6月2日のエリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 Platinum Jubilee Celebration まで残すところあと11日。
私がボランティアでお手伝いしているチャリティ・ショップ、オックスファム Oxfam のウィンドウにもついに愛国的ユニオン・フラッグのバンティング Bunting 飾りが登場。
お祭り騒ぎと軍事パレードを見るのが好きな私が、うちの夫と同様、王室無用論者で左翼主義(The Guardian 紙を愛読)のマネージャー(60代、男性)を説得して実現しました。
私は軍服を着て勲章をいっぱいつけた人がゾロゾロ出てくる国家行事をテレビで見るのが大好きですし、北朝鮮やロシアのものまでふくめて軍事パレードを見るのも好きですが、軍国主義には絶対に反対です。
国旗や愛国イメージで店のウィンドウを飾ることにぐちぐち言っていたマネージャーとはボリス[嘘つきジョンソン首相]のこき下ろしで話が合います。
コロナウィルスよけのアクリル・シールドには私が寄付品(店の商品)のアクリル毛糸を使って店番しながらチクチク編んだババくさい手編みのバンティングを張りました。
オックスファムは英国名物、チャリティ・ショップ charity shop の草分けです。
発展途上国や災害や飢饉などに見舞われている海外の貧しい国に救援物資を送ることを目的に設立された慈善団体です。
現在は物的な支援よりも、地域の自立支援や子供たちの教育、農業、医療技術などを向上させることなど、貧しい地域の生活レベルが永続的に向上するような支援に力を入れています。
他の無数の慈善団体と同様、一般の人からの資金援助(寄付)と寄付された不用品を売るチャリティ・ショップの経営で資金を賄っています。
まだまだ、国旗色の毛糸が余っているので調子に乗って...
もう1本、長めのバンティングを作ってみました。(下の写真右側の窓の内側にくぎを打って掛けました)
左翼マネージャーもこの機会のためにと、王室アルバムのような雑誌や、連合王国花を刺繍したテーブル・ラナー table runner (テーブルの真ん中に広げる細長いテーブルクロス)、ロイヤルウェディング記念の銀メッキのスプーン, ケンブリッジ公夫妻(ウィリアムとケイト)の肖像入りマグカップなど、ガチガチの愛国的製品の寄付品をひそかにため込んでいたようです。
毒を喰らわば皿まで!今週中に、それらを使った屈辱的な愛国ディスプレイでウィンドウ飾りを完成させるつもりです。
国旗のバンティングは王室がらみのお祝いや、サッカーやクリケットの国際試合、やVEデー(ヨーロッパでの戦勝記念日=英国の終戦記念日)そしてもちろんそれほど遠い先ではないチャールズ皇太子の戴冠式など何回でも使いまわせるはずです。
同じ商店街のタイ・レストランのガラス窓の内側に、なかなか上手な絵が描かれていました。
タイ人経営の、タイのストリート・フード専門店です。
プラティナム(プラチナ)・ジュービリー(戴冠70年)のシンボルカラーの紫の王冠をかぶって料理しているのは店のトレードマークにもなっている店主だと思われます。
ビッグ・ベンやタワーブリッジ、ロンドン塔、ロンドン・アイ(大観覧車)等々を描いたガラス絵はなんだか、いかにも国外から来た人っぽい発想です。
英国と言えばロンドン、王室と言えばまたロンドン!という外国人観光客視点で...
まあ、王室の本拠地、バッキンガム宮殿なら納得するのですが!
ここはロンドンのライバル都市、マンチェスターのとなり、ストックポートですよ。
ストックポートのランドマーク(例:ストックポート・ヴァイアダクト)は知名度の点でちょっとナサケナイ気がしないでもないのですがイングランド第二の都市、グレーター・マンチェスターの州都、シティ・オブ・マンチェスターには地元の人たちにはピンとくる立派なランドマークがいっぱいあるのに!
スーパーマーケット、セインズベリー経営のコンビニエンスストア、セインズベリー・ローカル Sainsbury Local では...
四角い国旗バンティングが窓の内側に張り巡らされていました。
窓に貼られていた大きなディスク型のスティッカーです。
(夏休みに入って帰省した娘を迎えに行った、ストックポート駅前の店舗です。中に入って買い物をしました)
そうそう、女王陛下の愛犬、コルギー犬 corgi!
それにイングランド国花の紅いバラを配した愛国ムードたっぷり、Platinum Jubilee 1952-2022 と書かれていますが、ソフトクリームやサングラスなど夏のレジャーイメージも加えて夏中貼り続けるつもりが見え見えのデザインです。
別のスーパーマーケットで見かけた期間限定版デザインのティーバッグ、PG Tips の箱のコルギー尽くし!
箱のてっぺんです。
店舗の棚スペースの都合で寝かせて並べることもできる優れたデザインです。
女王陛下が17歳の誕生日に両親に買ってもらって以来繁殖しつづけた子孫を何百匹も飼っていたという王室ゆかりのコルギーですが、数年前に最後の一匹が死んでから飼うのをやめていたはずですよ。
あ、その後どこかの司教か何かに女王陛下のコルギーの親戚筋にあたるコルギーの仔犬をプレゼントされたような話も聞いた覚えがあるのですが、確認できませんでした。
コルギーを町の中や公園などで実際に見かけたことは、そういえばない(!)気がします!
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