昨日の続きです。ランカシャーの静かな海岸の観光地、モーカム Morecombe。
昨日の記事のリンクを貼りました↓↓↓↓ ぜひ見てください!
ランカシャーの小さな海辺の町、昔の賑わいは今いずこ、静かで美しい観光地、モーカム
モーカム観光は単純です。
海岸沿いを散歩する、それだけ。
眺望を堪能するおすすめスポットは海に突き出した突堤、ストーン・ジェッティ Stone Jetty 。
ジェッティの始まりにあるのは有名らしい、ウミウの彫刻。
ボラード(ガードレールがわりの車止め)にも、ウミウ。
ほかにもいろんな海鳥のボラードがありました。
観光ウェッブサイトで見つけたストーン・ジョッティの写真です。↓
漁港はありませんが、魚や小エビをホテルやレストランに売る小規模な漁業が産業として成り立っているそうです。
傘をささなくても歩ける程度の 細かい霧雨が降ったりやんだりの どんより天気の中、たくさんの漁船が沖を行き来していました。
もともとは、19世紀の半ばに建設された鉄道の線路が敷かれていた産業用の突堤です。
先端の船着き場には貨物フェリーが対岸へ行き来していたそうです。
灯台のある終着駅の駅舎は今、カフェと公衆便所になっています。
1852年建造の古い建物です。
背後に見えているのは、モーカムの海岸沿いの街並みです。
これも観光ウェッブサイトで見つけた写真です。↓
ストーンジェッティ・カフェ Stone Jetty Cafe でひと休みしました。
19世紀の鉄道の終着駅舎らしいところは 全くない、明るく清潔なカフェの内部です。
ぐるっと海に囲まれ、素晴らしい眺望です。
対岸に湖水地方 Lakeland の山並みがー望できます。
十時型になったジェッティの先端に向かって右横に張り出した場所で、 初老の男性が 釣りをしていました。
ショッピングバッグの中にホワイティング whiting という20センチぐらいの魚が1匹入っていました。
見ている間にもう1匹、また、ホワイティングが釣れました。
日本語で「西洋タラ」だそうです。(辞書を引きました)
よく聞きますが 食べたことはありません。
フィッシュ&チップスでおなじみの おなじくタラの一種、コッド cod のような淡白な味だと思うのですが。
いつもは 30分で 半ダースは 釣れるそうです。ソール sole (ヒラメの一種) が釣れることもあるそうです。
写真を撮る許可をもらったのですが、獲物が小さいことを気にしていました。
ワタを抜いて、バーベキューで食べるそうです。おいしそう!
ジェッティの先端は、知る人ぞ知る、釣りの名所らしいのです。
海岸に戻る途中、釣り竿を担いだ少年5,6人とすれ違いました。
1週間の「ハーフ・ターム・ホリデー(学期半ば休暇)」中です。
今回見かけたのは、軽装備でフラっとやって来た感じの 地元の人ばかりみたいでした。
RNLI ( Royal National Lifeboat Institute 王立救命艇協会 )の ホバ―クラフト・ステーションがありました。
ボランティアのおじいさんが店番する、観光案内所を兼ねた 小さな売店が併設されていました。
売上金は 海難救助の基金にまわされます。
RNLI の救助基地 はイギリス各地の海岸にあります。
観光地にあるRNLI 基地には 慈善ショップが併設されていて、オリジナルの海洋、海浜テーマのお土産を販売しています。
夫は熱心な支持者で、通りがかると必ず何か買っていきます。
日本の海辺の町で売られているような つくだ煮の真空パックみたいな小魚が売られていました。地元の名産?と思ってよく見ると釣り用のエサでした。
生きたミミズと釣り糸も、砂遊び用のスコップとバケツ、サンド・モールド(湿った砂が お城の形に抜ける型)と一緒に売られていました。
息子2人に買った、お土産です。
チョコレートでできたカモメのうんこと パフィンのうんこ。(モーカムには パフィンはいないと思います。ウミウも見ませんでしたが)
岩の上にのってもらった夫と「危険、岩の上にのるな」という控えめな警告板の記念写真を撮りました。
柵があるわけでなし、のろうと思ったらのれますし、深い海のふち ぎりぎりまで行って 腰を下ろしても、釣りをしても、日光浴をしても、記念写真を撮っても何をしても とめる人はいないでしょう。
濡れた岩はツルツルしてすごく危ないですが、これが「自己責任」ということでしょうか?
奥に見えているのが、1932年建造のモーカムの過去の栄光の象徴、アールデコ建築の華、ミッドランド・ホテル Midland Hotelです。
つづきます。