イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

まだまだ続く、エリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 への期待とはしゃぎぶり、今週末が最高潮?地元商店街の飾りつけ

2022年05月29日 06時26分08秒 | 英国の、生活のひとコマ

週末が終わればいよいよ、待ちに待ったジュービリー・ウィークです。

エリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 Platinum Jubilee Celebration は6月2日、木曜日です。

いえ、私は全く待ち焦がれていませんが。「待ち遠しい」と本気で言っている人にも(個人的に)お目にかかったことがありません。もちろん連休がうれしい人はとてもたくさんいるでしょう。

土曜日にボランティアでお手伝いをしているチャリティ・ショップ、オックスファム Oxfam のある商店街、ブラモール・ビレッジ Bramhall Village のお祭り盛り上げ愛国ディスプレイへの気合いの入れ込みがさらに深まっていました。

比較的上品な例です。経済的にゆとりのある女性を顧客ターゲットにしたオーガニックの食品や化粧品を売る店のディスプレイです。

もしかしたら多くの店の持ち主も本当は「どうでもいい」と思っているのかもしれませんが、日本でいう「同調圧力」みたいなプレッシャーがあるのかもしれません。

まあ、飾り付けにちょっと手をかけて道行く人の目を楽しませて、ついでに客寄せにもなる...ぐらいの思惑はあるはずです。

いちばん上の写真の、キッチンのショールームのバンティング bunting (旗飾り)はもう自分の地所を離れて歩道をまたぐ違法ぶり(?)。

風ではためいているので写真ではわかりませんが、たくさんの三角のユニオンフラッグの真ん中には、10年前の戴冠60年記念(2012年、ロンドン・オリンピックスの年でもありました)の時に頻繁に見かけた、黄色いスーツとおそろいの帽子をお召しになった10年お若い女王陛下の肖像写真があしらってありました。10年前の戴冠記念のお祭り時にはこの写真を使ったバナー banner(横断幕)を多く見かけたように記憶しています。

写真の使いまわし?あるいは、60周年記念の際に使ったバンティングそのものを引っ張り出してきて再利用?

 

高級そうな美容院の努力賞ものディスプレイ。

ティー・パーティを模してあります。

本物のフルーツ・スコーンとフェアリーケーキ(=カップケーキ)、それにイタリアン・エスプレッソマシーンのあるカフェでコーヒーを飲むとサービスでつけてくれることがあるアーモンド風味のビスケットがなぜかいっしょに並んでいます。

今ひとつ、本格的なティー・パーティに見えないところが残念です。クリームとジャムが抜けている!もうひと頑張り、キュウリのサンドウィッチとケーキをくわえてアフタヌーン・ティーにしてほしかった!

そして私だったら、椅子にテディ・ベア(あるいはコルギーかブルドッグのぬいぐるみ)でも座らせてテーブルをもっと散らかすところなのですが!

受付の女性に内側に入って写真を撮っていいかと聞いたら、オーナーらしい男性美容師(ヒマそうでした)がやって来てとても喜んでくれました。たぶんこの人のアレンジなのでしょう。

障害者の自立を支援するチャリティ団体スコープ Scope の脱力ウィンドウ・ドレッシングです。

女王陛下の紙のマスク(お面)をかぶせられた不気味なマネキンが国旗色、赤とロイヤルブルーの売り物の婦人服を着せられています。

このお面の肖像写真もまたずい分若くてびっくりです。70代の時の女王陛下ではないでしょうか。

王室がらみのお祝い騒ぎの時は毎回王室メンバーの顔写真を使った紙のマスクがパーティ用品屋などで大々的に売り出されます。

目の部分がくりぬいてあって何とも言えず不気味ですし、第一「不敬」なんじゃないかとちょっと心配になります。

それよりも、このマスク、何に使うのでしょうか。売られるぐらいですから買う人がいっぱいいるはずです。

パーティでかぶっていたら飲んだり食べたりできないではありませんか。乾杯の音頭を取る人がその時だけかぶるとか?いえ、女王陛下が「女王陛下に万歳三唱 Three cheers to Her Majesty!」なんて言うのはちょっと変ですよね。

サッカーやテニスの国際試合の応援席でかぶっている人をたまにテレビで見かけます(視界が狭くて見づらいでしょうに)。

そういえば、2011年にケンブリッジ公夫妻(ウィリアムとケイト)の結婚式の前評判で盛り上がっていた頃、乗り合いバスに乗ったら一階の乗客の半分ぐらいが王室メンバーの顔写真の紙のマスクをつけて座席に静かに座っていたのでおののいたことがありました。故ダイアナ妃までいました。年齢まちまちなかんじでしたので、職場のパーティか研修なんかに(なぜか)バスで向かう一団だったのでは...と思われます。

 

戴冠70周年記念祝祭に関するストックポート日報の記事のリンクです☟新しい順に、

戴冠70周年記念祝祭記念はビジネスチャンス!はしゃぐ業界についてしつこくレポートする私も実ははしゃぎすぎ?

英国に住んでいて知らんぷりを決め込むことは許されない(?)はしゃぐべき女王戴冠70周年記念行事はもうすぐ!

政治的スタンスは関係なしに国中で祝う時は祝うべし!女王陛下の戴冠70年のお祭り騒ぎ!

カウントダウン開始した一生涯に1度しかお目にかかれないらしい今後もまずないらしい君主の戴冠70周年

ブラモール・ビレッジの商業振興会からでも感謝状をもらいたいぐらいです。

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