モーカム、続きです。
モーカムに行ったら見るべき観光スポット、
1;ストーン・ジェッティ Stone Jetty
海に突き出した石の突堤、釣りの名所で 素晴らしい眺望スポット。
2;ミッドランド・ホテル Midland Hotel。
数年前に修復が完成した、イギリスのアールデコ建築の代表傑作例のひとつ。
上の二件については、前回までの記事を読んで下さい。
記事のリンクを貼りました。↓↓↓
ランカシャーの小さな海辺の町、昔の賑わいは今いずこ、静かで美しい観光地、モーカム
モーカム湾に突き出した、岩ゴロゴロの突堤、かわいいカフェと釣りの名所
静かな海辺の町モーカム、アールデコの傑作建築で町おこし・・・修復なったミッドランド・ホテル
続きです・・・
3;1897年に建てられた、赤レンガの劇場建築、ウィンター・ガーデンズ The Winter Gardens。
現在、正面入り口横のスペースが介護用品の店として貸し出されているほかは、空き家、修復待ちの寂しげな物件です。
建物自体はリッパで、第二級保存指定建築。宝くじ文化復興基金に修復予算の負担を期待しているのですが、申請は却下され続けているとか・・・
4;モーカム出身のコメディアン、エリック・モーカムの銅像 Eric Morecombe Statue 。
1960年代、70年代に大人気だったという テレビのお笑い番組に主演していた 漫才コンビの片割れです。
エリック・モーカムの活躍を知らない私たち日本人には ありがたみがわからないのですが、一定以上の年齢のイギリス人にはジンとくるスポットのようです。
カモメの彫刻までくわえられ、観光スポットムード満点。
モーカムで 一番注目の観光スポットみたいですよ。
この前を通るたびに何人もの観光客が同じポーズで写真を撮っていました。
エリック・モーカムを知らない世代の若者や子供でさえも、ついつい、マネしてみたくなる お決まりのポーズ、記念写真にぴったりです。
5;海岸沿いの時計塔 The Clock Tower。
1908年建造、今も正確に時を刻む第二級保存指定建築物件。
左に、Clock Tower Fish & Chipsという、分かりやすい名前のフィッシュ&チップスの持ち帰り店があって、外で食べられるよう、テーブルが並んでいます。
影になって見えませんが、土台の部分が4辺とも直角にえぐれていて2人が直角に並んで座れるよう、「カギ」型の木のベンチがはめ込まれています。
えぐれ部分にはめ込むように かわいいヒサシまでついていました。
・・・・・以上。
え、これだけ?
まあ、そうなんですが・・・・
静かで落ち着いた町です。
行けばすることがいくつもあります。
海辺の町には欠かせない、フィッシュ&チップスの店がたくさんあります。
↑ホテル、商店が並ぶ海岸通りから奥に入るみちにあったチッピー(フィッシュ&チップス店)。
時計塔わきのチッピーも写っています。
道を挟んでチッピーが2軒、競争はないのでしょうか。
パブもとてもたくさんあります。
海岸通りから奥にはいった、小さな広場沿いの、築200年のパブ。
キッチュなゲーム・アーケード(海辺の町にはこれまたおなじみの、どちらかというとレトロなゲームセンター)もいくつかあります。
アイスクリーム・パーラーもイギリスの海辺にかかせません。
13年前にぐうぜん見つけて入った、このパーラー、 Brucchiani、戻ってみたかったんです!
再訪記事を新たに書きます。
モーカムは、景色を見ながら のんびり 海岸沿いを行ったり来たりする町です。
湾の対岸に見えるのは湖水地方の山並みです。
パブによってもよし、チッピーによってもよし・・・上のアイスクリーム・パーラー、おすすめです!
もちろん、ミッドランド・ホテルでアフタヌーンティーを飲むのもいいかもしれません。
私たちは機会を逸しましたが。
たくさんのアート志向の彫刻オブジェと記念写真を撮るのも正当観光アクティビティのひとつですね。
そしてもちろん、海を楽しむ!
たくさんあるベンチにすわって、海を眺める。
浜辺を歩く!砂浜におりて、貝殻や、角の取れた石やガラス片を拾う。
「ぬれた砂」地帯の手前の砂浜は、サクサク普通に歩けます。
夏には砂遊びの子供たち、日光浴に寝そべる人もたくさんいたはずです。
朝 犬の散歩をしている人もたくさん見かけました。
自然の驚異に打たれてください!
美しい、遠浅の浜辺。
どこも 波打ち際が全く見えないほど 遠くにありました。
上の一連の砂浜の写真を見ても、波打ち際が全く見えないでしょう?
海のように見えるのは、はるか向こうまで続く、ところどころに浅く海水のはった「ぬれた砂」地です。
上の写真に写っている、ぬれた砂浜に見渡す限り遠くまで並ぶ、ツブツブ状の突起はなんでしょう?
砂の中に住むミミズが砂を 押し上げた、ウォーム・ヒルという現象だそうです。
ミミズは見かけませんでしたが、表面に押し出されたぬれた砂はミミズの形です!
海岸に降りる楽しみの一つは波打ち際まで、歩いてみること!ですよね。ここの海は遠すぎます!それだけではなく・・・
遠浅のぬれた砂、くねった河のように海水が浅く流れる砂浜、とても興味深く美しくて、歩いてみたくなるものですが・・・・
(↑ホテルの窓から、着いた日の夕方撮った写真です。)
危ないんです!
どこにも警告看板など見当たらなかったのですが、2日目、良く晴れた日に水が残っていない場所を歩いて 砂地に残る、潮が引いた後の変わった形の水たまり↓を見にいこうとして・・・
とりあえず、上の写真を撮れるぐらいまでは、そばまで行ったのですが、足が抜けない ことに突然 気が付きました!
これが、恐怖のクイック・サンド!
こねたばかりのコンクリートのような、なめらかで、スルっとすいこむような感触の濡れた砂、2歩か3歩目が いきなり足首の上まで はまりました。まだ それほど深くはまっていない もう一本の足を起点にズボっと抜いて・・・もちろん引き返しました。
13年前の、ザルガイ採取の出稼ぎ中国人23人以上が死亡した大惨劇に関しては、連載の最初の日の記事を読んで下さい。
しつこく また リンクを貼りますね↓
ランカシャーの小さな海辺の町、昔の賑わいは今いずこ、静かで美しい観光地、モーカム
こわかった~。
で、濡れた砂地のこの、草の島はなにか?
非常に不思議な 現象です。
海草じゃなさそうですが 遠くからでは 見えません。
海水に漬かって大丈夫なのでしょうか!?
ゴム長を履いて 準備万端のお父さんと子供2人が…潮干狩りでしょうか。危なくないのかな・・・?
謎の草の島を目指してぬれた砂地を歩いていきます。
私たちが見ている間に、先に行く女の子の足が抜けなくなったらしく、お父さんが引っ張り上げて救出していました。
草の島探訪はあきらめたようです。
地元の家族でしょうか。
海難救助隊が出動するほどのクイックサンド遭難事件は年に数回あるそうなんです。
満潮は見られませんでした。もしかしたら夜のうちに道の下ぎりぎりまで潮が迫っていたのかもしれませんが、朝起きて、ホテルの窓の外を見たときにはすでに 見渡す限り ウォーム・ヒルだらけの遠浅の濡れた砂浜が陽に輝いていました。
コンクリート舗装の散歩道に残る砂。
海がここまで砂を運んできたようですね・・・。
ベンチの周りに少し残して、ほかは潮が引くと同時に海に戻ったみたいです。
不思議だなぁ。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
モーカムに行ったら見るべき観光スポット、
1;ストーン・ジェッティ Stone Jetty
海に突き出した石の突堤、釣りの名所で 素晴らしい眺望スポット。
2;ミッドランド・ホテル Midland Hotel。
数年前に修復が完成した、イギリスのアールデコ建築の代表傑作例のひとつ。
上の二件については、前回までの記事を読んで下さい。
記事のリンクを貼りました。↓↓↓
ランカシャーの小さな海辺の町、昔の賑わいは今いずこ、静かで美しい観光地、モーカム
モーカム湾に突き出した、岩ゴロゴロの突堤、かわいいカフェと釣りの名所
静かな海辺の町モーカム、アールデコの傑作建築で町おこし・・・修復なったミッドランド・ホテル
続きです・・・
3;1897年に建てられた、赤レンガの劇場建築、ウィンター・ガーデンズ The Winter Gardens。
現在、正面入り口横のスペースが介護用品の店として貸し出されているほかは、空き家、修復待ちの寂しげな物件です。
建物自体はリッパで、第二級保存指定建築。宝くじ文化復興基金に修復予算の負担を期待しているのですが、申請は却下され続けているとか・・・
4;モーカム出身のコメディアン、エリック・モーカムの銅像 Eric Morecombe Statue 。
1960年代、70年代に大人気だったという テレビのお笑い番組に主演していた 漫才コンビの片割れです。
エリック・モーカムの活躍を知らない私たち日本人には ありがたみがわからないのですが、一定以上の年齢のイギリス人にはジンとくるスポットのようです。
カモメの彫刻までくわえられ、観光スポットムード満点。
モーカムで 一番注目の観光スポットみたいですよ。
この前を通るたびに何人もの観光客が同じポーズで写真を撮っていました。
エリック・モーカムを知らない世代の若者や子供でさえも、ついつい、マネしてみたくなる お決まりのポーズ、記念写真にぴったりです。
5;海岸沿いの時計塔 The Clock Tower。
1908年建造、今も正確に時を刻む第二級保存指定建築物件。
左に、Clock Tower Fish & Chipsという、分かりやすい名前のフィッシュ&チップスの持ち帰り店があって、外で食べられるよう、テーブルが並んでいます。
影になって見えませんが、土台の部分が4辺とも直角にえぐれていて2人が直角に並んで座れるよう、「カギ」型の木のベンチがはめ込まれています。
えぐれ部分にはめ込むように かわいいヒサシまでついていました。
・・・・・以上。
え、これだけ?
まあ、そうなんですが・・・・
静かで落ち着いた町です。
行けばすることがいくつもあります。
海辺の町には欠かせない、フィッシュ&チップスの店がたくさんあります。
↑ホテル、商店が並ぶ海岸通りから奥に入るみちにあったチッピー(フィッシュ&チップス店)。
時計塔わきのチッピーも写っています。
道を挟んでチッピーが2軒、競争はないのでしょうか。
パブもとてもたくさんあります。
海岸通りから奥にはいった、小さな広場沿いの、築200年のパブ。
キッチュなゲーム・アーケード(海辺の町にはこれまたおなじみの、どちらかというとレトロなゲームセンター)もいくつかあります。
アイスクリーム・パーラーもイギリスの海辺にかかせません。
13年前にぐうぜん見つけて入った、このパーラー、 Brucchiani、戻ってみたかったんです!
再訪記事を新たに書きます。
モーカムは、景色を見ながら のんびり 海岸沿いを行ったり来たりする町です。
湾の対岸に見えるのは湖水地方の山並みです。
パブによってもよし、チッピーによってもよし・・・上のアイスクリーム・パーラー、おすすめです!
もちろん、ミッドランド・ホテルでアフタヌーンティーを飲むのもいいかもしれません。
私たちは機会を逸しましたが。
たくさんのアート志向の彫刻オブジェと記念写真を撮るのも正当観光アクティビティのひとつですね。
そしてもちろん、海を楽しむ!
たくさんあるベンチにすわって、海を眺める。
浜辺を歩く!砂浜におりて、貝殻や、角の取れた石やガラス片を拾う。
「ぬれた砂」地帯の手前の砂浜は、サクサク普通に歩けます。
夏には砂遊びの子供たち、日光浴に寝そべる人もたくさんいたはずです。
朝 犬の散歩をしている人もたくさん見かけました。
自然の驚異に打たれてください!
美しい、遠浅の浜辺。
どこも 波打ち際が全く見えないほど 遠くにありました。
上の一連の砂浜の写真を見ても、波打ち際が全く見えないでしょう?
海のように見えるのは、はるか向こうまで続く、ところどころに浅く海水のはった「ぬれた砂」地です。
上の写真に写っている、ぬれた砂浜に見渡す限り遠くまで並ぶ、ツブツブ状の突起はなんでしょう?
砂の中に住むミミズが砂を 押し上げた、ウォーム・ヒルという現象だそうです。
ミミズは見かけませんでしたが、表面に押し出されたぬれた砂はミミズの形です!
海岸に降りる楽しみの一つは波打ち際まで、歩いてみること!ですよね。ここの海は遠すぎます!それだけではなく・・・
遠浅のぬれた砂、くねった河のように海水が浅く流れる砂浜、とても興味深く美しくて、歩いてみたくなるものですが・・・・
(↑ホテルの窓から、着いた日の夕方撮った写真です。)
危ないんです!
どこにも警告看板など見当たらなかったのですが、2日目、良く晴れた日に水が残っていない場所を歩いて 砂地に残る、潮が引いた後の変わった形の水たまり↓を見にいこうとして・・・
とりあえず、上の写真を撮れるぐらいまでは、そばまで行ったのですが、足が抜けない ことに突然 気が付きました!
これが、恐怖のクイック・サンド!
こねたばかりのコンクリートのような、なめらかで、スルっとすいこむような感触の濡れた砂、2歩か3歩目が いきなり足首の上まで はまりました。まだ それほど深くはまっていない もう一本の足を起点にズボっと抜いて・・・もちろん引き返しました。
13年前の、ザルガイ採取の出稼ぎ中国人23人以上が死亡した大惨劇に関しては、連載の最初の日の記事を読んで下さい。
しつこく また リンクを貼りますね↓
ランカシャーの小さな海辺の町、昔の賑わいは今いずこ、静かで美しい観光地、モーカム
こわかった~。
で、濡れた砂地のこの、草の島はなにか?
非常に不思議な 現象です。
海草じゃなさそうですが 遠くからでは 見えません。
海水に漬かって大丈夫なのでしょうか!?
ゴム長を履いて 準備万端のお父さんと子供2人が…潮干狩りでしょうか。危なくないのかな・・・?
謎の草の島を目指してぬれた砂地を歩いていきます。
私たちが見ている間に、先に行く女の子の足が抜けなくなったらしく、お父さんが引っ張り上げて救出していました。
草の島探訪はあきらめたようです。
地元の家族でしょうか。
海難救助隊が出動するほどのクイックサンド遭難事件は年に数回あるそうなんです。
満潮は見られませんでした。もしかしたら夜のうちに道の下ぎりぎりまで潮が迫っていたのかもしれませんが、朝起きて、ホテルの窓の外を見たときにはすでに 見渡す限り ウォーム・ヒルだらけの遠浅の濡れた砂浜が陽に輝いていました。
コンクリート舗装の散歩道に残る砂。
海がここまで砂を運んできたようですね・・・。
ベンチの周りに少し残して、ほかは潮が引くと同時に海に戻ったみたいです。
不思議だなぁ。
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
うちの嫁さんのご実家もそういう感じで、ゆっくりすると損した気分になるようです。
僕は、河口湖に行ったら湖と富士山の景色をずっと眺めていたい。出来れば釣りしながら富士山を見上げていたい。
軽井沢へ行ったら、木陰で木立に入る日の光を眺めていたいんです。
イギリスも、「海」を楽しみに来たら、それを満喫するんですね。
温泉街やら清里のようなショッピング街は出来ないんですね。
それが一番のように思いますけれど…。
旅の楽しみはいろいろです。河口湖ではのんびり富士山を見る、イギリスの海岸ではアイスクリームを舐めながら海を見る、こういう休暇が楽しめる人がもっといてもいいはずです。まあ、限られた時間で遠くまで行く旅行だと、できるだけ色々やっておきたいというのもわかります。史跡や文化を見に行く旅だと、もっとあわただしくなるのも仕方ないですね。旅の楽しみは、違う場所で違う景色を見ることだと思っています。目に入るものを受動的に全て楽しめればそれでいいのでは?