すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

空のうた

2006-12-13 01:11:53 | 短歌
 PCのなかに「短歌」という大雑把な名まえのフォルダがあって、いろんなもの(作品以外にも歌会の評とかお題とか募集要項とか~)がつめこんであったので、ちょっと整理しました。
 とはいっても、自作短歌でいちおう形になっているのは、まだ300もないのです……。まだまだがんばらなくては。
 
 夏~秋におとくにすぎな名義(今のところ、ネットやラジオなど活字以外のところに投稿する名義)で出した歌をぼちぼちUPしていきます。

☆ 空のうた
 空は、ほっとくといくらでも歌の中に出てくるのに、「テーマ」や「お題」として出されると、ちょっと緊張してしまいます。

 きみが跳ぶわたしの背より3センチだけ高いバーそこからが空
     (ラジオ「土曜の夜はケータイ短歌」8/19 その他朗読コーナー)

 えー、これはもろに中学生で、はずかしいです


 次は、9月に開催された「あおによし歌会」に出した歌です。ここもテーマが「空」でした。

 おしまいの場面できみに選ばれたあの空色がゆるせなかった

 くらやみを掬うかたちは崩さずに七つの星が夜空をめぐる

「おしまいの……」は、「ほんとうの空色」(バラージュ作・昔、講談社ので読んだ。いまは岩波少年文庫に入ってます。)という作品を読んだときの想いが下敷きにあるのですが、その作品を知らなくてもそれなりに読めるようにしようとして、かえってわかりにくくなってしまいました。(あおによし歌会参加者のみなさんがいろいろ想像をめぐらせてくださったのは、とてもうれしかったのですが。)
 よくばりはいかん~。タイトルを詠み込むとか詞書を入れるとかして、下敷きになっているものをはっきりしたい感じです。
「くらやみの……」は、もちろん北斗七星です。
 とてつもなく長い目で見れば、星座のかたちも変わっていく、ということを小学生のときに知ってショックを受けました。
 それでも、かたちを崩さないまま回っているように見えることは、やっぱりワンダー。
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