少し前から「行動経済学」がブームに(たぶん)なっているが、ワタクシの中でもマイブームである。
これに関して結構多くの本を読んだ。
典型的な例では、レストランに1000円と2000円のランチがあると2000円のランチはなかなか売れないが、3000円のランチをメニューに加えると2000円のランチが売れるというようなものである。
同じ1000円という価値なのに、2000円のものが3000円に値上げされたら絶対買わないのに、10万円の商品が10万1千円になっても買ってしまうというような例もある。
要は、経済的には合理的であると思われていた人間の行動が、実は合理的でないというものだ。
こういう話は難しい経済学と違って、素人にもなかなかおもしろい。大学の公開講座あたりでも取り上げてほしいものだ。
中でも、「予想どおりに不合理」という本は、いろんな分野の実験・実証に立って書かれていて、行動経済学が単に人間心理というだけでなく、社会の発展に役に立つというのがよく示されている。いかにもアメリカンな直訳も慣れてしまうとむしろ心地よい。
経済学というのは、人間が合理的に行動するという前提に立っての学問だと聞いたことがあるが、人間が合理的に行動しないという前提を受け入れてしまうと、これはもはや経済学ではないのかもしれない。
素粒子に感情があるとすると物理学が成り立たなくなるのと同じように。
これに関して結構多くの本を読んだ。
典型的な例では、レストランに1000円と2000円のランチがあると2000円のランチはなかなか売れないが、3000円のランチをメニューに加えると2000円のランチが売れるというようなものである。
同じ1000円という価値なのに、2000円のものが3000円に値上げされたら絶対買わないのに、10万円の商品が10万1千円になっても買ってしまうというような例もある。
要は、経済的には合理的であると思われていた人間の行動が、実は合理的でないというものだ。
こういう話は難しい経済学と違って、素人にもなかなかおもしろい。大学の公開講座あたりでも取り上げてほしいものだ。
中でも、「予想どおりに不合理」という本は、いろんな分野の実験・実証に立って書かれていて、行動経済学が単に人間心理というだけでなく、社会の発展に役に立つというのがよく示されている。いかにもアメリカンな直訳も慣れてしまうとむしろ心地よい。
経済学というのは、人間が合理的に行動するという前提に立っての学問だと聞いたことがあるが、人間が合理的に行動しないという前提を受け入れてしまうと、これはもはや経済学ではないのかもしれない。
素粒子に感情があるとすると物理学が成り立たなくなるのと同じように。