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国の当初予算案発表でまったく違うことを思ってみると

2011-12-25 | 政治・行政

国の平成24年度政府予算案が発表された。予算の中身については、やはり民主党だけあって、これで日本がよくなるとは思えない怪しいものであるが、それを論じる意見はほかにたくさんあると思うので、その報道の仕方でちょっと気がついたことを書いてみたい。

問題だと思うのは、福井新聞に掲載された予算の説明である。電子版の産経新聞にも同じ図が載っていたので、共同かどこかの配信と思われる。国債=ローンの返済など、国家予算を家庭の予算に例えるありがちなものだが、地方交付税のところが、「地方の子どもへの仕送り」となっている。

ちょっと待ってほしい。地方の子ども(?)への仕送りは親が親の負担でするものであるが、地方交付税は国の金ではない。地方交付税は都市と地方の財源の偏在を調整するためのもので、地方公共団体の固有かつ共有の財源であり、国が地方公共団体に代わって便宜的に一括徴収し、その分が地方に交付されているだけである。

もともと国と地方の支出割合が2対3であるのに対し、租税収入全体の中における国税と地方税の比率は制度的に3対2となっているため、それを適切に補正しようとするためのものであり、国にお願いしていただくものではない。強いて家庭の予算に例えるなら「地方の家族への預かり金の返済」である。よくわからないか。

ともかく、報道機関がこういう感覚でいるから、知事に上から目線で対応して暴言を吐くバカな大臣や、国の職員は県や市町村の職員より偉いと思っている困った役人が現れるのである。

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1 コメント

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老間の真実の口3 (ベル3)
2012-09-15 17:38:14
無い袖は振れぬ、あっても振られない。南で食ってる某県であるが県民は囲われている気がしてならない。箱ものも維持費が。F島とF井、同じ博多と違い。事故以前はしょっちゅう間違えられるが、人口、大きさがかなり違う。田舎訛りがキツく無アクセント・独特のイントネーションは共通し、都会人は聞きとれない。ところで、江戸電力のせいで稼働もままならずこのままでは山陰。幸い地理的に真ん中に位置することから、新幹線が通ることとなった。不思議なのは、歴史教科書を意識してか何が何でもF井。銀行もテレビ局も。北陸や北国、北日本ではないと考えているらしい。しかし今だ裏日本イメージ。学校名も現在の地区名でなく第一、東、西は使われない。特に北では変なこだわりがあるのかも知れない。国の政策・陰謀による道州制で県がバラバラになり、美濃、加賀、近江に吸収され県名が消えても特に問題は無いと思う。いつまでも今のままが当たり前という「幻八県」、長くは続かないだろう。因みに維新以来の薩長の陰謀。会津、水戸、越前、紀伊等、交通の要衝の尾張を除き徳川の名門地区は共に没落。流れは変わらない。
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