
ライノー版画 lino cut は日本ではあまり知られていないようです。
日本では「リノリウム版画」ともいうようです。
文字どうり、20世紀はじめごろ普及した硬いゴムのリノリウム床板を彫った版画です。
裏にバーラップという粗い麻布がはってあります。画材屋で買えます。
ヨーロッパでは、版画といえば、ライノーです。エッチングやリソグラフのような大がかりな道具や薬品が不要で手軽。子供の造形教育でも人気です。
私がつかってるこれは、クリーム色の樹脂製の「ソフトカット」という製品。

スケッチが濃い鉛筆で簡単に転写できます。
ソフトカットというのはたしか登録商標だったはず。10年前、普及し始めたころは、アメリカの版画製品会社の独占で高価でした。
今では類似品がでまわり、値段も暴落。ソフトカットという商品名より「白いライノー」としてしられているようです。
伝統的な麻布を貼ったライノーより軟らかくて彫りやすい。するする彫れます。

伝統的なのは、刃のコントロールが効きやすくて、今でも人気は根強いです。
洗った後、布がぼろぼろぬるぬる汚くなって厄介でした。
日本でおなじみの「消しゴム版画」みたいな刃あたりですが、消しゴム版画みたいにインクパッドでぽんぽん捺印できません。
ガラス板の上にローラーでのばした印刷用インクを版画面に均一に塗りつけて、


上に紙をのせてスリスリこすります。
木版画とおなじ。

残念、すりながらの写真撮影はできません。
こするのに使う道具のことを、バァーニッシャー burnisher と、いいますが、バーレン baren という専用の道具もうられています。
あの、日本の竹の皮に包んだ平たい物体から採った名前と思われます!
彫刻刀セットについてきましたよね。
バーレンは土鈴のようなカーリングのおもりのような形の金属製です。
私は昔ながらの、スプーンをつかったバーニッシュが力の調節がきいて気にいってます。
刷り上り。

これはプルーフ(ためし刷り)
まわりの黒いところは後でけずりとりました。
ストックポートバナナ日報

いっぽんだけ残ったバナ坊の兄弟と。
兄弟、この後たべられました。
熟れすぎであまりおいしくなかった。
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<参考webサイト>
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●地球の歩き方
http://www.arukikata.co.jp/country/europe/GB/
●イギリス大使館
https://www.gov.uk/government/world/japan.ja
●在英国日本大使館
http://www.uk.emb-japan.go.jp/jp/
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