イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

突然思い立ってイーリーに行ってきました  ・

2015年02月21日 09時00分29秒 | イングランド中部

イーリー Ely はノルマン時代の大聖堂のある、小さな小さな「シティCity 」です。

イーリー大聖堂 Ely Cathedral 。


10世紀ごろから「大聖堂がある」という理由で「シティー」として知られてきましたが、正式にシティ承認されたのは1970年代になってからだそうです。

今では「シティ・オブ・イーリー City of Ely 」が正式名の正真正銘のシティです。  

ちなみにストックポートはもっとずっと規模が大きい町ですが、大聖堂がないのでただの「タウン Town」です。

大聖堂以外あまり知られるものもない地味な町です。
強いてあげれば、

1、大聖堂とセットになってる、ヨーロッパで一番大規模に固まって残る中世の建物群 Monastic Buildings



2、清教徒革命 Civil War のオリバー・クロムウェル Oliver Cromwell がちょっとの間だけ住んでいた家 Oliver Cromwell House。


3、ウナギ




18世紀に沼沢が干上がるまでイーリーは離れ小島だったそうです。

島を囲む沼で採れるウナギは名産だったのです。
大聖堂は十分の一税として、市民からウナギを徴収していたそうです。

オリバー・クロムウェルの奥さんの得意料理はウナギパイ eel pie だそうです!
浜松名産「夜のお菓子うなぎパイ」とは違って、ぎっしり刻んだウナギが詰まっている甘くないお食事パイだったようです。

イギリスのうなぎパイ、食べたかった!(今では誰も作っていない、廃れたレシピだそうです)

オリバー・クロムウェルがちょっとだけ住んでいた家の台所の強烈なディスプレイです。

 

ウナギを食べたことがない、食べたくもない、気持ち悪いと言っている夫と息子を気持ち悪くさせたビジュアル教育ディスプレイ!

現在、イギリスでの食材としてのウナギの人気は全くありません。

イーリーでは、夏にはウナギ祭り Ely Eel Festival があるそうな! はりぼてウナギとウナギの仮装(!)をした人達が短い大通りを練り歩くようです。

見たい!

それでもウナギのゆるキャラも、ウナギ関係のお土産品もありません。商売っ気がないんですね。

1時間半で町内外の観光スポットがすべてまわれるおすすめルートは、「ウナギの小道 Eel Trail」とよばれています。(大聖堂見学は別に半日要)

地名のイーリーは名産のイール eel(ウナギ)がもとになっている、と言われています。

続きは明日。




ストックポートバナナ日報



アシモは日本科学未来館のおみやげにずいぶん前に買いました。
ソファーは白黒画面の旧式携帯電話(2年前までつかってました!!)がぴたっとはめ込んで充電できる携帯電話おきです。
いまはアシモの休息用。バナ坊、おつかれ。

  






コメント (4)
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