先日のキャンペーンポスターに誘われたわけではないが、一乗谷朝倉氏遺跡に行ってきた。キャンペーンでは「あまりになにもない」と言われたが、ほんとに何もないわけでもなく、遺跡に加え、武家屋敷も復元されていてなかなか楽しめる。
桜はちょうど満開である。山の濃い緑との対比も美しい。谷全体の雰囲気もすばらしく、確かにミステリーゾーンだ。これがたとえば大原のように京都の郊外にあれば、大観光地ですごい人混みになっているだろう。
ここが1万人が住んでいた城下町だったとは信じられない。まわりに人家はほとんどなく、まさに消えた文明である。日本のマチュピチュ(?)で売り出せるかもしれない。
観光客向けの施設は小さな売店とそば屋程度で、「なにもない」路線もいいのだが、やはり何らかの施設がないとお金も落ちない。現に1円たりとも使わなかった。俗っぽい話ではあるが、「道の駅」あたりを作って食べ物を売るのが誘客には手っ取り早いかもしれない。