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イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

合成着色料と人工甘味料たっぷりの妖し気に美しい夏の飲み物

2019年08月12日 09時00分00秒 | 気になる製品、気になるデザイン

雨ふりつづきで肌寒いイギリスから、酷暑の日本の皆様にお届けする涼し気な話題です。


人工甘味料と合成着色料たっぷりのイギリスのソフトドリンク、 A.G. Barr の レトロでキッチュな3部作。

左から、バブルガム、アイスクリームソーダ、チェリーエイド。

近所のコンビニが一缶49ペンスのバー・ドリンクが、3缶で1ポンド(一缶がほぼ無料進呈!)セールをやっていたのでうっかり3缶買ってしまいました。

「バブルガム」はうちの下の息子の大好きな買い食いドリンクです。


親としては買い与えたくない妖しく美しく思いっきり人工的なエレクトリック・ブルー!



昔ながらのバブルガムの、甘~い完熟梨のような風味を感じなくもない、懐かしい味がします!

日本ではドリンクとしてはなじみのない味かもしれません。

「アイスクリーム・ソーダ」


すごい泡です。
これも大好物なのですが、息子は「アイスクリーム・ソーダ」の現物を飲んだことがないのです。
イギリスでは見かけないのですが、ね、日本では昔ながらの喫茶店の定番でしたよね。「ソーダ・フロート」とか言ったと思います。「コーラ・フロート」というのもありましたね。

かき氷のシロップを炭酸で割ったようなエメラルドグリーンの人工的なメロン味のソーダもありましたよね。

炭酸ドリンクに丸くすくったバニラアイスクリームがぷかぷか浮いているあれ、今でもありますか。

この「アイスクリーム・ソーダ」、甘い炭酸ソーダにかなりくどいバニラ味がくわえられています。

子供っぽい味なのですが、これなら大人の私でも思い切り冷やして暑い日にごくごくいけると思います。


最後に、どぎついピンク!「チェリーエイド」。


セブンアップやスプライトのような「レモネード=レモンエイド」に人工的なチェリー味をくわえた味なのです。

たぶん日本で(子供の頃に?)飲んだことがあるなつかしい味...ドクター・ペッパー?ちょっと違う。チェリー味ののど飴のような...

息子もこれを飲むのは実は初めてだそうで、私に一口くれたあと、一緒に味の形容を考えました。

二人とも思いついたのは、息子に子供の頃飲ませた液体の薬、各種。
イギリスの小児用の飲み薬にはたいていこのチェリー味か、ラズベリ―味がたっぷりべっとりつけられていて薬の苦みを押し隠しているのです。
私は飲んでみたことがないのですが、小さかった息子たちに飲ませる前にむせそうなにおいをかいでみて想像できました。



スコットランドに本社、工場がある飲料会社、A.G.バーは コーラ、ジンジャー・ビール ginger beer の他に、アップル・エイド appleaid、ライム・エイド limeaid というのも製造販売しているようです。
味は想像がつきます。

売られているのを見たことがないのですが、もしかしてイングランドでは地域限定なのかもしれません。

去年の砂糖税 UK Sugar Tax の導入以後、ほとんどの清涼飲料は、糖分の代りにカロリーは低いらしい人工甘味料を使い始めたようです。
詳しく調べてはいませんが、その多くは課税を免れているらしいのです。

コカ・コーラは-人工甘味料の導入を拒否して昔ながらの(砂糖たっぷりの)クラシック・コークを販売し続けています。
100mlにつき糖分8gの割合で24ペンスの税金を払ってでも飲みたいクラシックファンがいるんですね。

(導入時はかなり話題になったものの、1年以上経過して課税の仕組みはすっかり忘れ去られています。私も忘れていたのでグーグルしました)

私はパブに行けば必ずダイエット・コーク(日本ではコカ・コーラ・ライトといっていますね)を注文します。
砂糖税は課税されていません。

そして、バーのクラシックなキッチュ・ドリンクを砂糖税の導入前からかくれて愛飲している息子は「砂糖も人口甘味料も味は変わらない」ときっぱり言っています。

イギリスの夏といえば、これ。


キッチュなキッチュなスラッシュ・パピー Slush Puppy。
半解したズルズル(スラッシーな)かき氷のような冷たい飲み物です。
先が丸く開いて小さなスプーン状(耳かきのよう)になったストローでじゃりじゃりすくいながら飲みます。

溶けたり氷ついたりしないように、コンクリートミキサー車のようにスラッシュがゆっくりゆっくり攪拌されつづけているディスペンサーは夏のカフェや映画館の売店などで涼感をもたらすディスプレイになっています。

それなのに、マスコットのぜんぜんかわいくない子犬がセーターに暑苦しい毛糸の帽子なのはなぜ!?

上の写真はクラシックな「バブルガム」と「ラズベリーフレーバー」。
舌が真っ青かどピンクに染まります。

絶対に体に悪いはずです
...悪いと断言はできませんが健康ドリンクでないことは確かです!

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5 コメント

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Unknown (石関@クリームソーダ)
2019-08-12 20:01:59
私がよく行く珈琲館という喫茶店があります。そこには緑色したソーダにアイスクリームをのせてまだメニューで販売しています。イギリスの夏の象徴のスムージーみたいな氷の飲み物は、先日娘と行ったカラオケ屋さんのフリードリンクコーナーに、オレンジ色のが回りながらありましたよ。あれがイギリスの夏なんですね!
身体に悪そうな飲み物が好きなんですよ、子供は。舌に入れが付くのが大好き💕ですよね。
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Unknown (石関@打ち間違い)
2019-08-13 06:58:14
舌に入れ→舌に色 なんのこっちゃ
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Unknown (kakowaka)
2019-08-13 21:41:28
そうそう。
メロンソーダ!
まだありますよ。
一部のファミレスのドリンクバーに、
あやしげにドみどりなソーダをメロンソーダという名前でありますねぇ。
メロンソーダ好きな人によると、ほかの色じゃ嫌なんだそうです。
あの人工的で体に悪そうな、メロンの味なんかしないソーダが!好きなんだそうです。
返信する
メロンソーダ!他 (江里)
2019-08-14 08:19:44
ああ、メロンソーダっていうんでしたね。
アイスクリームの入ったのは「ソーダフロート」ですよね。で、日本のソーダ・フロートはすべてニセメロン味の緑だったような。今でもあるのね!ファミレスのドリンクバーにあるのにはアイスクリームはうかんでないでしょう?
珈琲館なる名前の喫茶店!にはいかにもありそうですね。ちゃんとアイスクリームの浮いたのが!
赤いサクランボがアイスクリームにのっていることもある、というのは私の記憶違いでしょうか。浮かんだアイスクリームはゆっくり回転していたはずなのでサクランボはのらなかったかもしれません。
今時のイタリアン・エスプレッソ系のコーヒーではなく、「ホット」といって注文したらでてくるのはスジャータのついたブレンドコーヒー!
マスターこだわりのサイフォンで淹れたコーヒー!
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Unknown (石関@いかにも)
2019-08-14 15:22:39
江里さん、いかにもです。そのメロンソーダにはアイスクリームが浮いていましたが真っ赤なチェリーも🍒入っていました。コップの真ん中らへんにあった記憶があるので、上にちょこんとは乗ってないですね。
おっしゃる通りで、その店もコーヒーはサイフォンで淹れています。一杯がおいしく、雨の日なんかに寄ると50円引き券がもらえたりする、私にとって昭和にタイムスリップできる空間です。チャブ本もこの店に通って読みきりました。今は大泉洋の本を、笑いをこらえながら読んでおります。🤣
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