バクストン Buxton、ピーク・ディストリクトの古い町です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/21/7882340568e6b4fb0bdf50c79e95be33.jpg)
マンチェスターからストックポートを通って、30分おきに電車が出ています。
先月訪れたイギリス南西部の有名な観光地、バース Bath について書いた長い連載はずいぶんたくさんの方に読んでいただきました。
古代ローマ帝国の植民地時代に開発され大いににぎわった鉱泉の湧く町、また18世紀に保養地として栄えたおしゃれな町がここ北西部にもあるのです!
それがバクストン!
世界遺産のバースほど知られていないのが残念です!
ピークディストリクトを歩く拠点としても知られています。
2年前のバクストンの町について書いた記事をぜひ読んで下さい。今回、行かなかった場所の写真がいっぱいのっています。↓
平日に電車でピークディストリクトに行って山歩き、出発点は18世紀の温泉保養地、バクストン・
2年前の写真です。↓クレセント The Crescent 。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/e4/85391c272aec7792ea60c97170e24239.jpg)
ジョージアン建築の傑作です。
バースのロイヤル・クレセントのまねをして、ファッショナブルな上流階級の社交場として1780年から1784年にかけて建てられました。
バースのロイヤル・クレセントは住宅ですが、こちらは宿泊施設のある湯治施設兼文化ホールのような公的利用を目的に、地元の貴族がたてました。
20世紀の初めごろには分譲され、高級ホテル、市役所の出張所、診療所、図書館、ギャラリーなど、として分割利用されていたそうです。
1980年代に、修復維持費を払いきれずホテルが撤退してからは荒廃が進み、1991年には、使用に適さない危険な建物として、立ち入り禁止に。
第一級保存指定建築なので取り壊すわけにもいかず、長年、崩壊を食い止める程度の保存措置を施され、空き家として放置されてきました。
先週の写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/d2/1eb2204d38d371e008f5d8dc7b8761dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/ce/f7a7c7e6edae562f0cecb382d2255908.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/20/fa035c36eb102259398680f5e211cb51.jpg)
長年の懸案、大修復工事が本格的に開始されたようです!!
鉱泉を利用した、テルマエ・スパー、高級ホテルとしての利用が決定したそうです。
修復予算は、5千万ポンド(71億5100万円)以上。何かの間違いじゃないかと思うようなすごい額です。
宝くじの文化基金から2000万ポンド、観光基金からも多少の補助がありますが、ほかはホテル事業者の出費です。
完成は2019年の予定。
完璧によみがえったジョージア様式の壮麗な建築を町の中心に有する、2年後のバクストン、バースに並ぶ観光地として国際的な名声を手にすることも夢ではない・・・?
無理か・・・?まだ中国人観光客の姿を目にすることはありません。
正面の建物は、クレセントの別館、パンプ・ルーム The Pump Room です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/90/7e617870e735da3adb3ce5092f338ffb.jpg)
1981年まで、訪れる人に鉱泉を飲ませる場所だったそうです。
今は、空き家です。
10年ほど前は、一部が観光案内所でした。
地元のアーティストの作品を展示販売するギャラリーも併設されていました。絵葉書を買ったおぼえがあります。
クレセントの正面、いつ行っても観光客や地元の人が水を汲んでいる、セント・アンズ・ウェル St Anne's Well 。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/1a/7719735fa3bf7c9aa1afa0c588c66b72.jpg)
パイプの修理中で、使用禁止でした。
常時28℃の天然の鉱泉が無尽蔵に湧き出る水くみ場。
バクストン・バース Buxton Baths 。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/f2/01fc7d68d04c75e63778c7deed9ce732.jpg)
クレセントの端に付属する、古代ローマの浴場の跡地に建てられた、ジョージアン時代の湯治施設です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/fb/f22f4462598f9d5ecae34fed969676d4.jpg)
個性的でおしゃれな店舗が間借りするショッピングセンターになっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/ee/2fbfb8e848c775615bd2594389440ff4.jpg)
病人を椅子に座らせて、鉱泉に漬ける療法に使われた浴槽。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/7f/4903309949f5ff356a12236c2f4726e8.jpg)
奥が、手作りの入浴剤(石鹸、バス・オイルなど)を売る店でした!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/80/1886da1dc4012ac75e8ab173aead5f15.jpg)
店舗のひとつに、半分ガラス張りの床のある、おしゃれな雑貨屋がありました。
ガラスの床の下には、タイル張りの階段を下りて上がる様式の湯治用浴槽が保存されていました。
クレセントの別の端、バクストン・バースの反対側にある、名物パブ、オールド・ホール・ホテル The Old Hall Hotel 。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/c0/b39d5792c3ccf5ad97cb2d15fefe8ea2.jpg)
正面からの写真を撮るのを忘れました!
坂の上から見下ろした写真しかありません。
1670年に建てられた、タウンセンターでいちばん古い建物だそうです。
オールド・ホール・ホテル前の急な坂を上がって、今でも週に2回、市のたつマーケット広場のある、古いエリアに行ってみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/90/7d40b4e1a309ceceadb8ce1ccbe5c7b7.jpg)
坂の途中からの眺め。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/4e/ad74a415fa5dd5591d9bce17a8df53a6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/c1/3711ebc2857b4c26ad60660f738bb742.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/d9/c9803cc0ce113d5fd70f03fcf1d29d28.jpg)
マーケット広場のある、坂の上の古い町についてはまた明日・・・。
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マンチェスターからストックポートを通って、30分おきに電車が出ています。
先月訪れたイギリス南西部の有名な観光地、バース Bath について書いた長い連載はずいぶんたくさんの方に読んでいただきました。
古代ローマ帝国の植民地時代に開発され大いににぎわった鉱泉の湧く町、また18世紀に保養地として栄えたおしゃれな町がここ北西部にもあるのです!
それがバクストン!
世界遺産のバースほど知られていないのが残念です!
ピークディストリクトを歩く拠点としても知られています。
2年前のバクストンの町について書いた記事をぜひ読んで下さい。今回、行かなかった場所の写真がいっぱいのっています。↓
平日に電車でピークディストリクトに行って山歩き、出発点は18世紀の温泉保養地、バクストン・
2年前の写真です。↓クレセント The Crescent 。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/e4/85391c272aec7792ea60c97170e24239.jpg)
ジョージアン建築の傑作です。
バースのロイヤル・クレセントのまねをして、ファッショナブルな上流階級の社交場として1780年から1784年にかけて建てられました。
バースのロイヤル・クレセントは住宅ですが、こちらは宿泊施設のある湯治施設兼文化ホールのような公的利用を目的に、地元の貴族がたてました。
20世紀の初めごろには分譲され、高級ホテル、市役所の出張所、診療所、図書館、ギャラリーなど、として分割利用されていたそうです。
1980年代に、修復維持費を払いきれずホテルが撤退してからは荒廃が進み、1991年には、使用に適さない危険な建物として、立ち入り禁止に。
第一級保存指定建築なので取り壊すわけにもいかず、長年、崩壊を食い止める程度の保存措置を施され、空き家として放置されてきました。
先週の写真です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/d2/1eb2204d38d371e008f5d8dc7b8761dd.jpg)
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長年の懸案、大修復工事が本格的に開始されたようです!!
鉱泉を利用した、テルマエ・スパー、高級ホテルとしての利用が決定したそうです。
修復予算は、5千万ポンド(71億5100万円)以上。何かの間違いじゃないかと思うようなすごい額です。
宝くじの文化基金から2000万ポンド、観光基金からも多少の補助がありますが、ほかはホテル事業者の出費です。
完成は2019年の予定。
完璧によみがえったジョージア様式の壮麗な建築を町の中心に有する、2年後のバクストン、バースに並ぶ観光地として国際的な名声を手にすることも夢ではない・・・?
無理か・・・?まだ中国人観光客の姿を目にすることはありません。
正面の建物は、クレセントの別館、パンプ・ルーム The Pump Room です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/90/7e617870e735da3adb3ce5092f338ffb.jpg)
1981年まで、訪れる人に鉱泉を飲ませる場所だったそうです。
今は、空き家です。
10年ほど前は、一部が観光案内所でした。
地元のアーティストの作品を展示販売するギャラリーも併設されていました。絵葉書を買ったおぼえがあります。
クレセントの正面、いつ行っても観光客や地元の人が水を汲んでいる、セント・アンズ・ウェル St Anne's Well 。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/1a/7719735fa3bf7c9aa1afa0c588c66b72.jpg)
パイプの修理中で、使用禁止でした。
常時28℃の天然の鉱泉が無尽蔵に湧き出る水くみ場。
バクストン・バース Buxton Baths 。
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クレセントの端に付属する、古代ローマの浴場の跡地に建てられた、ジョージアン時代の湯治施設です。
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個性的でおしゃれな店舗が間借りするショッピングセンターになっています。
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病人を椅子に座らせて、鉱泉に漬ける療法に使われた浴槽。
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奥が、手作りの入浴剤(石鹸、バス・オイルなど)を売る店でした!
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店舗のひとつに、半分ガラス張りの床のある、おしゃれな雑貨屋がありました。
ガラスの床の下には、タイル張りの階段を下りて上がる様式の湯治用浴槽が保存されていました。
クレセントの別の端、バクストン・バースの反対側にある、名物パブ、オールド・ホール・ホテル The Old Hall Hotel 。
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正面からの写真を撮るのを忘れました!
坂の上から見下ろした写真しかありません。
1670年に建てられた、タウンセンターでいちばん古い建物だそうです。
オールド・ホール・ホテル前の急な坂を上がって、今でも週に2回、市のたつマーケット広場のある、古いエリアに行ってみました。
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坂の途中からの眺め。
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マーケット広場のある、坂の上の古い町についてはまた明日・・・。
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