以前にも ストックポート日報 に「小麦粉を溶いたトロンとした日本のカレーソースはイギリスではカトゥと呼ばれる」、ということを書きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/a8/ebb9d85c3e5f698a6e7c6e0e52b5e7d7.jpg)
カトゥ、もうすっかり英語化しています。katsu とつづることから分かりますよね、日本語の「カツ」からきているらしいのです。
上の写真はマンチェスターのスーシー&ヌードル・バーで息子が注文した「chicken katsu curry rice」
…これはちゃんと日本語のチキン「カツ」が添えられています。
おそらく日本風のカレーはなぜかイギリスではほとんどといっていいほど必ずチキンかポークの「カツ」が添えられて出されたことから発生した誤解だ、というのが私の見解なのですが、どうでしょうか。
イギリス最大手のベーカリー・チェーン店、 グレッグス Greggs が最近売り出して、大ヒットらしい、カツ・チキン・べーク katsu chicken bake。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/6c/e8a12179c62318ef3a839db4d488667e.jpg)
肉やチーズ、野菜のはいったセーボリー(甘くない)・パイがコーヒー、紅茶といっしょに出されて食べられる飲食スペースが設けられています。
ほとんど、怖いもの見たさ、といった気分で買って食べてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/34/81fc4fd8c696de8889bdd1f234ae000a.jpg)
それが悪くなかったのです!
上の写真のスーシー&ヌードル・バーで重厚な黒い陶器の深皿でもったいぶって出される安っぽい、甘ったるいズルズルした舌触りの自称日本風カレーには騙された!感じが確実にしますが、このカツ・チキン・べークはスナックとして、結構いけるのです。
言うまでもなく甘ったるくて安っぽい味です。
懐かしい日本の「カレーうどん」のような味といってもいいかもしれません。
カトゥというのは上記のように「日本風のカレーソース」という意味なのですが、表面がパン粉タッチのねっとりしたパン皮に鶏肉いりカレーソースが入っているところが、もともとの日本語「カツ」の意味である、パン粉をつけて揚げたフィレ肉を意識している…と考えられなくもない、ですね。
庶民派スーパー、アスダのエキゾチックな料理ソースの並ぶ棚に、中華風ソース多数といっしょに並んで売られていた瓶入りカツゥ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/c3/40d1736b9067bc1bfda4cfb9ad921cc6.jpg)
ラベルに taste of Japan と明記されています。日本の味として定着してきたんですね。
ちなみに、蓋の上の密閉パックに入っているのは「カレー粉」です。
調理の最後に加えると、香りが引き立つ、という小細工のようですね。本格派調理気分を味わわせてもらえるみたいです。
…どうせインスタントの出来合いソースなのにめんどくさいじゃありませんか!?
私が作ったカレーです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e8/c89cac5d744d1e2c05a78431ab96be7b.jpg)
油で炒めた小麦粉に、野菜を長時間茹でた煮汁を加えてとろみをつけ、エスビーのカレー粉を加えて茶色くなるまで低温で加熱した自家製ルーを使いました。
うちの夫がベジタリアンなので!中国人経営の食料品店で手に入る「ハウスのカレールウ」(日本円で800円ぐらいでしょうか、高いです。割って溶かすタイプの即席カレー)は使えません。コクを出すために牛脂が入っているためです。
やはり、「イギリス人にとっての日本式」で食べたい息子の希望で、必ず「カツ」(カトゥではありません)を添えます。
今回、トンカツはめんどうですが家で揚げました。
ドイツ系のスーパーに行けば、ポーク・シュニッツエルというドイツ料理のトンカツの出来合いが手に入ります!
スーシー&ヌードルバーについて書いた以前の記事のリンクです☟。あけて読んでみてください。
マンチェスターで寿司!品質は期待しないで楽しみたいのはファンキーな日本文化の海外解釈、誤解満載
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/a8/ebb9d85c3e5f698a6e7c6e0e52b5e7d7.jpg)
カトゥ、もうすっかり英語化しています。katsu とつづることから分かりますよね、日本語の「カツ」からきているらしいのです。
上の写真はマンチェスターのスーシー&ヌードル・バーで息子が注文した「chicken katsu curry rice」
…これはちゃんと日本語のチキン「カツ」が添えられています。
おそらく日本風のカレーはなぜかイギリスではほとんどといっていいほど必ずチキンかポークの「カツ」が添えられて出されたことから発生した誤解だ、というのが私の見解なのですが、どうでしょうか。
イギリス最大手のベーカリー・チェーン店、 グレッグス Greggs が最近売り出して、大ヒットらしい、カツ・チキン・べーク katsu chicken bake。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/6c/e8a12179c62318ef3a839db4d488667e.jpg)
肉やチーズ、野菜のはいったセーボリー(甘くない)・パイがコーヒー、紅茶といっしょに出されて食べられる飲食スペースが設けられています。
ほとんど、怖いもの見たさ、といった気分で買って食べてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/34/81fc4fd8c696de8889bdd1f234ae000a.jpg)
それが悪くなかったのです!
上の写真のスーシー&ヌードル・バーで重厚な黒い陶器の深皿でもったいぶって出される安っぽい、甘ったるいズルズルした舌触りの自称日本風カレーには騙された!感じが確実にしますが、このカツ・チキン・べークはスナックとして、結構いけるのです。
言うまでもなく甘ったるくて安っぽい味です。
懐かしい日本の「カレーうどん」のような味といってもいいかもしれません。
カトゥというのは上記のように「日本風のカレーソース」という意味なのですが、表面がパン粉タッチのねっとりしたパン皮に鶏肉いりカレーソースが入っているところが、もともとの日本語「カツ」の意味である、パン粉をつけて揚げたフィレ肉を意識している…と考えられなくもない、ですね。
庶民派スーパー、アスダのエキゾチックな料理ソースの並ぶ棚に、中華風ソース多数といっしょに並んで売られていた瓶入りカツゥ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/c3/40d1736b9067bc1bfda4cfb9ad921cc6.jpg)
ラベルに taste of Japan と明記されています。日本の味として定着してきたんですね。
ちなみに、蓋の上の密閉パックに入っているのは「カレー粉」です。
調理の最後に加えると、香りが引き立つ、という小細工のようですね。本格派調理気分を味わわせてもらえるみたいです。
…どうせインスタントの出来合いソースなのにめんどくさいじゃありませんか!?
私が作ったカレーです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/e8/c89cac5d744d1e2c05a78431ab96be7b.jpg)
油で炒めた小麦粉に、野菜を長時間茹でた煮汁を加えてとろみをつけ、エスビーのカレー粉を加えて茶色くなるまで低温で加熱した自家製ルーを使いました。
うちの夫がベジタリアンなので!中国人経営の食料品店で手に入る「ハウスのカレールウ」(日本円で800円ぐらいでしょうか、高いです。割って溶かすタイプの即席カレー)は使えません。コクを出すために牛脂が入っているためです。
やはり、「イギリス人にとっての日本式」で食べたい息子の希望で、必ず「カツ」(カトゥではありません)を添えます。
今回、トンカツはめんどうですが家で揚げました。
ドイツ系のスーパーに行けば、ポーク・シュニッツエルというドイツ料理のトンカツの出来合いが手に入ります!
スーシー&ヌードルバーについて書いた以前の記事のリンクです☟。あけて読んでみてください。
マンチェスターで寿司!品質は期待しないで楽しみたいのはファンキーな日本文化の海外解釈、誤解満載
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
ハウスバーモントカレーが800円はさすがに高い。
おさまりの良いところにカツを置いて、その上からカレーをかけるという発想はないんでしょうか?絵里さんのカレーも、カツの上からはかけてないですね?私はほとんど食べたことがないんですが,日本のカツカレーはカツの上からカレーがかかってるんじゃなかったかな。
Greggs、私もイギリス滞在中に何度かランチを食べに入ったことがありますが、この「カレーパン」みたいなのは気が付きませんでした。おいしそうです、食べてみたかった。日本のカレーパンとは別物なんでしょうか?
あれは、別に振りかける「カレー粉」のようです。
最後の仕上げに加えると香りが立つってことでしょうか。イギリスのインスタントモノにはこういう小細工が多いんです。いかにも本格派の気分をだすためでしょうね。せっかくインスタントの出来合いソースなのにめんどくさいってば。わかりました。今度買って、ラベルに書いてある通りに調理してみましょう。説明不足で気になりますね。本文に書き足します。
一番上の写真、値段を忘れたので、自分で書いた記事の貼付を開いて確認しました。あのくされ学食カレーと「スーシー」3皿で9ポンド95ペンスのぼったくりでした。記事中には1450円とありますが、それは6月のレートです。今は1387円。なんだ、それほど高くないじゃない、と思われるかもしれませんが、(以前も書きましたが)大変な円高、ポンド安です!ポンドで生活する身になって値段を考えてみてください。
そうですね、カツの上にカレーがかかっているのが日本流かもしれません。
イギリスでは、絶対に、ソースやグレービーはかけて出さないという鉄則はご存知でしょうか。塩コショウの調味も食べる人に任されるのがふつうで、うちの夫とは非常に煩わしい悶着があったものです。今は他文化に少し同調するようにはなりましたが、日本食も味付けは好きなだけ自分でソイ・ソースをテーブルでかけて食べさせてほしいと、徹底的に要求したのです。ディナー皿につけ合わせ(特に生の刻んだキャベツやトマト、レモンの櫛切りなど)がのって出てくるのも嫌悪したようです。
高齢者ホームで働いていた時に、調理の手伝いで、ディナー皿に付け合わせをのせて出したら上の人に注意されました。若い人は抵抗がないだろうけど、お年寄りには絶対に絶対にやってはならない!と。
ご飯とカツゥ(カレーソース)がいっしょのさらに盛ってあるだけでも、イギリス人のある年代以上の人には画期的な気持ち悪さだと思いますよ。
懐かしい日本のカレーパンの中身はもっと水気が少なくねっとりしていたようです。ペーストリーではなく、むっちりしたパンで、外側がパリパリ。最近始めたようです。
感じとしてはカレーパンに近いですね。焼きそばパン、カレーパン、揚げパン、懐かしい駄菓子パンの三傑!
1ポンド30ペンス(183円)駄菓子パンには高いかな?許せる値段です。
次回渡英の際、お試しください。