US発 ひとりよがりおたく日記 (不定期)

主に映画の感想。管理人が気に入った映画があった時だけしか更新されないブログ。

「キャピタリズム~マネーは踊る」 Capitalism: A Love Story (2009)

2009-10-26 11:19:14 | cinema
マイケル・ムーアの体当たりドキュメンタリー映画はいつも面白いので、
今回も見なくちゃねってことで見てきました。今回のテーマは資本主義の
悪。今現在、不況で多くの人が職を失い、家のローンが払えなくて追い出される
人がいっぱいいる中、大企業(ここでのターゲットは主に銀行)が一般庶民から
搾取してるかというのを描いてます。
「シッコ」よりは描き方の面白おかしさはちょっとパワーダウンしてたと思うけど、
彼の言わんとしてることは殆どの庶民(上位1%の高収入ではない人々)は
同調出来るはずなので、上映後、拍手してた人もいました。上映後の拍手に
遭遇するなんて半年に一回あるかないか・・・。
ただ、資本主義じゃなかったら、社会主義?いや彼も社会主義が良いって
言っているのではなかった。民主主義とキリスト教って結論っぽくなるのだけど、
どうすれば、昔景気が良かった頃のアメリカに戻れるのかっていう結論はもちろん
出ません。そんなのわかってたらやってるよね。オバマは何かを変えてくれるんだ
ろうかっていうと、それも難しいと思うし?(医療保険問題だけでも、変えてくれたら
素晴らしいと思うけど)
でも最後に黄色の立ち入り禁止テープを銀行のビルに貼る、彼と一緒に、庶民の
私たちも頑張らなきゃダメだよねって思った。
日本でも12月公開のようなので、ぜひ見てみてください。

「かいじゅうたちのいるところ」 Where the Wild Things Are (2009)

2009-10-18 10:22:18 | cinema
スパイク・ジョーンズ監督のこれ、ついに公開されました。待ってたんだー・・・。
そっかー、そういう話だったんだ・・・原作本を読んでいないので、ストーリーは知らなかったんですが。
少なくとも、私の期待は裏切りませんでした。良かったと思うよ。主演のマックス・レコーズ君が
とっても可愛いのがかなり貢献してると思う。そして、着ぐるみ、上手く出来てます。着ぐるみが
暴れるんだよ。暴れる心理とか、よく描けてたと思うし。そういうところは、子供向けではないけど。
主な着ぐるみが確か6匹(?)いるんですが、キャロルのキャラとかすごく良かったです。やっぱり、
子供向けではないけど(笑)。ジュディスっていうちょっと僻み屋の女性キャラも良かったし。
KWのキャラはちょっと複雑でよくは理解できなかったけど…。
最後の別れのところでは、ちょっと泣かされました(笑)。でも、「わおーーん」って吼えるやつらを
見ていたら、泣きながら笑えて笑えてしょうがなかったけど。
映画館、かなりたくさんお客入ってて、多分半分以上は子供だったけど、最後のエンドロール
を少し残って見てたら、最後まで残ってたのは大人グループばっかりでした。大人だけで見に
来た人も、そこそこはいたということで。結構ダークな心理が描かれてるので、どっちかというと
大人向けかと・・・。
日本では1月公開らしいです。http://wwws.warnerbros.co.jp/wherethewildthingsare/

The Brothers Bloom (2008)

2009-10-18 10:21:33 | cinema
この映画、菊池凛子氏出演ということで、日本人界隈ではちょっと話題に。私は
予告編を見て面白そうだと思ったので、見たいリストに入ってました。
去年の秋に公開されるはずだったのに、なぜか延期されて、今年公開された時には
全く話題にもならず、私の近所では1週間で終わっちゃいました。
で、いつの間にかDVDになっていたのを発見したので、借りてみた。
エイドリアン・ブロディ、マーク・ラファロ、レイチェル・ワイズが主な出演者で、リンコちゃん
はそれに続く出番の多い役。
孤児だったスティーブとブルームの兄弟の子供時代から話が始まるんですが、この
兄役の子って「かいじゅうたちのいるところ」の主演のマックス・レコーズじゃん。
リンコちゃんは、やっぱり喋らない役で、歌う場面をのぞけば、多分台詞は「カンパリ」と、
fワードを含む台詞(「オーノーfミー」だった?忘れちゃったけど)の二つしかなかったと
思います。それにしては、存在感はなかなかでした。
レイチェル・ワイズのお嬢様の役も面白かった。
エイドリアンの情けなさそうな表情も、この役に合ってたし、マーク・ラファロは彼にしては
珍しいワル系?でも最後はちょっとほろりとさせます。

The Go-Getter (2007)

2009-10-12 22:37:21 | cinema
DVDで見ました。
母親の病死後、大学生のマルセル(ルー・テイラー・プッチ)は洗車場から盗んだ車で兄を
探す旅に出た。車のダッシュボードに残された携帯電話に、車の持ち主ケイト(ズーイー・
デシャネル)からの電話がかかってくる。

特に可もなく不可もなくって感じのインディー系ロードムービー。ちょっとつまんなかったかも。
でも音楽は私好みだった。ゾーイーのやってるバンド系らしい。
「友達が突然バンドをはじめて、でも自分はメンバーに入ってないと、つまんない思いをする」
っていうような台詞が何回も出てきたんだけど、そんなら自分でも何か始めろよ!って(笑)。
ちなみにこのDVDは英語の字幕がなかった(スペイン語だけ!)・・・(涙)。

「ようこそゾンビランドへ」 Zombieland (2009)

2009-10-11 11:19:37 | cinema
これ先週から公開されて、かなり評判が良いようなので、見てきました。
ゾンビ物コメディ。ホラーコメディは大好きだから、こういうのは見逃せない(笑)。
評判通り、面白かった。おバカ映画です。笑えました。

世界はあっという間にゾンビばかりになり、人間はほとんどいなくなった。
生き残ったおたく青年のコロンバス(仮名)(ジェシー・アイゼンバーグ)は
家族のいるオハイオ州コロンバスを目指す途中、やはり生き残りのタラハシー
(ウディ・ハレルソン)と出会い、共に旅をすることに。
他の出演者はエマ・ストーン、アビゲイル・ブレスリン、ビル・マーレイなど。
人間は殆ど出てこないので、出演者は少ないです(笑)。その他大勢の
ゾンビばっかり(笑)。
ゾンビと戦うためのルールとか、強面のタラハシーが探し回ってるものとの
落差とか(あれは日本には売ってないから面白さがわかんないか?)、ビル・
マーレイのお屋敷とか(本当にあんな豪邸に住んでいるのかな!?)・・・。
声出して笑ってしまう場面が結構あって、周りのお客も笑ってました。
日本でも来年公開のようなので(検索したら題名出てきたもん)、おバカ
映画、ホラーコメディがお好きな方にはおすすめです。

「プルートで朝食を」 (2005)

2009-10-04 10:06:43 | cinema
ちょっと前の映画で、存在自体知りませんでしたが、レビューとか読むと面白そうだったので
DVD借りてみました。
ニール・ジョーダン監督、キリアン・マーフィーが主演の、性同一性障害を持つ男の子のお話。
期待通り、なかなか良い映画でした。特に日本の女性に受けそうな映画だわー・・・(?)。
結構長くて、波乱の人生物語なんだけど、数分ごとに章が変わるし、明るいトーンで作られて
いるので、重い気分にならずに見られる。音楽もグラム中心で(あの時代が舞台なので)、
いい感じ。そして、キリアンの主人公の役作りはすごいと思う。脇に出てくる役者さんたちも、
皆よい感じでした。
ごらんになられてない方がいらっしゃったら、おすすめです。