なぜか1986年にタイムスリップ
していた・・・。
現代から86年に行くので、当時の懐かしい音楽がいっぱい。なので、
40代くらいの人は特に楽しめるかも（笑）。ニュー・オーダーの"Bizarre
Love Triangle"も使われてたよ。
当時は誰かに連絡しようにも、携帯やイーメールやテキストメッセージなんて
なかったんだよなあ・・・っていうのを思い出させる場面とかあって、
そういう点でもある年代以上の人には楽しいかも（苦笑）。
ロブ・コドリー、弾けていて面白かったです。ジョン・キューザックってこういう
コメディに出てるのははじめてみたような気がするけど、結構合ってましたよ。
ロッジのポーターのCrispin Gloverも面白かった。顔がスティーブ・ザーンに
似てるよね。
クラーク・デュークもコメディでたまに見かける、おたくっぽい感じが面白いです。
結構笑えて（ブラック系の笑いもあり）、微笑ましい感じのコメディでした。
時間を行き来して、つじつまが合わないこともあるけど、コメディだから許せます。

Fantastic Mr. Fox (2009)

DVDで見ました。ウェス・アンダーソン監督の人形アニメもの。
さすがこの監督の映画、かなり独特な世界です。
キツネの家族と仲間の動物たちvs冷酷な人間３人組の対決
って感じなんですが、キツネや動物のキャラがひねくれていたりして
人間っぽく。特に出来のよい従兄弟と比較されてすねる息子キツネ
がかわいい。この監督の映画でいつも感じる、ちょっとスノビッシュな
感じもあります。
声の出演がすごく豪華で、ジョージ・クルーニー、メリル・ストリープ、
ジェイソン・シュワルツマン、ビル・マーレイ等々。
アンダーソン監督の映画が嫌いじゃなければ、まあ一見の価値は
あるかな。私的にはDVDでちょうど良かった感じ。