イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

久々に登場!現代アーティストネコ、タイベリウスの夜半の前衛芸術作品に早朝邂逅!

2021年04月22日 08時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ
去年の7月1日生まれのうちのネコ、タイベリウス(通称ティブ)はもう、子ネコではありません。


青年というかティーンエイジャーですね、人間で言うと。
たぶん、一歳未満の未成年ではあるはずです。

じゃれて遊ばなくなる、ティブの場合は毛糸玉への情熱が一気に薄れることからネコの成長がうかがわれ、何となく寂しい気がしていました。

昨日の朝までは。


ベッドに上がってきて頭や首やわき腹を私の体に擦り寄せて親愛の情を示すようになったティブ、(ただ単にお腹がすいて朝食を要求しているだけなのかもしれませんが)かわいらしさに根負けして、目が覚めてしまったこともあり、早めにいっしょに起きることにしました。

まだ夫が寝ているくらい寝室に濃い赤い色の毛糸がドボッと玉からほぐれてぐずれるように広がって点在しているのを発見しました。


3階の寝室を出た糸が....


2階の廊下を超えて....


上の息子の寝室だった現在空き部屋をメインなスポットとして....


「前衛アート」を展開していました。


ティブはアート表現を引退したわけではなかったのです。



自分が制作したアート作品のことはもうどうでもよいらしく、ただ朝食の催促のために私から離れない芸術家ネコのティブ。

お腹をすかせた母親のリヴィア(通称リヴィー)も催促にやってきました。



奇跡的に糸の端がすぐに見つかりました。


糸の端が見つかれば、ほぐすのは簡単です。
ああ、いいえ、くぐらせたりキリキリ巻き戻したり、輪の中をとおしたりめんどくさい作業を要しますが根気さえあれば必ずほぐれます。

空き部屋に座って糸ほぐしに没頭、ネコのエサやりは1時間ほど先にのびました。

罪のないリヴィーは巻き添えですが、無言で「ごはんはまだ?」と言い続けるネコ2匹を無視し続けました。
まあ、私に断りもなく私の大きな毛糸玉を勝手にアート表現に使われた腹いせです。



リビングルームの大きな本棚からチャリティショップに寄付するつもりで取り下ろした不要な本やその他のガラクタが一時的に多数収納されているこの部屋は一か月以上掃除機をかけていません。
埃だらけです。

赤い毛糸をほぐしながら巻いていくと、ホコリよりもずっとたくさんの、にわかには信じがたいほどのものすごい量のたった3人の住人のそれぞれ違う色、長さの毛髪が絡まってきます。

もちろんネコの朝食、私の朝食、電話での通話などなどするべきことを間に挟んでですが、アート作品を分解するのに午前中いっぱいかかりました。

ものすごく長い時間をかけて絡まった毛髪、ネコ毛を毛抜きで抜き取りながら棒に巻きつけていきました。




毛糸をほぐして巻くのは私にはセラピューテックな(癒しの効果のある)作業です。
ティブの子供らしい創造性が失われていなかったことが判明して嬉しいです。
(毛糸の玉は口の閉まる袋に入れることにしているのですが、近頃ティブが以前のように毛糸に興味を示さなくなってきているので前の晩は油断していました。)

作業後に絨毯がひいてある2階の床すべてにとても丁寧に掃除機をかけました。


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