木曜日、このパンデミックのさなか、ロンドンに1人で行ってきました!!
去年の2月以来マンチェスターにすら行っていない、行動範囲は近所の散歩とスーパーマーケット、それに繁華街と言えばせいぜいストックポートのタウンセンターぐらいしか行っていないこの私が、首都ロンドンに物見遊山に!日帰りで行きました。
正確には物見遊山ではなく大事な用事があったのですがポシャり、ロンドン通勤圏に住む日本人の友人にわざわざ出てきてもらっていっしょに数時間過ごせました。
ロンドンにある日本大使館に申請するべき重要な用件があって日帰りの上京を計画していたのですが、格安の電車の切符を予約購入したのち、大使館での申請には予約が必須だということを知りました。
(なんといううかつなことでしょう!)
日本政府が定める水際感染拡大阻止政策の一環だとかで大使館では申請その他で入館させる人数を極端に制限しているのです。
予約がかなうらしい、3カ月ほど先に電車の予約を変更することも可能でしたが、おそらくロックダウンの行動制限が緩和される時期だからでしょうか、電車の切符の値段が上がり、けっこうな差額を払うことになります。
そして申請の予約がまだできていません。
日本大使館の「感染拡大防止対策」でこうむった不都合については毎日投稿して1か月連載できるほど書きたいことがあるのですが...割愛。
要するに予約して支払い済みの電車の切符を使って大した用もないのにロンドンに出て行ってしまいました。
ひさしぶりに日本人の友人と日本語でつもる話ができて、違う景色も見られて大満足です!
厳密には、州を超えた移動はまだギリギリ禁止だったかもしれませんが、日帰りです。見逃してもらえたでしょう。
夫も私もワクチン接種を一回終えた今、大都市に出るのはそれほど不安ではありません。
同行の友人以外の人とは常に距離をとって過ごしました。
パンデミック下の連合王国の首都、ロンドン!
大観光都市です。
写真は友人と待ち合わせをした、ロンドンの中心地ピカディリー・サーカスです。
エロス像の周りの段々は普段ならぎっしりの人で埋もれているはずなのです。
やはりロンドンでも観光客のいないパンデミックのあいだにそこらじゅうで工事がすすんでいました。
それでも、友人に連れられて寄った日本食料品店を目指してレスター・スクエアあたりのショッピング街をちょっと歩けばかなりの数の買い物客を見かけました。
ロックダウンの緩和で店が再開した今、おそらくは浮かれて出てきた、ロンドンやその周辺に住む人たちだと思われます。
中華街もあるレスター・スクエアには住人らしい中国系の人をかなり見かけました.....
が、なんともふしぎに感じたのは中国人の観光客を一切見なかったことです。
もちろん、私がイギリスに来たばかりの頃からロンドンで見かけないことなど決してあり得なかった日本人らしき人たちも見かけませんでした。
中国人と日本人のいないイギリスの観光地の風景など全く想像もできないことです!
30年ぶりぐらいに足を踏み入れたコベントガーデンの、持ち帰りバーガーショップで昼食をたべました。
現在、外での席のみで飲食ができるコベントガーデンのパブや、カフェ、レストランはどこも地元の人らしい客でかなりの賑わいでした。
天気がよい日だったのも幸いでした。
やはり1年ぶりにロンドンに出てきたという同行の友人も、「日本人と中国人をまったく見かけないコベントガーデン」に驚いていました。
大産業ビジネス都市でもあるロンドンでは「右も左も日本人と中国人の観光客ばかり」ということはあり得ませんが、5年前に行ったバースのような観光地では行きかう人々のほとんどすべてが(ちょっと大げさですね、もちろん時期やエリアにもよります)中国人観光客だったのです。
20年前に行ったコッツウォルズや30年前、留学中に行った湖水地方のヒルトップ・コテージにいたのは100%日本人観光客のみでした(そのころは中国大陸から来た中国人を見かけることは皆無でした)
今がイギリスらしいイギリスを実感できる国内旅行をゆったり楽しめる、絶好の機会なのかもしれません。
決して日本人や中国人がたくさんいる観光地はイヤだと言っているわけではありません。人がいっぱいいるのがイヤなのです。
イギリス人がいっぱいいるのもイヤです(!)が、日本人や中国人が特に多い、イギリスらしいイギリスの観光地ではあまりイギリス人を見かけないものなのです。
地下鉄(愛称チューブ tube=管)の駅のロンドンらしい光景です。
地下に長い「管」を突っ込んだアーチ型の構造が特徴のロンドンの地下鉄の駅のようすです。
長いエスカレーターの両側や....
特に乗り換えの時に長々と歩かされる長いモグラのトンネルのような通路の両側には.....
例年ならながめて楽しい美しいデザインの大型ポスターがずらっと貼られています。
田舎者の私はお芝居や映画、美術館、博物館などのロンドンらしい催し物のポスターに夢中になるのですが、今回はロンドン交通局の安全啓蒙標語(有名なMIND THE GAP=電車とホームのすき間にご注意など)やコロナウィルスの感染拡大防止のための注意喚起ポスターに完全にとってかわられていました。
注意喚起ポスターでもなかなか気の利いたデザインです。
去年の3月以来映画館は閉鎖、演劇もコンサートもとにかく興行娯楽関係のイベントはすべて中止になっているのです。
博物館、美術館の類は入場制限をもうけたり予約制にしたり、地域によってロックダウンあけに短期間通常開館していたところもあるようでしたが。
デパートやブランドもの衣料などの華やかな広告も今回全く見かけませんでした。
オンラインショッピング専門のブランド衣料のポスターはありましたが。
寂しい、悲しい。
内部も丸っこく筒っぽいロンドンの地下鉄です。
路線によって違いはあるのかもしれませんが、リモートワークが根付いているらしいロンドンの、退社時刻後に乗った地下鉄はガラガラでした。
観光客がいないせいもあるでしょう。
「ON MEANS ON (マスクをしろと言ったら本当にしろ!)」と書かれたマスクのイラストポスターを車内でいくつも見かけました。
「NO MEANS NO (ダメと言ったら本当にダメ)」というおなじみの性暴力根絶標語のもじりです。
バス、電車など公共交通機関内ではマスクの着用が義務づけられています。
暖かい日なのに窓がしまったままで通気は悪かったです。
それは、2時間30分のマンチェスター・ロンドン間のインターシティ列車(私が乗降したのは終点/始発駅マンチェスターのとなりのストックポート駅です)も同様でした。
2度目に通った時には人が増えていたエロス像の下....
やはり中国人と日本人はどこにもいません。
観光みやげ物屋はガラガラでした。
冷やかしで入ったら英語の怪しいアラブ系の店員に付きっ切りで接客されました。
友人と入ったロンドンの日本食料品店は品ぞろえが豊富で見ごたえがありましたが値段が衝撃でした。
マンチェスターの大型中国食料品店の日本食コーナーで買える同じ品物の値段がすべて3割~4割増しでした。
ロンドンの中心では家賃も人件費もマンチェスターとは比較にならないほど高額だからという理由もたしかにあるかもしれません。
それよりも、日本食に興味のある中国系の客がターゲットのマンチェスターの店と違い、ロンドンの日本食料品店は商社などの日本人駐在員の家族をメインな客層に想定して値をつけているから、なはずです。
せっかく行ったので息子の好きなメロンパンをお土産に買いました。
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「ON MEANS ON 」が 「NO MEANS NO」のレイプ問題にツナガルのが すごいですね
知らない事を 教えて 頂き
ありがとう ございます