Step Brothers (2008)

すごーく楽しみにしてた、おバカ映画。とうとう公開されました！
ウィル・フェレルとジョン・C・ライリー主演。ジャド・アパトー組の作品です。
39歳と40歳なのに、まともに働かず、親にパラサイトしてる２人が、
親同士の結婚により、義理の兄弟になって一緒に暮らすという話。
この２人、すごく似てるから、彼らが兄弟役だなんて！って予告の
時点からすごーく期待してました。皆さん期待度高かったのか、かなり
大入り。（でも１週目興行成績は2位、バットマンに負けちゃったけどね。）
すごくおバカです。多少お下品です。大人子供な２人がおかしいです。
ところどころ、やりすぎじゃー？って思う場面もないこともなかったけど（笑）。
子供に苛められる場面とか、ものすごくおかしいけど、ちょっと行き過ぎ？（笑）

意外に良かったのが、父親役のリチャード・ジェンキンス。この人は先日
見たThe Visitorでは真面目な役でしたが、今回は２人に翻弄される、
けど彼自身も完璧ではない、面白い役を演じてます。
あと、私は他で見たことない俳優ですが、嫌味な弟を演じるアダム・
スコットも。ハンサムだけど嫌ったらしい感じが凄く面白かったです。
ちらっとだけど、セス・ローゲンも出てます。彼が出てくると、観客、結構
反応していたよ。おぉ、人気者なんだーって思いました。近日公開の
「パイナップル・エクスプレス」が楽しみだ～。

「堕天使のパスポート」Dirty Pretty Things (2002)

これはちょっと前の映画、ずっと見たいと思っていて、ついにDVD借りました。
「アメリ」のオドレイ・トトゥが準主役。ロンドンを舞台に、不法移民の臓器
売買を描いたサスペンスです。スティーブン・フリアーズ監督。

オクウェ（キウェテル・イジョフォー）は夜はホテルのフロント、昼はタクシーの
運転手。彼はナイジェリアからの不法移民である。同じホテルのトルコ人の
メイド、シェナイ（オドレイ・トトゥ）と生活費を浮かすために、同居している。
ある夜、オクウェはホテルの510室のトイレから、人間の心臓を発見する。
ホテルの支配人（セルジ・ロペス）に報告し、警察に通報するように言うが、
「ホテルは夜、人々が汚いものを捨てに来るところ、朝になったら、きれいに
忘れた方が良い」と言われる。

という感じの、なかなか怖いお話でした。というか、ヨーロッパでは臓器売買
が盛んなんだそうですが、現実にこんなのあったら怖いよ・・・。

突っ込みどころはたくさんある映画なんだけど、全体としては良く出来てると
思います。主演の2人もだけど、脇役のセルジ・ロペス、ソフィー・オコネドー、
ベネディクト・ウォンなど、いろんな人種の俳優が出ていて（そういう話だから
ね）それぞれ味があって良かったです。

（注）ここからネタバレあり。
突っ込みどころ　その１：支配人はオクウェに臓器摘出の協力を頼むんだが、
その前は全部1人でやっていたということ？医者でもない素人がたった一人
で出来ることなのか？？
突っ込みどころ　その２：シェナイはひたすら、ニューヨークに行きたい！って
願うんだけど、不法移民としてイギリスで暮らすのと、不法移民として
ニューヨークで暮らすのに、そんなに違いがあるのか？所詮偽造したパスポート
なんだし、バレる可能性はかなり高いと思うんですけど。
突っ込みどころ　その３：オクウェは最後、ナイジェリアに帰ることになるんだが、
帰ったら逮捕されるのでは？？？私の誤解？理解不足？

Mamma Mia! (2008)

Abbaの曲を使った、ミュージカル映画。ストーリー的には、ラブコメ。
下らないお話だろうとは思ったけど、私は結構アバの曲が好き。
昔は興味がなかったけど、５年位前（？）にいきなり自分の中に
アバブームがきて、ベスト盤を繰り返し聞いてました（笑）。
なので、この映画はきっと楽しめると思った。期待通り！
ギリシャの小さな島っていう設定も海や風景がきれいでいいし、
結構、おもろい。小さな宿を経営するドンナ（メリル・ストリープ）の娘
ソフィー（Amanda Seyfried）が結婚することになり、結婚式に、
ドンナの昔のボーイフレンド３人、Pierce Brosnan、Colin Firth、
Stellan Skarsgard（この３人のうちのどれかがソフィーの父親である
はず）を内緒で招待した。っていうお話。

アバのヒット曲満載です！楽しいよー！
登場人物、みんな歌っちゃいますからねー。ドンナたちおばさん３人組の
歌と踊りが楽しい。特にTanya役のChristine Baranskiが飛ばしてる！
背が高くて女なんだけどおかまっぽく見えるし、何とも面白かったです。
大勢で歌い踊るところとか、楽しいシーンがたくさんたくさんありました。
最後についてるおまけでピアース・ブロスナンとかアバ風の衣装を着て
踊るところとか、受けました。
おバカで軽くて楽しかったです。

＊追記
こっちの新聞の評に、メリル・ストリープはこの役には20歳老けてる！
って書いてあったけど、確かにその通り。そして、コリン・ファースは
この役にはちょっと若いんじゃない？って思った（笑）。

Definitely, Maybe (2008)

Oasisのアルバムではないよ。
これは劇場で見逃したけど、見た人の評判が結構良い映画なので、
DVD出るのを待ってました。
「ラブ・アクチュアリー」「ブリジッド・ジョーンズ」シリーズなどの、イギリスの
ワーキングタイトル社系列の作品です。舞台はニューヨークだけど。

主演はライアン・レイノルズ、共演にアブリゲル・ブレスリン（リトル・ミス
サンシャインの女の子）、レイチェル・ワイズなど。
離婚を控えた父親が、10歳の娘に、母親との馴れ初めを聞かれ、
1992年当時の自分＆当時かかわった３人の女性たちについて
語るっていうラブコメです。
なかなか、上手く出来た脚本だと思います。主人公は1992年当時、
クリントンの大統領選の本部で働いているっていう設定で、当時まだ
一般的でなかった携帯電話が翌年に大ブレイクしたっていうところとか、
カート・コバーンのこととか出てくるところとか、時代を映しつつ、現在と
行ったり来たり。、一体娘マヤの母親は３人の女性のうちのどれだろう？
って見てるほうも好奇心満々（笑）。
残念ながら日本公開予定が見つからなかったけど、ぜひ公開されます
よう。

「ペルセポリス」Persepolis (2007)

先週今週と映画館でやってるのは見たい映画がないのでー、DVDで見た
こちらの感想など。
ちなみに日本でも公開済みの映画。
これねhttp://persepolis-movie.jp/
イランの少女が主人公のアニメ映画です。

apoさんも書いてらっしゃったけど、予告から受けた印象では、パンクな少女が
イスラムのしきたりに反発するって感じのお話かなって思ってたの。でも、違った。
尊敬してたおじさんが思想犯として捕まって殺されたり、テヘランの街が爆撃
されたり、主人公の周りでそういうことがたくさん起こります。
主人公マルジャンはロックは好きだけど、祖国イランも好き。
彼女は私とほぼ同世代なので、もしイランに生まれていたら、こういう体験
をしてたんだよ？って思うと、ほーんと日本は平和だったなと・・・。

DVDにはメーキングが付いてて、実際のマルジャン（主人公）が製作の指揮を
とってるんだけど、あー、こういう顔なのかあ～って、アニメとかなり違ってたのが
ちょっと受けた。喋り方とか表情がかなり強烈なパワフルな女性ですね。
私はフランス語版に英語字幕つけて見たんだけど（仏語がオリジナルと思った
ので）、英語吹き替え版だと、イギー・ポップとかが参加していたらしい（彼も
おまけ映像に出てきました）。
あと、ちなみにこのアニメは全て手書きでCGじゃないのです。今どきすごいね。

「ゲット・スマート」Get Smart (2008)

そういう訳で（？）、スペインがドイツに勝った試合を楽しんだ後、
先週見に行かなかった、こちらを今週は見に行きました。
スティーブ・カレル主演のスパイコメディ。昔のテレビ作品のリメイクらしい
です。
予告ではそんなに面白そうに思えなかったんだけど、結構面白かった。
主演のスティーブ・カレルと相手役のアン・ハサウェイも良かったけど、
敵役のテレンス・スタンプ、ちらっと出てくるビル・マーレイなんかが面白
かったし、話題の日本人俳優マシ・オカさんも出てきます。彼、結構
おいしい役。あとボス役は「リトル・ミス・サンシャイン」のおじいちゃん
だったアラン・アーキンだし、コメディでおなじみのデヴィッド・コーチナー
も彼らしい役だし。（ホッチキスを人の頭に打ち付ける！笑）
ちなみに日本でも９月公開らしいです。