ボルトン Bolton のタウンセンターから、バスに乗って15分、第一級保存指定建築である、かやぶき屋根の、サミュエル・クロンプトンの生家 Birth place of Samuel Crompton を見に行ってきました。
古い農家のコテージが、石畳の道の両脇に20軒、奇跡的に保存されている、タイムトリップしたような、短い通り、ファーウッド・フォールド Firwood Fold。
バス通りに、ちゃんと標識が出ています。
ごくごく普通の、、前庭に駐車スペースがある1960年代から80年代にかけて、一括分譲されたような小振りの一戸建てがならぶ新興住宅地の中を抜けて10分足らず歩いて、寂しい、雑木林をめぐったところに・・・
その通りが出現。
これが、問題の10ファーウッド・フォールド。あああ・・・ピンボケ!
文化資産!サミュエル・クロンプトンの生家!
16世紀の後半に建てられたことが確認されている建築史的にも重要な物件。、
ちゃんと、古そうな石の標識にそう書いてあります。
で、サミュエル・クロンプトンって、誰?
イギリス人にも知らない人が多い、ミュール紡績機を発明した、18世紀の発明家です。
前回ボルトンに行った時、彼が子供の頃からミュール紡績機を発明した青年時代、壮年期まで、間借り人として住んでいた中世の館、ホリィス・ウッド Hall'th' Wood を訪ねて、この生家のことを知りました。
彼について少し書いた、1月23日のホリィスウッドの記事を読んで下さい。リンクを貼りました。↓
イギリスと世界の歴史を大きく変えた薄幸の天才発明家の住んだ家・・・ボルトンの隠れた名所ホリィス・ウッド
入口。
ちなみに、この通りの家は、すべて、個人の所有。
一般の人が住んでいます。
公開なんかしていません。Private (立ち入り禁止)の小さな札がドアにかかっています。
となりの、11ファーウッド・フォールドと その隣の12は 17世紀初めの建築。
坂を上り切ったところ、車は、行き止まりです。
車道も歩道も ゴロンゴロンした丸い石で舗装してあるので、とても歩きにくいんです。
上の写真の左側は、切り立った断崖になっていて、下のほうに人工の、古い農業用貯水池が見えました。
そのまわりには カワセミの生息地として知られる遊歩道もあるそうです。
行き止まりで引き返し、坂を下りて反対側・・・
もと、学校として建てられた 18世紀の建物。
19世紀には、2軒の家として改装され、現在も2世帯住宅になっています。
一軒分はけっこう狭そうです。
元学校の建物わきの空き地に、史跡に関する説明立て看板があります。
「売家」の看板が出ているのが、「ボルトンで一番古くて、建築年代が特定されていて 現在でも人が住んでいる住宅」、15ファーウッド・フォールド。
1589年に建造。
個人の住宅です。正面は前庭にかこまれているので、写真がとれたのは、横側、これだけ。それと、☝の空き地に面した、裏側と。
・・・といっても、売家です。扱っている不動産屋の Zoopla のウェッブサイトを見てみました。
3部屋の歴史コテージとして、売り出されていて、£299,950、約30万ポンドです。四千五百五十万円ぐらい・・・いかがでしょうか。
実は、庭から撮った外観と、屋内の写真も28枚アップされていたのですが、転載できませんでした。
興味のある方は、「Zoopla、15 Firwood Fold Bolton 」で、検索してみてください。一発ヒットで出てきます。
保存指定建築なので、外観と構造上の建て替えは許されていませんが、内部の装飾は自由です。インテリアが半端にモダンで、私の好みではありません。
低い天井や、木の梁が史跡建築であることを感じさせます。
住人の車が駐車されていて、いかにも人が住んでいる通りってかんじですね。
観光目的で保存された地域ではありません。
私がこの通りに到着した時、カメラを首に下げた年配の人たち10人ほどのグループが散策して、帰る途中でした。
この通りに住んでいる人たちは、いいかげんイヤになるんじゃないかと思うのですが・・・
サミュエル・クロンプトンの生家のある、18世紀から時が止まったかのような石畳の自分の家の前を通る道を抜けて、カワセミの生息地に向かう散策者がぞろぞろ通って、写真を撮りまくっていくんです。
観光産業に従事しているわけでもない、普通のお勤め人らしい住人たち・・・まあ、それが嫌なら、こんなところに住みませんよね。
ボルトンタウンセンターにある、サミュエル・クロンプトンの像。
地下は、閉鎖されて久しい公衆便所。
クロンプトン像の下を通って、反対側が公衆便所の出口。
クロンプトンの生家のある、ファーウッド・フォールドと、彼が育って、ミュール紡績機を発名した中世の館、ホリィス・ウッドは歩いて15分ほどの距離しか離れていません。どちらも、ボルトンタウンセンターからそれぞれ1時間に1本発車している525,527番のバスで、簡単に行けます。
クロンプトンについて書いた記事(☝)の前後の、ホリィス・ウッドについての記事も、読んでみてください。
入場無料の博物館、住宅街のど真ん中に残る本当に古い骨とう品がぎっしり詰まった本物の中世末期の邸宅!
中世の館、ホリィス・ウッド。500年間建て増し修復を繰り返し、今の姿に…それでも貴重な文化財!偉人も住んでた地元の名所
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
古い農家のコテージが、石畳の道の両脇に20軒、奇跡的に保存されている、タイムトリップしたような、短い通り、ファーウッド・フォールド Firwood Fold。
バス通りに、ちゃんと標識が出ています。
ごくごく普通の、、前庭に駐車スペースがある1960年代から80年代にかけて、一括分譲されたような小振りの一戸建てがならぶ新興住宅地の中を抜けて10分足らず歩いて、寂しい、雑木林をめぐったところに・・・
その通りが出現。
これが、問題の10ファーウッド・フォールド。あああ・・・ピンボケ!
文化資産!サミュエル・クロンプトンの生家!
16世紀の後半に建てられたことが確認されている建築史的にも重要な物件。、
ちゃんと、古そうな石の標識にそう書いてあります。
で、サミュエル・クロンプトンって、誰?
イギリス人にも知らない人が多い、ミュール紡績機を発明した、18世紀の発明家です。
前回ボルトンに行った時、彼が子供の頃からミュール紡績機を発明した青年時代、壮年期まで、間借り人として住んでいた中世の館、ホリィス・ウッド Hall'th' Wood を訪ねて、この生家のことを知りました。
彼について少し書いた、1月23日のホリィスウッドの記事を読んで下さい。リンクを貼りました。↓
イギリスと世界の歴史を大きく変えた薄幸の天才発明家の住んだ家・・・ボルトンの隠れた名所ホリィス・ウッド
入口。
ちなみに、この通りの家は、すべて、個人の所有。
一般の人が住んでいます。
公開なんかしていません。Private (立ち入り禁止)の小さな札がドアにかかっています。
となりの、11ファーウッド・フォールドと その隣の12は 17世紀初めの建築。
坂を上り切ったところ、車は、行き止まりです。
車道も歩道も ゴロンゴロンした丸い石で舗装してあるので、とても歩きにくいんです。
上の写真の左側は、切り立った断崖になっていて、下のほうに人工の、古い農業用貯水池が見えました。
そのまわりには カワセミの生息地として知られる遊歩道もあるそうです。
行き止まりで引き返し、坂を下りて反対側・・・
もと、学校として建てられた 18世紀の建物。
19世紀には、2軒の家として改装され、現在も2世帯住宅になっています。
一軒分はけっこう狭そうです。
元学校の建物わきの空き地に、史跡に関する説明立て看板があります。
「売家」の看板が出ているのが、「ボルトンで一番古くて、建築年代が特定されていて 現在でも人が住んでいる住宅」、15ファーウッド・フォールド。
1589年に建造。
個人の住宅です。正面は前庭にかこまれているので、写真がとれたのは、横側、これだけ。それと、☝の空き地に面した、裏側と。
・・・といっても、売家です。扱っている不動産屋の Zoopla のウェッブサイトを見てみました。
3部屋の歴史コテージとして、売り出されていて、£299,950、約30万ポンドです。四千五百五十万円ぐらい・・・いかがでしょうか。
実は、庭から撮った外観と、屋内の写真も28枚アップされていたのですが、転載できませんでした。
興味のある方は、「Zoopla、15 Firwood Fold Bolton 」で、検索してみてください。一発ヒットで出てきます。
保存指定建築なので、外観と構造上の建て替えは許されていませんが、内部の装飾は自由です。インテリアが半端にモダンで、私の好みではありません。
低い天井や、木の梁が史跡建築であることを感じさせます。
住人の車が駐車されていて、いかにも人が住んでいる通りってかんじですね。
観光目的で保存された地域ではありません。
私がこの通りに到着した時、カメラを首に下げた年配の人たち10人ほどのグループが散策して、帰る途中でした。
この通りに住んでいる人たちは、いいかげんイヤになるんじゃないかと思うのですが・・・
サミュエル・クロンプトンの生家のある、18世紀から時が止まったかのような石畳の自分の家の前を通る道を抜けて、カワセミの生息地に向かう散策者がぞろぞろ通って、写真を撮りまくっていくんです。
観光産業に従事しているわけでもない、普通のお勤め人らしい住人たち・・・まあ、それが嫌なら、こんなところに住みませんよね。
ボルトンタウンセンターにある、サミュエル・クロンプトンの像。
地下は、閉鎖されて久しい公衆便所。
クロンプトン像の下を通って、反対側が公衆便所の出口。
クロンプトンの生家のある、ファーウッド・フォールドと、彼が育って、ミュール紡績機を発名した中世の館、ホリィス・ウッドは歩いて15分ほどの距離しか離れていません。どちらも、ボルトンタウンセンターからそれぞれ1時間に1本発車している525,527番のバスで、簡単に行けます。
クロンプトンについて書いた記事(☝)の前後の、ホリィス・ウッドについての記事も、読んでみてください。
入場無料の博物館、住宅街のど真ん中に残る本当に古い骨とう品がぎっしり詰まった本物の中世末期の邸宅!
中世の館、ホリィス・ウッド。500年間建て増し修復を繰り返し、今の姿に…それでも貴重な文化財!偉人も住んでた地元の名所
↓↓↓画像をクリックしてください。はい、ありがとう。
古いものや習慣をとても大切にしますよね。
お写真を拝見して、思ったのは二つ。
ひとつは、建物が物凄く古いなぁ…ということ。
二つ目は、石畳がキレイ!
日本なら、石が取れてデコボコしてそうです。
日本のように新築でないと不動産価格が下がるということは絶対にありませんし。石畳、私も気になっていました。ここのは修復だと思うのですが。もともとの、ちょっと変わったゴロゴロ石畳みが取れてぼこぼこだったり、削れて危なくなってたりしてたのをもとの通り復元したのではないかと思います。
よくある古い石畳は、平べったい石が深くうずもれていることが多く、馬車のわだちの跡がこすられて残っていることが多いのです。