すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

ツバメのねぐら

2017-01-27 00:27:56 | 短歌
猛暑日の「社会実験バス」に乗り冷えきってみるという実験

葦原はまだみえなくて葛の波こえていったらツバメのねぐら

たくさんの声すれちがう八月のウグイスだけを聞きわけている

鉄塔はまるい夕陽をとじこめてほおずきになる ここにいなさい
   
ツバメツバメつぎつぎ降りてコウモリの影だけ踊りはじめたら夜


(「未来」766号 2015.11月)
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