うちの近所でみかけたこの犬、タイソンという見かけによらず男らしい名前です。
日本でもおなじみのパグ Pugと、ジャックラッセルテリア jack russell terrier の混血だそうです。
正式に登録された犬種名ではないのですが、通例ジャッグ jug というわかりやすい名前で呼ばれている、けっこう人気の組み合わせの「新犬種」らしいのです。
ジャックラッセルは、イギリスでは昔から大人気の犬種です。
精悍な顔つきの小型犬です。 もともとはイタチやアナグマなどの害獣を穴にもぐって捕まえる猟犬だったそうです。
上の写真はイギリスのペットショップチェーン店のウェッブサイトから勝手に借りた写真です。
このタイソンは見かけどおりのバカ犬でした。
このあと逃げ出したので、私は追いかけまわして捕まえるてつだいをするはめに。
5日から、バーミンガムで、世界一の規模で歴史のあるクラフト Crufts というドッグショーをやっています。
イギリスの春のおとずれを告げる年中行事でもあります。
毎日テレビ中継をやっています。
犬の純血性にこだわるブリーダーの、世界中の規範になる権威あるショーだそうです。
批判もとても多いのです。
1880年代にクラフトがはじまって以来、世界中でドッグショーで優勝する犬を「創作」することがある種の飼い主の目標になっています。
クラフトで優勝するイヌがその犬種の特徴の規範になるという現象が長い間のうちに定着しているらしいのです。
純血種は遺伝の病気や動物の本性に反する不自然な姿態になっちゃっていることがおおいのです。
このタイソンのようなしつけの悪い、みょうちきりんな雑種のほうがクラフト出場犬より見ていて楽しいと思います。
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雑種が一番です。
中には美しく完成されつくした姿態の犬もいて、作り物の美を楽しめることもあります。
犬本人は気にしてませんよ!
クラフト、テレビで見ると飼い主(ブリーダー)と足並み合わせて歩いたり走ったり、あごを上げてモデルポーズで静止したり、やれっていわれたから、飼い主を喜ばせたい一心でやってる犬、いじらしいですね。
だけど、興味ない私は何やってんだって目でみています。
なんでわざわざテレビで見るんだって?
ニュースで毎晩やってるからです、クラフト、本日のハイライトって。ワールドカップみたいに。
日本ではまさか、やってないよね。