すぎな野原をあるいてゆけば

「おとのくに はるのうた工房」がある

透明熊

2011-05-11 23:49:16 | 短歌
しろくまの毛はしろくない ゆっくりと硝子をすべる二月の霙

透明な毛をそよがせて乱反射したい光は氷のひかり

(ストローに)ホッキョクグマの体毛に(ソーダ水)浸入するみどり

じぶんでは光らないもの真夜中に照らしあうもの月・熊・氷

「しろくまちゃんのホットケーキ」は裏返る(うん、南極をみた子もいるよ)


(「未来」712号 2011.5月)



 ホッキョクグマの体毛は透明で中が空洞。
 霙が車のフロントガラスをつーっとすべっていったとき、そのことをふっとおもいだしました。二月のしめきり直前のことです

 さて、明日が発行予定だった歌集ですが、諸事情により若干遅れております。
 みていただける日がはっきりしましたら、ここでもおしらせしますので、どうぞよろしくおねがいします。


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2 コメント

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くまがいた (中村成志)
2011-05-29 19:35:27
いま気づきましたが、「短歌研究」六月号の巻頭広告に『ミドリツキノワ』が!
くまがつぶらでみあげている。
タイトルの字体も、ほんわかです。
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みつかった(笑) (すぎな)
2011-05-30 00:49:30
中村さん
ありがとうございます。

なんとかゴールがみえてきましたので、発行日を旧暦と解釈していただければなんとか……

輪転機まわれよまわれ~と祈っててくださいね
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