ずいぶん前の、イギリスのパッケージ・デザインのあれこれの記事、好評でした。
調子に乗って、また集めてみました・・・またまた動物・・・今度は 牛。
すべて、乳製品です。
ミルク・シェーキ、「フリジ Friji」。
ボトルが牛柄。
これはチョコレート味ですが、ほかにバニラ、バナナ、イチゴ味があります。
黒のブチ柄のこの牛、日本では「ホルスタイン Holstein 」と呼ばれているようですね。
(だいぶ前に日報に載せたことのある写真です。ちょっと柄が個性的すぎてホルスタインらしくありませんね)
イギリスでは、「フリージアン Friesian 」といいます。
ホルスタインは通じません。
ホルスタインと呼んでいるのは、アメリカと、明治時代に酪農技術をアメリカから学んだ日本だけだそうです。
オランダのフリーシアンと、ドイツのシュレスビッチ・ホルスタインの2地域を起源とするこの品種、どっちの名前で呼ばれても間違いではないんだそうですが、酪農関係者の間では、混乱を避けるため、国際的にホルスタイン・フリージアンという正式名で呼ばれることが多いんだそうな。
冷やすとおいしいです。そのことと関係があるのか・・・英語で冷蔵庫は、リフリジレイター、略してフリッジ fridge。
The Collective というヨーグルト専門会社の、けっこう高価な「グルメ・ライブ・ヨーグルト Gourmet Live Yogurt」のシリーズ。
味の種類は限りなく多く、目移りします。
これは、ロシアン・ファッジ味。
こちらは コンビニや、ニュース・エージェント(新聞、雑誌、たばこ販売店)のサンドウィッチ売り場で買える一回用のかわいいサイズ。
ミカンやリンゴ(イギリスにはお弁当箱用に極端に小さいリンゴがあります)など果物を持ち歩くときに重宝するサイズです。
写真のぺちゃんこ桃は、重ねて3つ入ります。
牛を連れて放浪する少年のシルエットがトレード・マークの、「ノーマディック・ヨーグルト Nomadic Yogurt」。
ノーマディックというのは放浪の、というような意味です。ヨーグルトの名前らしくないですね。
容器がシリアルとヨーグルトの二部に分かれていて、食べるときに一緒にまぜるようになっています。
使い捨てのスプーンもついています。
携帯に便利な、お出かけ用という意味でついた名前だと思うのですが。
アイスクリーム。
Mackie's of Scotland の real daily icecream(牛乳が主原料のアイスクリーム)。
乳しぼりの娘は、「伝統的な製法で作りました」の典型的な表現です。
もちろん 機械で絞った牛乳をつかって、工場で大量生産されているはずですが。
放牧場のそばに、風力発電所もあるみたいですね。
コーンウォール名産の、乳脂肪分がたっぷりのクロッテット・クリームを使った、コーニッシュ・アイスクリーム。
Kelly's of Cornwall社製のこの製品は、イギリス中どこのスーパーでも買えます。
すくってコーンに入れて売っている、観光地などのアイスクリーム・スタンドでも見かけます。
この左右対称の乳牛2頭が口にくわえた草がハートをかたちづくっているかわいい図柄の看板が目印。
子供のお弁当用に便利、チーズスプレッド、デイリリー Dairylea。日本人には発音しにくい名前です。
バターの代わりにサンドウィッチに塗ります。
もちろん、トーストや、チーズ用のクラッカーにぬってもおいしいですよ。
(甘くて子供っぽい味です)
黒いウシ坊主の生意気な表情が愛くるしい。
なんだかベタベタぬるぬるした製品名のロゴも子供にウケそうです。
何日か前に見つけた、新製品、大人向きらしい?ミルクシェーキ、シェークン・アッダー Shaken Udder。
アッダーというのは、牛やヤギの乳袋のことなんですけど・・・インパクトのある命名です。シェイクした乳袋!
いかにもゆすられて吐きそうなキャラクターの牛の表情も意表をついています。
ソルテッド・キャラメル風味。
よく振って飲みました。とてもおいしかったのですが、飲んだ後すぐにまたのどが渇きました。
330ミリリットルが1ポンド80ペンス、無法に高価です。コンビニでプロモーション価格、1ポンドで売っていたので、買ってみました。
一日に摂取すべきカルシウムの50パーセントが1瓶に含まれているんだそうです。「ウシグラフ」参照↓。
以上、第一弾でした。
まだまだあります、牛のパッケージ!
グルメ・ライブ・ヨーグルトの丸い容器と、ケリーズのコーニッシュ・アイスクリームのタブは、とっておいて、タッパー容器代わりにとても重宝しています。重ねられるし、冷凍も電子レンジでの加熱もききます。
蓋をきっちりとすればお弁当箱にもなります。
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