コロナ騒ぎに見る人間万能主義の傲慢さ

2020-05-21 18:31:38 | Weblog
今まで日本をディスっていた欧米メディアが、日本の奇跡と言い出し、日本のエセ専門家が日本の素晴らしさを語りだした。

もう、アホとしかいいようがない。

別に日本だけが奇跡的にうまくいっているわけではなく、東アジア、東南アジア諸国は欧米に比べて、ずっと被害が小さい。そして、日本の感染者数が5月になって減ったのは、気温が上がったからである。

つまり、結論は下記となる。
(1)新型コロナは、(ウィルスとして当然のことながら)紫外線に弱い。
(2)新型コロナは、原因が不明だが、東アジア、東南アジア諸国での感染数が、欧米諸国に比べ10分の1以下となっている。

(1)は、ウィルスはRNAがむき出しになっているのだから、高エネルギーの紫外線で分解されるのだから当たり前。その結果、実行再生算数が1よりも小さくなれば、急速に感染者数が減ることになる。

だが、逆に冬になれば実行再生算数が大きくなり、値が1を超えたらまた感染が広がる。つまり、5月になっての減少をソーシャルディスタンスの成果だと考えたら、今度の冬に酷い事態になってしまうということである。

(2)は、BCGや生活習慣、遺伝子、実はすでに免疫がある等々、いろいろな説が唱えられているが、今のところ決めてはない。ワクチンの開発には時間がかかることを考えると、ここを重点的に調査して、なぜ東アジア、東南アジアの被害が小さいのかがわかれば、新型コロナ対策として非常に有効になるであろう。

いずれにせよ、ソーシャルディスタンスやら、マスク着装やらの人的要因を過大評価せずに、人的要因以外の自然環境の影響や地理的要因を、謙虚に認めて調査することが重要である。
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