イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

おなじみのジャファ・ケーキ ハロウィーン版、えぐさとシャレのくだらなさで子供ウケをねらったわりには大人志向のライム味

2018年11月02日 09時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
昨日のハロウィーン記事に続きがあります。

近所の子供たちへの「トリート」用に買い込んだ個別包装のお菓子のひとつ、ジァファ・ケーキ Jaffa Cake


トリック・オア・トリートはハロウィーンの夕方、日没後に怖い仮装をした子供たちが近所の家々のドアをノックしてまわり、お菓子をおねだりするアメリカから来た最近の風習です。

お菓子の名門、マクビティーズ MacVity's 社のお菓子のハロウィーン・バージョン、前回の記事もぜひ見てください。☟

えぐさで購買欲に訴えるイギリス伝統のケーキのハロウィーン版、一流メーカー品でパッケージデザインのこの品のなさ!わざとです。

外袋のイラストによると、どうやらタコの脚(またか!?)、ミミズ、カエル、得体のしれない巨大生物の眼球を煮詰めたらしいドロドロ物体が原料のようです。

コードロン(魔女が秘薬を作る大なべ)の中では丸ごとライムとレモンが煮えています。

そう、オリジナルのジャファ・ケーキはオレンジの硬いゼリーがのっているのですが、このレモン&スライム・ケーキ・バー Lemon & Slime Bar にのっているのは薄気味の悪い蛍光グリーンのライムとレモンの甘苦いゼりーです。


光の当たりぐあいで、色が悪く写ってしまいました。

いいなぁ、このレベルの低いシャレ!レモン&スライム!slime (ねちょ~、ドロ~ン)は lyme のかけ言葉です。
ライムの味のお菓子はあまり子供たちにウケないものなのです。
フルーツ味のグミの詰め合わせ袋などにたいていいくつか入っていて評判が悪いのです。それでもお菓子会社、作り続けていますね。

息子も息子のガールフレンドもいらないといいました。
いくつかトリック・オア・トリートの子供たちのバケツの中に入れてやり、私が残ったひとつを食べました。

ほろ苦いレモンとライムの味がけっこう大人っぽく、もう一つ食べたいぐらいでした。酸っぱくはありません。



おなじみ、マクビティーズ社のジャファ・ケーキのオリジナルロゴ、オレンジの皮文字がハロウィーンらしいライム蛍光グリーンのライムの皮文字に変えられています。

去年書いた、オリジナルの元祖ジャファ・ケーキについてのうんちくと裁判顛末の記事をぜひ読んで下さい。リンクを下に貼りました☟。

マクビティーズの勝訴、裁判沙汰にまでなったケーキか否か論争、晴れて認定、ビスケットサイズのケーキ、ジャファ・ケーキ




昨日11月1日、ストックポートタウンセンターに行ったら、ショッピングセンター中、クリスマスの飾りつけが完成していました。

スーパーアスダのハロウィーン用品売り場は一晩のうちにすっかりクリスマス用品売り場に様変わりしていました。

中央図書館の柱に括りつけられたきのうの魔女と墓石のディスプレイ。


たぶん取り外すのを忘れたのだと思うのですが。忙しかったのかもしれません。

図書館員お勧めの本のディスプレイは「怪奇スリラー、黒魔術テーマ」などのおどろおどろ本から一斉に「ダガー・プライズ(英語で書かれた推理小説の最高傑作賞)受賞作」に替えられていました。



コメント (2)
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