イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

英国に住んでいて知らんぷりを決め込むことは許されない(?)はしゃぐべき女王戴冠70周年記念行事はもうすぐ!

2022年05月25日 07時37分45秒 | 英国の、生活のひとコマ

自宅からクルマで10分ぐらいのところにある商店街、ブラモル・ヴィレッジの理髪店にとつぜんお目見えの女王陛下!

...ちょっとギクッとしました。

等身大の型抜きした写真です。

 

もともと店のロゴに王冠を使っている FAMOUS HENRYS という理髪店の窓飾りと国旗のバンティングが映えますね。ロゴ入りの風船まで用意しています!ロイヤルカラーの赤、白、青だけではなく、コーポレーション・カラー(ビジネスのイメージカラー)の緑の風船まであります。

ストックポートのタウンセンターに比べるとちょっと遅れをとったかな、といった地元の商店街の個人商店ですが、6月2日のエリザベス女王の戴冠70周年 記念祝祭 Platinum Jubilee Celebration を一週間前に控えた今週あたりから、お祭り気分盛り上げの飾りつけがヒートアップしています。

イヌ用小物も売るドッグ・グルーマー(イヌの散髪屋)も...

ガラスのペイントをがんばっています。

正面ドアわきの二面のガラスパネルに描かれた衛兵の絵の、頭と胴体が黒い金属の横長パネルに分断されてしまって残念です。

まるで生首が陳列されているように見えます。

さすがにおイヌ様相手のビジネスですね。

 

広いガラス面には王室ゆかりの、コルギー犬(笑顔!)の実物大スティッカーが貼ってあります。

そして、私がボランティアでお手伝いしているチャリティ・ショップ、オックスファム Oxfam も昨日やっと重い腰を上げるといったふうに飾り付けを完成しました。

左翼主義者らしいマネージャーがミーハーで国粋主義的なお祭り騒ぎに便乗するのをためらっていたのですが...

(お祭り好きな私が焚きつけたのもあります)

が、しかしこの人もちゃーんと寄付品の、王冠と連合王国を形成する4国の国花(バラ‐イングランド、アザミ‐スコットランド、スイセン‐ウェールズ、シャムロック‐北アイルランド)をあしらった戴冠記念テーブルセンターをこの機会のために大事にとっておいたようです。

手刺繍リネンの70年モノです!とりあえず、飾り付け用の非売品です。

嬉しそうに会計カウンターの上の目立つ場所につっちゃったりして実はひそかにはしゃいでいるのかもしれません。

おススメの本を並べる、ショウウィンドウに面した棚上段には.ここ半年余り、戴冠70周年イベントに向けてマネージャーがため込んでいたおめでた製品をかなりひかえめに並べました。

左から、1952年の戴冠式の記念プログラム、ロンドン、セントポール寺院とウェストミンスター寺院みやげの古い銀のスプーン、戴冠記念コイン、女王陛下の90歳のお誕生日祝いのスポードのマグカップ(オリジナルの箱入りで未使用。これが一番高価で、19ポンド99ペンス)、女王陛下の着付けや美容担当スタッフの裏話写真集、ケンブリッジ公夫妻(ウィリアムとケイト)の結婚式を模したフィギャーを編み物(かぎ針編みの、いわゆる amigurumi ではなく、棒針編みというところがレトロです)で制作する作り方の本...

会計カウンターのコロナウィルス感染拡大防止用アクリル板のシールドにかけていた、私が編んだバンティングをこっちに移しました。

ちょっとすき間を開けてもう一つの棚には...

インターネットで探した戴冠当時の女王陛下の肖像をプリントアウトして入れた写真たて、白いクマのぬいぐるみと父の日のプレゼント用の「ビール資金 beer fund」と書かれたロイヤルブルーのブタの貯金箱と真っ赤な花瓶の国旗カラートリオ、ゴミ箱から拾ってきたロイヤルブルーの帽子、王室を舞台にした歴史小説2冊...いずれも全て寄付品の売り物を私が店の中をひっかきまわして集めてきました。(かなりこじつけで苦しい選択です)

段の終わりや下の段は全く関係のない本や育児小物が並んでいてちょっと寂しいです...

1952年の戴冠式の記念プログラムには、おぉっとひとりで歓声を上げた4歳のチャールズ皇太子と2歳のアン王女の写真が載っていました。

インターネットで同じ写真を見つけて、ここに転載します。

 

関連記事のリンクです☟☟

政治的スタンスは関係なしに国中で祝う時は祝うべし!女王陛下の戴冠70年のお祭り騒ぎ!

この話題はおそらくまだ続きます...

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
犬と暮らせば (浅井洋)
2022-05-26 00:31:58
江里様
 等身大の写真は 素晴しいですね
本人が 立ってるみたいで ハっとしますね
返信する
浅井さんへ (江里)
2022-05-27 06:42:33
令和の天皇即位の頃の日本国民ははしゃいでいましたか。即位盛り上げ関連の商品が売れていたでしょうか。
今の陛下(徳仁さま)はじゅうぶん国民に親しまれていると思います。でも等身大の写真切り抜きや顔写真のバンティングはちょっと考えられませんよね?
昭和、平成の陛下のほうがもっと恐れ多い気がします。
返信する
犬と暮らせば (浅井洋)
2022-05-29 22:11:25
江里様
 父は大正9年生まれで 戦争に行ってますから
「俺は天皇陛下ばんざい は よう 言えん」そう言って死んでった兵隊さんを 沢山見たから
母は大正12年生まれで 明治神宮は行くけど 御所はね と 年賀へ 行った事が有りません
 僕の 上司が 学習院で 前の天皇陛下のテニスのお相手だったので 「住友商事」の入社の時に それを言ったら 入れてくれたって 言ってました
 僕の 娘も 息子も ん 日本が 幸せなのでしょう あまり語りません
 眞子さま の ニュースも 話題にしない様にしてます
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