バースについて書いた記事が10回続いた後で、ちょっと気分を変えて、地元の話題を・・・
マンチェスターのキャット・カフェ Cat cafe。

いうまでもなく、日本のネコカフェからのアイデア借用。
マンチェスターの、おしゃれなエリア、ノーザン・クオーター、発展の原点、マンチェスター・クラフト&デザインセンターの裏口の向かい、メインのショッピングエリアからはちょっと外れた場所にあります。

窓際で「招き猫」をする、ライリー君。

入りました!
入り口で、登録をして、入店した時間を記録するための首から下げるカードをもらいます。
時間制で居たじかんに応じて出るときに清算される制度は、日本と同じ。
お代わり自由のドリンク付きで、30分間6ポンド。
寝ている、寝ようとしているネコはさわらない。ネコを抱き上げない。ネコの行く手をさえぎらない。ネコのあとをついて歩かない…等と、アイパッドに書かれた規則書に、承諾のサインをさせられました。
ネコとのスキンシップはあまり期待できなそうなのは入る前に覚悟しました。
ネコの自由を尊重して、気ままにふるまうネコ様を拝見しながらお茶を楽しむ場所のようです。
土足禁止でした!
といっても、土間と土足禁止エリアの境になる段差などなく、土足で入る入口ホールで靴を脱ぐように言われました。
ほかのイギリス人の客は、(土足エリアの)入口ホールに入るなり、靴を脱いでるし・・・おなじみイギリス式です!
土足エリアを歩いた土足と同じぐらい汚い足で歩き回られた「土足禁止エリア」をはだしで歩くのは抵抗があります。
靴を脱ぐのが嫌な人のために、ビニールの、使い捨て足カバーもあったので、それを利用しました。
喫茶エリアには、普通のテーブル、椅子席と窓際の一段高くなった、絨毯敷きの「座敷」エリアがありました。
「座敷」エリアに座る人のうち、入り口で靴を脱いだ人はもちろんはだしですが、靴カバー組の人たちは靴のまま「座卓」前に体育すわりか、(女性も)あぐらかきでくつろいでいました。
座敷の若いカップルが独占していた、スタンリー君。

白いキツネ顔のスタンリー君の奥に、消し炭色の名前が不明の長毛ネコがいます。
寝てるネコはさわっちゃいけない約束ですが、我慢できない!
カップルも、カップルに断りを入れて割り込ませてもらった私も、こっそりそっと撫でさせてもらいました。

サラサラ、つやつや。
店内は、おしゃれです。内装は、日本を意識したのか、どことなく無印良品テイストです。
ネコが快適に過ごせるように工夫されたほほえましい設備は、ネコのため、というよりお客様の目を楽しませるためのようです



Home Sweet Home と書かれた、キャット・フラップ (ネコ用の出入り口)。

ネコたちのプライベートな空間、ご自宅に通じるドアのようです。
ネコたちは、カフェのエリアとプライベートのエリアを自由に好きな時に行き来できるようです。
ネコ用トイレ表示。

実は、私は7~8年前、本場日本で、「ネコカフェ」に行ったことがあるのです。
話題になり始めたころだったと思います。
千葉県内のJR駅前、雑居ビルの最上階の、マンション一軒分のスペースが改装されてネコカフェになっていました。
絨毯敷きの、20畳ぐらいのリビングルームに、低いソファーと、座卓と座布団が並ぶ、あまりカフェに見えない、おしゃれでもないカフェでした。自宅のような空間でたくさんのネコとくつろげる趣向だったのだと思います。
そこにはネコがいっぱい!!
20匹ぐらいはいたのでは?
お客も20人ぐらいはいて、けっこう繁盛していましたが、手の届く位置に、普段目にすることも、手に触れる機会もない、高級感たっぷりの純血種ネコがぞろぞろ!ゴロゴロ!
乱暴なことやネコのしたくないことを無理強いしようとすれば係の人に注意されましたが、おさわりし放題でした。
ネコ好きの天国でした。
コーヒーはあまり、おいしくありませんでした。お代わり自由だったかどうかは覚えていません。
夫と二人で1時間ほどいて、1800円ほど払った覚えがあります。
高い…と思ったのですが、今から思えば十分その価値がありました!
その後の全国的なネコカフェブームのあと、日本では今ではやや下火だとか?
世界中で、日本の最先端ビジネスとして紹介され、韓国、香港やアメリカでも似たような設備が次々と、オープン。
イギリスでも待望の第一号店がロンドンで開店、と耳にしてから、マンチェスターにこの店があくまでずいぶん経ったような気がします。
日本で行ったことがあるといえば、数人のイギリス人とベネズエラ人ひとりにうらやましがられたものです。
「マンチェスターにもできればいいのにね」と実に多くのネコ好きが言っているのを聞きました。
1年ほど前に開店したらしいマンチェスターで唯一の、キャット・カフェ!
以下は私の個人的な、感想です!
マンチェスターのキャット・カフェ、ネコの数が少なすぎます!!!!!
お店に出ていたのは4匹か5匹?
日本の、私が行ったネコカフェでは、人にかまわれるのに飽きたネコが勝手にプライベートなエリアに引っ込むことは許されていなかったと思います。
壁に、ネコの写真入り出席簿のようなものが貼ってありました。「本日会える子たち」に記しがつけてありました。
半分以上が欠席。どうやらシフト制になっていて交代で出勤するようになっていたみたいです。
出勤したからには営業時間中はお店にいなきゃいけないみたいでした。
接客ネコの数が確保されていたんですね。日本のネコカフェはどこもそうなのでしょうか。
狭いスペースで、お客さんもいっぱい、ネコにとってはストレスだったかもしれません。
その点マンチェスターのキャット・カフェではネコのウェルフェア最重視。
お金を払って入った私にしたら、複雑な気持ちです。
ネコカフェなんだから、もっとネコを用意しろ!といいたいところですが、気まぐれなネコにしてみたら気の向かない時にお客に愛想を振りまく義務はないはずです。
コーヒーは、エスプレッソマシンで淹れた本格派でした。
暑い日、イギリスでは驚異的に珍しい、冷房の効いた快適な空間。ボサノバのような音楽が低く流れていて、日本の喫茶店みたいな雰囲気です。
お代わり自由の美味しいコーヒーを飲みながら、リラックスできる空間だったはずですが、ときどき床を歩くネコたちを追って携帯電話で写真を撮りまくるお客ばかり。
ゆったり席でくつろぐ人はほとんどいません。「ネコを見に来たんだから、ネコを見なきゃ!」と立ち歩く人ばかりでせわしない雰囲気でした。
招きネコのライリーは、私がお店に入ってからもずっと窓際で任務を果たしていました。

中年の女性二人連れが立ち止まって、「わああ、ネコネコネコ」と大喜びで外から写真を撮りまくっていました。

キャット・カフェだと知らずにぐうぜん通りかかっただけみたいでした。
「何ここ?え、キャット・カフェ!? 入ろう。」と入ってきました!
お見事、ライリー。お二人様、呼び込み成功。

いっしょに入った日本人の友人は、今イギリスで大人気の抹茶をのみました。あまりおいしくなかったそうです。
帰る前の二杯目は、ホット・チョコレート。

私の2杯目、「クランベリー・ジュース」は、膀胱炎を患った時に医者に処方されて毎朝飲んだ、「オーシャン・スプレイ」社製の濃縮還元タイプでした。
30分を超過して、一人8ポンド(1166円)ずつ払いました。
それだけの価値のある体験だったとは・・・う~ん、思えません。
「本場」日本でのネコだらけのネコカフェを基準に辛口の体験談になってしまいましたが、「トリップ・アドヴァイザー」を見てみたら、行った人の評判は上々です。
多くの人が「また行きたい」といっています。「友達や家族を連れて行きたい」という人も多数。
私が行った時は偶然、接客ネコの数が少なかっただけかもしれません。あるいは、動物愛護先進国イギリスでは、狭い空間にいつでもたくさんのネコを常備する日本のネコカフェのほうが不自然に映るのかもしれません。
「癒し」効果を強調した抗うつ剤の瓶に入ったネコのポスター。

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マンチェスターのキャット・カフェ Cat cafe。

いうまでもなく、日本のネコカフェからのアイデア借用。
マンチェスターの、おしゃれなエリア、ノーザン・クオーター、発展の原点、マンチェスター・クラフト&デザインセンターの裏口の向かい、メインのショッピングエリアからはちょっと外れた場所にあります。

窓際で「招き猫」をする、ライリー君。

入りました!
入り口で、登録をして、入店した時間を記録するための首から下げるカードをもらいます。
時間制で居たじかんに応じて出るときに清算される制度は、日本と同じ。
お代わり自由のドリンク付きで、30分間6ポンド。
寝ている、寝ようとしているネコはさわらない。ネコを抱き上げない。ネコの行く手をさえぎらない。ネコのあとをついて歩かない…等と、アイパッドに書かれた規則書に、承諾のサインをさせられました。
ネコとのスキンシップはあまり期待できなそうなのは入る前に覚悟しました。
ネコの自由を尊重して、気ままにふるまうネコ様を拝見しながらお茶を楽しむ場所のようです。
土足禁止でした!
といっても、土間と土足禁止エリアの境になる段差などなく、土足で入る入口ホールで靴を脱ぐように言われました。
ほかのイギリス人の客は、(土足エリアの)入口ホールに入るなり、靴を脱いでるし・・・おなじみイギリス式です!
土足エリアを歩いた土足と同じぐらい汚い足で歩き回られた「土足禁止エリア」をはだしで歩くのは抵抗があります。
靴を脱ぐのが嫌な人のために、ビニールの、使い捨て足カバーもあったので、それを利用しました。
喫茶エリアには、普通のテーブル、椅子席と窓際の一段高くなった、絨毯敷きの「座敷」エリアがありました。
「座敷」エリアに座る人のうち、入り口で靴を脱いだ人はもちろんはだしですが、靴カバー組の人たちは靴のまま「座卓」前に体育すわりか、(女性も)あぐらかきでくつろいでいました。
座敷の若いカップルが独占していた、スタンリー君。

白いキツネ顔のスタンリー君の奥に、消し炭色の名前が不明の長毛ネコがいます。
寝てるネコはさわっちゃいけない約束ですが、我慢できない!
カップルも、カップルに断りを入れて割り込ませてもらった私も、こっそりそっと撫でさせてもらいました。

サラサラ、つやつや。
店内は、おしゃれです。内装は、日本を意識したのか、どことなく無印良品テイストです。
ネコが快適に過ごせるように工夫されたほほえましい設備は、ネコのため、というよりお客様の目を楽しませるためのようです



Home Sweet Home と書かれた、キャット・フラップ (ネコ用の出入り口)。

ネコたちのプライベートな空間、ご自宅に通じるドアのようです。
ネコたちは、カフェのエリアとプライベートのエリアを自由に好きな時に行き来できるようです。
ネコ用トイレ表示。

実は、私は7~8年前、本場日本で、「ネコカフェ」に行ったことがあるのです。
話題になり始めたころだったと思います。
千葉県内のJR駅前、雑居ビルの最上階の、マンション一軒分のスペースが改装されてネコカフェになっていました。
絨毯敷きの、20畳ぐらいのリビングルームに、低いソファーと、座卓と座布団が並ぶ、あまりカフェに見えない、おしゃれでもないカフェでした。自宅のような空間でたくさんのネコとくつろげる趣向だったのだと思います。
そこにはネコがいっぱい!!
20匹ぐらいはいたのでは?
お客も20人ぐらいはいて、けっこう繁盛していましたが、手の届く位置に、普段目にすることも、手に触れる機会もない、高級感たっぷりの純血種ネコがぞろぞろ!ゴロゴロ!
乱暴なことやネコのしたくないことを無理強いしようとすれば係の人に注意されましたが、おさわりし放題でした。
ネコ好きの天国でした。
コーヒーはあまり、おいしくありませんでした。お代わり自由だったかどうかは覚えていません。
夫と二人で1時間ほどいて、1800円ほど払った覚えがあります。
高い…と思ったのですが、今から思えば十分その価値がありました!
その後の全国的なネコカフェブームのあと、日本では今ではやや下火だとか?
世界中で、日本の最先端ビジネスとして紹介され、韓国、香港やアメリカでも似たような設備が次々と、オープン。
イギリスでも待望の第一号店がロンドンで開店、と耳にしてから、マンチェスターにこの店があくまでずいぶん経ったような気がします。
日本で行ったことがあるといえば、数人のイギリス人とベネズエラ人ひとりにうらやましがられたものです。
「マンチェスターにもできればいいのにね」と実に多くのネコ好きが言っているのを聞きました。
1年ほど前に開店したらしいマンチェスターで唯一の、キャット・カフェ!
以下は私の個人的な、感想です!
マンチェスターのキャット・カフェ、ネコの数が少なすぎます!!!!!
お店に出ていたのは4匹か5匹?
日本の、私が行ったネコカフェでは、人にかまわれるのに飽きたネコが勝手にプライベートなエリアに引っ込むことは許されていなかったと思います。
壁に、ネコの写真入り出席簿のようなものが貼ってありました。「本日会える子たち」に記しがつけてありました。
半分以上が欠席。どうやらシフト制になっていて交代で出勤するようになっていたみたいです。
出勤したからには営業時間中はお店にいなきゃいけないみたいでした。
接客ネコの数が確保されていたんですね。日本のネコカフェはどこもそうなのでしょうか。
狭いスペースで、お客さんもいっぱい、ネコにとってはストレスだったかもしれません。
その点マンチェスターのキャット・カフェではネコのウェルフェア最重視。
お金を払って入った私にしたら、複雑な気持ちです。
ネコカフェなんだから、もっとネコを用意しろ!といいたいところですが、気まぐれなネコにしてみたら気の向かない時にお客に愛想を振りまく義務はないはずです。
コーヒーは、エスプレッソマシンで淹れた本格派でした。
暑い日、イギリスでは驚異的に珍しい、冷房の効いた快適な空間。ボサノバのような音楽が低く流れていて、日本の喫茶店みたいな雰囲気です。
お代わり自由の美味しいコーヒーを飲みながら、リラックスできる空間だったはずですが、ときどき床を歩くネコたちを追って携帯電話で写真を撮りまくるお客ばかり。
ゆったり席でくつろぐ人はほとんどいません。「ネコを見に来たんだから、ネコを見なきゃ!」と立ち歩く人ばかりでせわしない雰囲気でした。
招きネコのライリーは、私がお店に入ってからもずっと窓際で任務を果たしていました。

中年の女性二人連れが立ち止まって、「わああ、ネコネコネコ」と大喜びで外から写真を撮りまくっていました。

キャット・カフェだと知らずにぐうぜん通りかかっただけみたいでした。
「何ここ?え、キャット・カフェ!? 入ろう。」と入ってきました!
お見事、ライリー。お二人様、呼び込み成功。

いっしょに入った日本人の友人は、今イギリスで大人気の抹茶をのみました。あまりおいしくなかったそうです。
帰る前の二杯目は、ホット・チョコレート。

私の2杯目、「クランベリー・ジュース」は、膀胱炎を患った時に医者に処方されて毎朝飲んだ、「オーシャン・スプレイ」社製の濃縮還元タイプでした。
30分を超過して、一人8ポンド(1166円)ずつ払いました。
それだけの価値のある体験だったとは・・・う~ん、思えません。
「本場」日本でのネコだらけのネコカフェを基準に辛口の体験談になってしまいましたが、「トリップ・アドヴァイザー」を見てみたら、行った人の評判は上々です。
多くの人が「また行きたい」といっています。「友達や家族を連れて行きたい」という人も多数。
私が行った時は偶然、接客ネコの数が少なかっただけかもしれません。あるいは、動物愛護先進国イギリスでは、狭い空間にいつでもたくさんのネコを常備する日本のネコカフェのほうが不自然に映るのかもしれません。
「癒し」効果を強調した抗うつ剤の瓶に入ったネコのポスター。

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