イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ひさしぶりにコロナ・ウィルス、感染してもどうやら誰も気にしない?写真はネコ!

2022年05月04日 05時13分57秒 | 気になる出来事、社会情勢

ひさしぶりにコーヴィッド(コロナウィルスの感染症)の検査を自宅でしました。

(写真は、本文とは全く関係のないうちのネコ2匹リヴィーとティブの近況です)

年末にもらった「ホームテストキット」の残りがまだあったのです。あと3回分残っています。

結論から言えば検査結果は陰性でした。(ホッ)

前日の午後、のどが痛くなり寒気がし始めました。夜の7時には就寝、ぐっすり眠れましたが、夜中に熱が出たような感覚があり目が覚めました。「あ~あ、コーヴィッドについにかかったか。朝起きたら検査しなくちゃ」と思いながらも結局また寝入ってしまいました。

ただの風邪だったようです。12時間近くも熟睡したら朝には症状はほぼ治まっていました。

2020年の春に日本から帰ってすぐにうけたPCRテストの他に、私はホームテストキットを使ったラトゥラル・フロー・テストを5回試しました。

いずれも、陽性者と接触、大学の寮から娘が帰宅、スペインから息子が帰宅などちゃんとした理由があってしたテストですが結果はいつも陰性です。いちどもコーヴィッドにかかったことがない私と夫...英国内では少数派だと思われます。

私の周りの、たいていの人は少なくとも1回は感染しているようです。

流行に乗り遅れたみたいでちょっぴり寂しい気分です。

「ホームテストキット」の無料配布は予告通り4月1日に廃止になりました。それまでバンッバン配りまくっていたため、今でも予備のある家庭も多いことでしょう。

廃止ということはもう検査をしなくてもいいというわけです。自宅に検査キットがなければとうぜん検査ができないわけですから、多くの人が感染しているかしていないのか知らずに仕事や学校や遊びに行ったり人にあったりしているはずです。

「隔離義務」も撤廃されたのですから、「かかったかな」と思ってもNHS(国家保健サービス)に連絡してすぐには結果がでないPCR検査に申し込んでキットを送ってもらって封筒に入れて検査所に送り返すめんどくさい検査をする人はもうあまりいないのではないかと思います。

パンデミック前と同じ日常にすっかり戻ってしまっています。

マスクをしている人をほぼ全く見かけません。

私は今でも外出時にはバッグに入れっぱなしになっている布製マスクを持ち歩いていますが、着用する機会はどんどん減っています。

病院などマスクの着用を呼びかけている施設では入り口で使い捨てマスクを手渡して着用を呼びかけています。ですから持ち歩く必要は全くないはずです。

 

連合王国で最後までコロナウィルスの感染拡大阻止のための行動規制を敷いていたスコットランドが3月21日に「屋内ではマスクを着用する」という規則を撤廃、以後、全国的に行動規制はほぼ皆無になったはずです。

それまで、マスクをしなくてよくなったイングランドからの列車がスコットランドの国境を超える時に「規則ですのでマスクをするように」というアナウンスがあったそうですが、今は全行程、たぶんマスクをしている人はごくわずかでしょうね...

と言っても、最近ニュースで、半分以上の乗客がマスクをしているロンドンの地下鉄の中の映像を見かけました。

場所によって違うようです。たしかにまわりに合わせる習慣はおもったより世界共通に浸透しているのかもしれません。たまたまその時間帯にマスクをする習慣の人たちがその車両にごそっと乗り合わせただけかもしれませんが。

 

個人的な意見ですが、マスクはたぶんしないよりはした方がずうっとマシなのは確かでしょうが、全体的な効果があるとも思えません。

2020年初頭、ものすごい勢いでコロナウィルスの感染が広がっていった中国の武漢で、ニュース映像で見かけるすべての人がマスクをしていましたよね。それでも感染拡大は全く止まらなかったのですから。結局、中国で感染がおさまったのは厳格な都市封鎖の断行によって、ですよね。

英国政府はそういえば、日ごとの感染者数をもう発表していません。12歳以上の全国民の70%弱がブースター・ジャブ(3回目のワクチン接種)を終えてた今、感染しても重症化する確率が極端に低いのでもう感染者数は気にしないって感じになっています。

 

ご存知のように3回打っても、感染者と濃厚接触すれば3分の1強の確率で感染しちゃうらしいので感染拡大はもう止まらないみたいですね。国全体の免疫力をあげるためにももうかかっちゃって下さい!とこっそりおススメしているようなものなのでしょう。

いったん接種が完了してしまえば、高齢者も持病のある人も重症化する確率は健康な若い人と変わらないみたいです。

そう、接種が完了しても、重症化する確率が0%ってことはないようですね。残念ながら運わるく呼吸困難で病院に搬送される人の中には3回接種を終えた人もわずかですがいるようです。

病院に搬送される重症者の8割が1度も接種を受けたことがない「接種拒否者」であるらしいこともずいぶん前から判明しています。

もうコロナウィルスなんてなかったことのようになっている英国ですが、決してどこかへ消えてなくなったわけではないのです、ウィルスの変異もまた報告され始めています!

ネコの顔だちがはっきりと写っている写真は1枚だけですね

コメント (4)
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