イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ハロウィーンのおきみやげ、大量に出たカボチャのランタンの中味の処理法、ケーキを焼いたら何とか成功

2018年11月04日 08時00分00秒 | 英国のお菓子とデザート
10月31日のハロウィーンの夜、息子とガールフレンドがうちで作ったカボチャのランタンです。


カボチャのてっぺんを切り取って中をのぞくともうすでにけっこう がらんどうです。
いえ、タネやら絡まった紐状の果肉の繊維やら、いろいろ詰まっていましたが。



それらをスプーンで丁寧に掻きとって、さらにできるだけ中の空間を大きく、外皮を薄く(目鼻の穴をあけやすく、また火をともした時に内側からぼうっと光が透けて見えるように)するために内側の硬い果肉を削り撮るのがなかなかの重労働でした。

これが中味!


オレンジ色の紐状の果肉の繊維はぐじゃぐじゃ処理がめんどくさそうなので捨てました。量はじゅうぶんです。

カボチャの中味を使ってパンプキン・ケーキ pampkin cake を焼きました。

アメリカでハロウィーンの後に焼くという、とろんと甘いスパイスのきいたカボチャのクリームの詰まった「パンプキンパイ」を期待されていたと思うのですが、けっこう めんどくさそうです。

冷凍のパイ皮も売られているのですが、パイを作ったことはないので簡単に断念。
イギリスではおなじみの「キャロットケーキのバリエーション」だという BBC のレシピを参考にしました。



カボチャの硬い果肉は電子レンジで5分加熱したらぐにゃっとやわらかくなりました。
生の状態で500g 必要です。

・セルフ・レイジング・フラワー 300g
・しっとりした精白されていない砂糖 300g
・重曹 ティースプーン3杯
・ミックス・スパイス(シナモンの香りがきついです)ティースプーン3杯
・サルタナ(干しブドウの一種、私は省略しました)175g
・食塩 ティースプーン半分
・オレンジの皮をすり下ろしたもの(私は省略しました)1個分

以上を振るい入れてよく混ぜます。
それにやわらかくなったカボチャの果肉を混ぜて...

・テーブルスプーン一杯のオレンジジュース(私は省略しました)
・よく溶いた卵4個
・バター200g
を混ぜたものを加え、160℃で30分、
簡単です!



あれれー、


表面がよく焼けている部分と色が薄い部分があります。

熱を均等に分配するためのファンがあるメインのオーブンが故障している、という言い訳はストックポート日報の読者の皆さまに耳にタコでしょう。
小さい料理をする際便利な 小型のオーブンのコンパートメントを使ってオーブン料理をしています。
ファンがないので熱が均等にいきわたらない ということを忘れていました。途中でぐるっと回すべきだったのですね。



例によって勝手にいろいろ省略したにもかかわらず、舌触りはしっとり、スパイスが香りたちかなりおいしくできました。

息子と、息子のガールフレンド(大型カボチャの中味の提供者)に供したら、好評でした。

私を含め食べた人全員の感想が「カボチャの味がしない!」
しなくて、いいのです。

このカービング(カボチャのランタン作り)用のカボチャ、スカスカして味がなくすごくまずいんです。砂糖とスパイスでごまかしたぐらいがちょうどいいようです。
レシピでは、キャロット・ケーキのように もっちりねっとりした濃く甘いバタークリームで表面を覆うことになっていましたが私はこれも省略です。

キャロット・ケーキが大好きな息子は「バタークリームがあったほうがよい」と主張しましたが、夫は「バタークリームなしのほうがさっぱりしていてよい」と、パーキンのように四角く切ってつまんで食べていました。

パックマン。


コメント (3)
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