US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

In Bruges (2008)

2008-10-30 10:53:19 | cinema
DVDで見ました。ちょっと変わった犯罪映画。コリン・ファレルが主演です。
劇場公開してたとき、評判が良かったので気にはなっていたんだけど、
えー、コリン・ファレルかあ~って思って見に行かなかったの。

アイルランド出身の殺し屋レイ(ファレル)とケン(ブレンダン・グリーソン)は
ロンドンでの仕事の後、ボスであるハリー(レイフ・ファインズ)の指令で
ブルージュにやってきた。しけたホテルに留まり、観光客を装いながら、ハリー
の指示を待つ。観光を楽しむケンに比べ、ブルージュなんてつまらないと
思いつつも、地元の女性と仲良くなったりするレイ。ハリーの指令とは一体
何なのか?

しょうもないと言えばしょうもないお話だし、嫌いな人は嫌いかもしれない、
この映画。でも、結構好きな人は多いみたいでimdbでは8点以上ついて
ます(今現在)。私は、そうだねー8点までは付けないけど、まあ見る価値は
あったかなって思います。ある意味、バカ映画なの。最後の展開とかがすごい(笑)。
小人が出てきたり、「黒と白に分かれて戦ったりして」とかいう台詞とか、
太ったアメリカ人を象と呼んじゃうところとか、多少過激な表現あり。それが
結構受けているのかなー。
コリン・ファレルってあんまり好きじゃないんだけど、まあこの映画では許せる
かな。情けないキャラで。ブレンダン・グリーソンとレイフ・ファインズはすごい
良かったです。あと脇役だけどYuriってキャラの台詞がすごいおかしくて笑えた。
ベルギーなので、英語圏ではないので、それを想定した台詞。英語流暢
なんだけど、多少言葉遣いがおかしい、みたいな。演じるEric Godonも
上手かったです。

暗いけど笑える映画。残念ながら、日本公開は決まってないみたいです。

マイ・ブルーベリー・ナイツ My Blueberry Nights(2007)

2008-10-20 10:41:29 | cinema
最近郵送DVDレンタルを借りるときに、哀生龍さんの映画日記(I am invincible!)
参考にさせてもらうことが多い。ここ3本連続で、最近の日記に書かれて
いたもののなかで、あ、これ見たい!って思ったのを借りています…。
この映画もその中の一本。(ちなみに他2本は感想書いてないけど、
Alvin &Chipmonks笑とWatching Detectives)

ウォン・カーウァイ監督の映画は、ずーっと昔に何かを見たことがあるはず。
覚えていないんだけど、多分、「恋する惑星」?映像がきれいだなー
って思ったのは覚えてる。なので、他作品をチェックして見たいなとは
思いつつ、全然見てなかった・・・。今回やっと見れました。

ノラ・ジョーンズって、有名なので名前は知ってるものの、どんな曲を
歌ってる人か全然知らなかった。私の興味範囲の音楽ではないよう
なので・・・。どんなルックスの人かも知らなかったけど、映画に出てきても
あんまり違和感はない。言われなければミュージシャンだと気付かないね。
ミュージシャンと言えば、見終わった後でimdbを見て、ジュード・ロウの
モトカノの役はCat Powerだったのねーって。この人の曲はわりと趣味
範囲中(笑)。

私はこの映画結構気に入りました。やっぱり映像が圧倒的に綺麗。
ノラがDVDのおまけで言ってたけど、彼の映画はeye candyよね、って。
その通り。そして、ロードムービーだしね。

ちょっと悲しげなのは、この監督の持ち味なのかな?(アーニー(David
Strathairn)はちょっとどころか、すごくかわいそうだったけど。)
なかなか、しっとりと、いい感じの映画でした。

Sex Drive (2008)

2008-10-20 10:05:11 | cinema
「2008年のSuperbad」って宣伝文句のこの映画、Superbadほど
良いわけないだろうと思ったけど、この手のコメディは外せないのでとりあえず
見に行きました。
イアン(ジョッシュ・ザッカーマン)は18歳だがまだ童貞。友達だが気になる
フェリシア(アマンダ・クルー)からは、「私たち友達よね」って念を押されるわ、
ドーナツ屋のバイト仲間のベッカは14歳の弟に取られるわ、で女性に縁がない。
なのでインターネットで知り合った女性に会いに、兄(ジェームス・マースデン)の
スポーツカーを借りて、友人ランス(クラーク・デューク)とはるばる出かけることに。
フェリシアも同行することになってしまい、この「童貞を捨てる旅」どうなることやら。
っていうお話。

土曜日なのに、お客さん3組しか入ってなくて、あれれって感じでしたが、
結構面白かったですよ。題名が悪いのか?だってさ、チケット買うときに、
「セックスドライブ1枚下さい」とか言いにくいよね(爆)。

軽くてお下品だけど、ある意味ロードムービーだし、かわいい場面もいっぱい
ありました。主人公のイアンはちょっと気弱な感じでドーナツの着ぐるみ
着てるとこ(このポスターの写真)とか面白かったし。「どーして口を動かすのよ」
って突っ込みいれられるところとか。(必要ないときでも、着ぐるみの口を動かす
癖がついている 笑)。
スニーカーを木に投げる場面とか。(これは説明できない・・・)
途中で会うアーミッシュがセス・グリーンなところとか(笑)。
なぜかアーミッシュがバンドを呼んでコンサートしちゃうところとか(出てきたバンド
はFall Out Boyってバンドらしい。私は良く知らない)。

そーいえばこの映画でもMGMTのTime to Pretendって曲が使われていて、
最近見た何か(多分Nick & Norah's Infinite Playlist)でも使われてた。
私も好きな曲です。
そういえば、ランスの台詞で、最近ソニック・ユースを聞いてるんだよー
とかいうのがあったけど、あれは何か意味があったんだろうか。
Junoでもソニック・ユースが出てきたけど(内容に)、最近のティーンは
ソニック・ユースが好きなんだろうか。

最後は意地悪だった兄(James Marsdenおもろい)があることを告白する
ところとか、結構笑わせてもらえました。
Superbadほどではないけど、コメディとしては、そこそこおすすめです。

How to Lose Friends and Alienate People (2008)

2008-10-14 12:01:08 | cinema
現在公開中だけど、ベスト10にも入ってないし、タイトルからして、もしかして
トッド・ソロンズ風の妙な映画?って思ったんだけど、実は全然違った。
サイモン・ペグ主演のコメディー。私はそっちは見てないんであれなんですけど、
男性版「プラダを着た悪魔」のような感じ、ってどこかに書いてありました。
imdbでも7.5くらい付いてるし、結構面白いんでは?って見に行きました。

ロンドンで小規模な芸能ゴシップ誌を発行していたシドニー(サイモン・ペグ)
はNYの一流芸能誌Sharpsに引き抜かれ、ニューヨークへ。この世界で成功
するには、皆に好かれるようにならなければならないのに、シドニーの遠慮の
ない発言&大胆な性格はときに周りの者に迷惑をかけ、嫌われる原因に。
でも同僚のアリソン(キルスティン・ダンスト)はそんな彼を見かねて、いろいろ
指導してくれたりする。果たして彼は芸能プレスの世界で成功することが
出来るのか?っていうようなお話。
他の出演者にジェフ・ブリッジズ、サンディ・ニュートンなど。

最近人気のサイモン・ペグ(来年公開の「スター・トレック」にも出演してるそう)
今回も、彼の不思議な魅力が爆発してる映画でした。
キルスティンも結構かわいかった。そうそう、ハロウィンかなんかのパーティの場面
があって、皆仮装してるんですが、そこにシドニー(サイモン)はバンバイア(??)
の仮装してくるの。牙もつけて。その仮装でもともと八重歯のキルスティンの前に
現れるのって、どうよ、って思った(笑)。

Nick & Norah's Infinite Playlist (2008)

2008-10-06 08:38:07 | cinema
これは予告編を見て、楽しみにしてた作品。

ニック(マイケル・セラ)はNY周辺のインディーバンドのべーシスト。
1ヶ月前にガールフレンドのトリッシュ(Alexis Dziena)に振られて
傷心中。未だに彼女にミックスCDを送り続けているが、ゴミ箱に
ポイ捨てされている。トリッシュと同級生のノラ(Kat Dennings)は
彼のミックスが彼女好みなのを知っているので、それを拾って自分の
ipodに。偶然ニックたちのライブを見に行ったノラは、ニックがトリッシュ
の元彼とは知らず、「ボーイフレンドと来ている」と見栄を張るために、
ニックに「5分間だけBFになって」と頼み、キスをする。

あらすじは上手く説明できないんですけど、ニューヨークの街のある
一夜に起こった出来事を描いてる映画です。ティーン・ムービーで、
インディー音楽系のラブストーリー。
原作の小説があって、原作ではいきなりキスをするのが、男女逆な
のだそうです。で、原作読んだ人には映画の評判はイマイチのよう
ですが、私は読んでないし、この映画はなかなか良かったと思うよ。

マイケル・セラは相変わらず何となくawkwardな感じだけど(それが
持ち味で良いんだけど)、今や彼ってティーンの代表、的な存在なのか?
Junoにも出てたし、売れっ子ですよね。役が変わっても、いつも同じ
雰囲気なのが、彼らしい。
ノラの友達のキャロライン(Ari Graynor)はすごくかわいくて面白
いキャラだし、ニックのバンド仲間(全員ゲイ)たちも、かわいくて
良かった。特にアジア系の子(Aaron Yoo)味があったよ。
トリッシュ役のアレクシスは「Fool's Gold」でお金持ちの娘をやってた
子で、その役と似たイメージで。なーんかファニーフェイスで小柄なのに、
妙に自分の色気に自信のある女の子。

架空のバンド、Where's Fluffyっていうバンドがどこかでシークレット
ギグをやる。探さなくっちゃ!っていうストーリーも、なかなかわくわく
します。ちなみにFluffyのロゴはうさぎ。
今どきの高校生は大人っぽいなあ(夜遊びしてるなあ)とは思ったけ
ど、まあニューヨーク周辺の、都会の特殊なお話かもしれない。
ノラはセレブの娘っていう設定だしね。
imdbでは6点しか付いてないけど、かわいらしくて微笑ましい映画
だったので、私は7.5点くらいあげたいな。