イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

日曜日の、ロースト・ビーフ、地元の農家で買った顔見知りのウシの肉親のお肉

2016年12月19日 09時00分00秒 | 英国の食べ物、飲み物
先週の14日に近所の農場の直売店で買った上等の牛肉のかたまりで、ロースト・ビーフ roast beef をつくりました。正確にはトップ・サイド・ジョイント topside jointという部分。


たっぷりのった薄いピンク色の脂肪がゆっくり溶けて肉をこんがりローストしてくれます。

マスタードのパウダーと、粒コショウ、乾燥タイムの葉を同量を(写真の日本から持ってきたゴマ摺り鉢で)すりつぶし、オリーブオイルでねっちょねちょに練ってペーストをつくり、生肉の表面に塗りたくります。



ロースト・ポークは夫の担当。


ピチピチいうまでオーブンで熱しておいた植物油に半分に切った中ぐらいサイズのポテトを入れてオーブンに戻します。

外はこんがり、中はホクホクのローストポテトが出来上がるまで1時間ちょっと。

うちの庭に生えているローズマリーの若い枝を2本加えると油に香りがうつります。


ビーフは190度で1時間半ローストします。


うちのオーブン、実は扉が壊れていて閉まらないんです。
もちろん扉がしまらないとオーブンは作動しません。

重い工具箱を押し付けて、扉が開くのを止めています。


クリスマスまで待てないうちの夫の提案で芽キャベツをくわえました。



切り分けるのは上の息子の役目。



クイズです!

イギリスの伝統料理に詳しい読者の方はご存知かもしれません。
うっかりして、ローストビーフには欠かせないある付け合わせを忘れてました!
それは何でしょう?




 じつは・・・ちょっと焼きすぎです。私はウェル・ダンが好みですが、息子二人はうっすらピンクのレアが好み。

白いペーストは西洋ワサビ horse radish 。



いっしょにローストしたターニップ turnip (日本語でアメリカボウフウとかシロニンジンとかいうようです)をロースト・ポテトといっしょのディッシュに入れたのは、テーブルのスペースが不足だったため・・・。

ターニップはローストするとサツマイモのようにあまくなります。

グレイビーも今回は手作りです。
半リットルのお湯で溶いたビーフ・ストックにマーマイト Marmite とマーマレードを各大匙いっぱいずつ混ぜ、水で溶いたコーン・フラワーでとろみをつけます。

テーブルに出す直前に熱いビーフの脂を注ぎいれ、味にコクを出します。

*マーマレイドを入れたのはキャラメライズド・オニオン・チャツネ caramelised onion chutney (イギリス伝統の、タマネギをあまーくドロドロに煮込んだジャム)がなかったから!

*マーマイトというのは、本来パンに塗る、とろんとした辛いペーストです。お料理の隠し味に大活躍します。


*肉の表面に塗ったペーストにはコーマン社のマスタード・パウダーColman's Mustardを使いました。


ビーフの入手先については、15日の記事を読んでください。リンクを下に貼りました↓
ストックポートの住宅街のまんなかにウシ、ヒツジ、ヤギ・・・アルパカの行方は不明2016年12月15日ブログ

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コメント (9)
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