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イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

天下の珍犬!全身モップで覆われたハンガリー産の犬をマンチェスターで目撃

2018年08月23日 09時00分00秒 | 英国のイヌ
最初の写真がよそから借りてきた画像で恐縮です。


この、「ほんもののモップに紛れたモップみたいな犬イメージ」は今までインターネット上で何回か見たことがあります。
今回 子供向きのジョーク・サイトで見つけたのを転写しました。

本物のモップイヌを目にする機会があるとは!?


しかも、2匹!

ハンガリアン・シープドッグ Hungrian sheep dog。子犬です。


マンチェスターの運河が流れる、おしゃれな水辺の住宅地、アンコート Ancoat 地区のヨーロッパ直輸入の、あるいは一般のスーパーにおいていないような珍しいパッケージの食品や高級日用雑貨など専門のコンビニで見かけました。

写真を撮らせてほしいというとたいていの犬の飼い主はポーズをつけてくれたり、中には聞いてもいないのに犬種についてのうんちくを語ってくれたり、とにかく喜んでくれます。
とにかくほぼ間違いなく協力的なのです。

この飼い主は嫌がりはしませんでしたが、他人の関心を喜ぶタイプの人ではなさそうでした。

2匹のうちの一匹は私のほうによって来ようと、親しみを見せていたのですが飼い主が引きひもを引き、こちらへ来ないようにしていました。
…そういうわけで、なでるのは遠慮しました。
このごわごわした「縄状」と形容されるべきなのでしょうが、「細くのばしてねじった粘土」に見える壮観な被毛にさわってみたかったのですが!

犬種を聞くとハンガリアン・シープドッグだと答えてくれたので、家に帰って調べました。

別名がずばり「モップ・ドッグ」!正式名がコモンドール komondor。

起源はシープドッグ、といってもヒツジの群れをコントロールする牧羊犬ではなく、荒れ野で放牧していたヒツジの群れをオオカミから守る「護羊犬」だったのだそうです。

成長するにつれてねじれがきつくなり、ガチガチに固まった縄状の毛がオオカミの攻撃から身を守ったのだそうです!

勇ましい出自からは想像もつかないかわいらしさ!


一般の人がペットとして飼うのは異常に難しいそうです。
想像の通り、ねじれてかたまった縄状の毛をほぐして洗うことはできず、棒状にかたまった房を一本一本洗うしかないのだそうです。
(そうなったらもう洗わなくてもいいと思えるのですが)

「モップみたいな犬」イメージは比較的知れわたっているにもかかわらず、実際目にすることがないのも納得です。


飼い主は黒人女性でした。
薬でのばした直毛だったのが残念です。

飼い犬と同じ、「ドレッドロックス dreadlocks」で決めてもらいたかったです。

ドレッドロックス

成長したらこんなふうになります。


これもまた、犬種解説サイトから借りました。



↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
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1 コメント

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モップ犬 (石関@今夜はカレーライス🍛🥄)
2018-08-23 19:44:52
これはこれは!モップ以外の何でしょうか。夏はキツそう。こんな犬種いるんですね!!江里さんよく出会えましたね。ラッキーです。

...前は見えているのでしょうか(笑)。
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