今週、5月12日から、エリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 Platinum Jubilee Celebration 公式カウントダウンに入りました!
6月2日の記念式典までちょうど3週間というわけですね。
昨日買い物に行ったストックポートのタウンセンターでは週末の気分盛り上げ、祝祭ディスプレーがボツボツ始まっていました。
おもにチャリティー・ショップですね、ウィンドウ・ドレッシングに情熱をかけていたのは。
景観保存地域、リトル・アンダーバンク Little Anderbank にある、主に身寄りのない高齢者を支援するチャリテイー・ショップ、Age Uk は特に力を入れていました!
たぶんボランティア(無償)だとは思いますが、プロのウィンドウ・ドレッサーがちょうど私が通りかかった時ショーウィンドウの飾りつけをしていました。写真を撮りたいというととても喜んでくれました。
ディスプレイされているのは商品です。
一般の人からの寄付品(セカンドハンド品)の中からこの世紀の大イベントにふさわしいモノを取っておいたと思われます。
チャールズ皇太子の伝記、ウェールズ公夫妻(チャールズと故ダイアナ)の結婚写真のジグソーパズル!それに「 I ♡TEA 」と書かれたマグカップ!バロック調のカーテンどめの物々しいタッセル!(王室との関係性皆無)
立て看板の反対側です。
雑誌の切り抜きか、インターネットの写真をプリントしたものか、女王陛下のグラビアイメージをよくこれだけ集めたものです。
反対側に書かれた「Celebrate/ Donate /Jubilate 祝おう、寄付しよう、歓びを高らかに歌おう」は韻を踏んでいてなかなか調子のよい三行詩のようなキャッチフレーズです。Age UK のオリジナルだったらスゴい!
さて戴冠70周年記念。
70年以上在位した君主は世界史上他に誰もいないそうです。
世界史上初、最長!
実際の王位継承は70年前の2月5日だったのですが、その日は女王の父君ジョージV世(前王)の命日でもあるので、さすがに祝ってはいけないようです。
初夏6月は、英国の一番美しい季節ですし屋外イベント日和が続くことや、英国人の屋外で食べたり飲んだり、音楽を聴いたり踊ったりしてはしゃぎたいという飽くなき欲求を満たすよい機会が提供できることもあって国家を挙げたお祭りには最適の時期だと私も思います。
ウェディング・シーズンでもありますし6月に結婚した花嫁は幸せになるという言い伝えもあります。あぁ日本ではウンザリどんより蒸し暑い梅雨の季節なのでした。
同じ通りの St Ann's Hospice。ここも頑張っています。
ホスピスを運営するチャリティ団体です。
この店舗は特にヴィンテージ(アンティークよりは格下の、ちょっと価値のある年代物のガラクタ)のみを扱うチャリティ・ショップです。
ロンドン風景やロンドン塔の秘宝のジグソーパズルや国産車、オースティン・ミニのぬいぐるみ、ユニオンフラッグのネクタイとクッションの愛国イメージの品に、ただ赤と青というだけでディスプレイに使われたガラスの花瓶とペーパーウェイト(文鎮)とスーツケース...がお茶のセッテイングの周りに雑然とならべられています。
メインストリートの、あまりやる気のなさそうな 独自のガン研究を施設を運営する Canser Reserch UK のディスプレイです。
マネキンに団体オリジナルの紙のクラウン(王冠)をかぶせただけ(親子バージョン)。
ごっちゃごっちゃと節操なしに国旗や国旗色を飾ればいいというものではない...
これは番外編、グリーティング・カード専門店です。
誕生日、記念日、引っ越し祝い、お悔やみ他母の日など季節の行事などなど各種カードとパーティの飾りつけ用品専門の英国特有らしい店はストックポートタウンセンターだけで4軒もあります。
このしつこい国旗ディスプレイは売り物をウィンドウに陳列しているだけですね。
店内には女王の顔写真いりのバンティング(御幣のように紐でつないだ旗かざり)や巨大な国旗、ユニオンフラッグの帽子と髪飾り、エプロン、テーブルクロス、紙皿、紙コップなどがありました。
そうそう、1月末に、夫の父のお葬式に出席した際の式後の会食 (wake) に使われた古いパブの告知板の6カ月先のプラティナム(プラチナ)・ジュービリーのイベント予告です。
ぞーっとするような不気味な女王陛下の肖像イラストを写真に撮ったことを思い出して探し出しました。
...戴冠70周年記念日の6月2日(木曜日)から6月5日(日曜日)までは4連休です。
現在まで公式に発表されている記念イベント(コンサートや博物館、美術館などの特別展など)は1568件!の予定だそうです。そのうち、ここグレーター・マンチェスターでは235件。
封鎖した道路にテーブルを並べるストリート・パーティも数限りなく予定されています。
スーパーマーケットで見かけた、サラダクリームの期間限定ラベル、サラド・クイーン Salad Queen 。
マヨネーズの老舗会社、EHINZ の サラド・クリーム(サラダクリーム)は私のうちでも愛用しています。スーパーマーケットの自社ブランドよりも高いのですが、たしかに味が違います。
そして何より昔ながらの、各自治体でのリサイクル実施が確実に機能しているガラス瓶入りを販売しているところが気に入っています。
サラダクイーン、一瞬迷いましたが、リサイクルシステムがまだ完全に機能していないらしいプラスチック製の容器だったので買うのはやめました。
この手の悲しいダジャレ期間限定ラベルの商品がぞくぞく流通することを希望します。
商売人は お客さまに 買って頂かないと
始まりませんから
女王様が キッカケを作ってくれるなら
お喜びでしょうね
70年いて マンネリに成らない所が
凄いですね
ダイアナさんが亡くなった時に
幕でも引くのかと 思ったけど
息子に 任せられないのでしょうね
欠席されたのは50数年ぶりとか、かわりにチャールズ皇太子が名代をつとめていました。すっごく物々しい儀式で、一時的に歩行が困難だとかで、長いドレスにずーるずる引きずるケープにx王冠と勺は重いし96歳にはキツかったのでしょう。夫君のエジンバラ公がご健在の頃から数回、夫ではなく、息子のチャールズにエスコートされて出席されていました。君主ではないエジンバラ公はさすがに95歳を過ぎて現役引退が可能だったようですが(それと皇太子への引継ぎ開始でもあったのかもしれません)女王ご自身は高齢のお勤め続行、お気の毒です。
日本の天皇陛下(アキヒト様)みたいに引退もありのお年なはずですが、せめてプラティナム・ジューブリーはやり遂げてほしいというような圧力でもあるのでは?と勘ぐってしまいます。経済効果抜群ですものね、世紀の大イベント。
日本の天皇陛下の生前の引退はよく実現したなーと思います。
エリザベス女王、本当にご苦労様です。