イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ストックポートの上と下、その4、中世の地下牢の前をとおってマーケットプレイスに上がる

2015年07月29日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺

またまた、ストックポートのオールド・タウン The Old Townリトル・アンダーバンク Little Underbank


ロウワー・ヒルゲート Lower Hillgate (リトル・アンダーバンクと同じ通り、名前が途中で変わっただけ)からマーケット・プレイス Market Place に上がる最も古いルート、ミールハウス・ブロウ Mealhouse Brow


ブロウというのは上の道と下の道をつなぐ坂や階段のこと。

左側の、ニュースエージェント、(新聞雑誌店)おそらくはこの地域が景観保存地域に指定される前に建てられた、と思われる、ハンパにレトロな1960年代風の、ボロッちいモダン建築。

年配のアジア系(イギリスではインド、パキスタン人を指します)の夫婦が店番してるこのお店、私もお菓子や飲み物を買ったことがたびたびありますが品数も貧弱で繁盛している、とは思えません。

彼らが数年後引退したら、建物を取壊して、景観にマッチした時代風の3階建てが建つんじゃないかと・・・・

見えてきました、おなじみマーケット・ホール Market Hall   。


角のぶぶんは、はい、これもおなじみのストックポート・ダンジョン Stockport Dungeon 。


階段に座り込むスマホ青年の横には罪人がさらし台にかかってます。


上の写真はずいぶん前に撮ったものです。

今現在、このダサいマネキン罪人はぐっと後ろに後退。中が暗くて、窓ガラスに周りの建物や青空が写りこんじゃってぜんぜん写真が撮れません。

ショーウインドウのディスプレイにはハロウィーンパーティーの飾り用のゴムのドブネズミも加わって、雑さが、もうどうしようもなくなっています。

ミールハウス・ブロウの名の由来は、18世紀に牢獄の上に建ったこのビル、穀物(ミール)の取引所だったから。

中世の地下牢、1810年ごろまで、巡回裁判(当時の制度)がマーケット広場で開かれる時に被告人を一時的に地下に留置するのにつかわれてたということです。

このショーウインドウのある店舗スペース、画廊やパーティー会場として貸し出してるみたいですよ!

興味津々!

貸出案内のポスターには明記されていませんが、もちろん地下の牢獄スペースもセットになって貸し出していると思います・・・

マーケット・ホール、セント・メアリーズ教会 St Mary's Church、ダンジョンと名所3点セット。



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コメント (8)
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