貴志祐介はデビュー直後に「黒い家」「天使の囀り」と読んで、あまり面白くなかったためその後は読んでいなかった。
たまたま、図書館で「新世界より」を借りて読んだところ、これは日本のSF史に残る作品だと感じるほど面白かった。
一見、日本の古い農村社会じみた社会の正体が明かされる上巻、平和な世界が壊れていく中巻、怒涛のクライマックスの下巻と、張られた伏線を回収する後日談が、巧みなストーリー描写でSFらしい哲学的テーマを交えながら語られていく。
ネビュラ賞やヒューゴー賞受賞作品と同等のレベルで、海外でも十分通じる。
たまたま、図書館で「新世界より」を借りて読んだところ、これは日本のSF史に残る作品だと感じるほど面白かった。
一見、日本の古い農村社会じみた社会の正体が明かされる上巻、平和な世界が壊れていく中巻、怒涛のクライマックスの下巻と、張られた伏線を回収する後日談が、巧みなストーリー描写でSFらしい哲学的テーマを交えながら語られていく。
ネビュラ賞やヒューゴー賞受賞作品と同等のレベルで、海外でも十分通じる。
新世界より(上) (講談社文庫) | |
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