うんざり、イギリスの12月。
クリスマスの準備に国中こぞって奔走します。
歩道に並んだ、生のクリスマス・ツリー・・・この話は毎年書いているような気がします・・・
スプロウスという松の一種です。
このお店は、うちの近所の、もと八百屋さんでした。
八百屋さんのご主人が、もと店舗の前の歩道で露天商をやっています。
薄暗い店舗内には在庫のツリーがぎっしり、隙間なくならべてありました。
自宅まで配達してくれるそうです。
八百屋さんの経営が成り立たなくなったのはうなずけます。
お客さんは、近所に住むお年寄りばかり。
お年よりは車で郊外のスーパーに乗り付けて一週間分の食材をまとめ買い、なんてしません。その日に消費するだけの野菜を一個、二個と買っていくので・・・
売れる野菜、果物より、廃棄する分が多くなった時に廃業を決意したそうです。
年が明けたら、所有する店舗を使った新ビジネスに乗り出すそうです。
スーパー・マーケット、モリソンズのひさしの下を間借りしてクリスマス・ツリー生産農家の家族がみせびらきしています。
大繁盛です。
お客がえらんだツリーを細い伸縮性のあるネットにぎゅうぎゅう押し込んでくれます。
ゆるく閉じた傘みたいな状態になるので、小さいものなら肩に担いで、180センチぐらいのものまでなら車の後ろ座席に斜めに転がして持ち帰れます。
ネットをかぶったバズーカ砲のような筒の広がった側から押し込んで、あっという間にネット押し込み作業が完了です。
ネット押し込み装置。
上の写真は、実は別のクリスマス・ツリー臨時販売所で撮りました。
残念ネット押し込み作業の過程写真がありません!
人気のサイズをすでにネット詰めして準備しています。
これは、5フィート(152センチ)の、みたいですね。36ポンド(5216円)
価格表。
最小サイズは2フィート(60センチ)、19ポンド(2753円)。
6フィート(180センチ)までなら、天井の高い、19世紀、18世紀の古い家の居間に映えるでしょう。45ポンド (6520円)。
最大サイズの8フィート(260センチ)は一般家庭にはちょっと無理そうです、75ポンド(10867円)。
マンチェスターのノーザンクオーターの花屋の店先で。
手作りリースも売っています。
わたしのうちでは5フィート(152センチ)の人工のツリーを毎年だしてきて飾り付けてます。
元八百屋のおじさんに聞きました。
今では法律で、一本伐ったら一本以上植えることが義務付けられているとか。
野生の木を伐ってクリスマスツリー用に販売するのは禁止されています。
「クリスマス・ツリー農園」で育った木のみ販売が許されているそうです。
数は決してへらないんだそうですが、育ちかかった若い木をたった20日ちょっと飾るためにきりたおすのって・・・抵抗があります。
生木なので、今年限り。
1月5日をすぎた最初のゴミ収集日に表に出しておくと回収してもらえます。
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