061:@（やすたけまり）

@(アットマーク)とト音記号のうずまきはきみの星でも反対ですか

水のうた など

久々の（！）笹短歌ドットコムです。

えっと、たしかお題「都市伝説」のときに出せなくて以来さぼっていました。すみません。
今回もあやうくお題が「怪談」になりそうだったみたいですが「水」だったのでなんとか投稿……とはいえ「水」ってふだん使う率が多い（？）ので、改めて考えるのがなかなか……（←「春」のときと同じことを言っております……）

２首採っていただいてます。

　網戸には水のレンズが残されて夕立がまたひとつ終わった

　噴水がおおきくてちかづけなくてきゅきゅっと鳴いたきりのサンダル



以下は、講座「念力短歌トレーニング」提出作です。

★お題「３」
３３1/3回転で傷をひろげるきみのうたごえ

★自由題
校庭の遊動円木きみとぼくどこへもいかないはずだったのに

「３」は題詠３１～３９でアホほどやった直後だったので、お題が出たときうわーと思いました。（やけくそで３が三つも入ってる・笑）
　狙ったわけではないのだけど二つともレトロな題材になってしまって、若者には意味不明だったかも。
人数が少なめでちょっとさみしかったけど、時間的には全部の作品について話ができたのでよかったです。次回はもっとたくさんの方がいらっしゃるそうなので、それもまた楽しみです。

６０首ポイント

６０首ポイントです。

……５１～６０、ほんとに熊の手を借りました。
（なにぶん遅れているので……。）
熊とつくるのはなかなかたのしかった。
そして熊は、りらさんのかわいさが気になっています。

つぎのお題は、

061:@

062:浅

063:スリッパ

064:可憐

065:眩

066:ひとりごと

067:葱

068:踊

069:呼吸

070:籍

です。

060:郎（やすたけまり）

眠れない熊にきかせる月夜からはじまるほうの次郎物語

059:ごはん（やすたけまり）

たまごかけごはんぐるぐるまぜている卵うまない熊とわたしで

058:帽（やすたけまり）

きょうからは夏帽子だね　はねている熊の毛先もレモン色です

057:パジャマ（やすたけまり）

しまパジャマ水玉パジャマ熊パジャマこのままパジャマさかさまパジャマ

056:悩（やすたけまり）

悩んでるあいだも熊のあしおとはランタナランタナ垣根をめぐる

055:乾燥（やすたけまり）

熊はきらきらとみている乾燥剤青くしてゆくレンジのうなり

054:笛（やすたけまり）

口笛訪問がくるよとカーテンのなかで蛹になっている熊