日本代表とJリーグ選抜のチャリティーマッチが大阪で行われた。Jリーグは、震災直後からチームや選手たちがボランティア活動などを行っており、この試合も復興支援ということで企画されたが、ナベツネごり押しのプロ野球と違って、ナイトゲームでも気持ちよく世間に受け入れてもらえたようだ。
残念ながら仕事で遅くなり、録画での観戦だったが、しかし、三浦カズ44歳、ここでゴールするとはカッコよすぎる。しかも、職人芸を感じさせるおしゃれなシュート。スーパースターではあったが、ワールドカップ選出漏れなど試練を乗り越えてきた彼のシュートで被災地の方々が元気を出せるといいのだけれど。
一方、その少し前、フジテレビ系列で、震災復興支援の歌番組の生放送「うたでひとつになろう日本」があった。スポーツと違いこちらは出演者に気を遣う必要があるようで、DJ OZMAなど、チャライ系はさすがに出ていない。
曲目も、それぞれのアーティストが最もふさわしい曲を選んだようで、坂本冬美の「上を向いて歩こう」やLOVE PSYCHEDELICO(綴りが難しい)の「ヘイ・ジュード」、木村充揮×近藤房之助の「見上げてごらん夜の星を」など、人々を勇気づける歌が主流である。久しぶりにユーミンや森山良子なども見ることができて満足である。
歌詞の中で、「この世がなくなっちゃってたら」(キラキラ)とか、「水際まで来てほしい」(ハナミズキ)とか、ハッとするのもあったが、たぶん十分事前チェックをしてからギリギリでゴーサインが出ているんだろう。
震災による自粛ムードの中、世間の空気を見誤るとひんしゅくを買うが、自粛で日本経済や地域の経済が衰退していってしまうのではますますいけない。チャリティと名付ければ許されるわけではないが、こうしたイベントは見ていて楽しいし、被災地の役にも立てるのなら大歓迎である。
ブログランキング参加中=気に入っていただけたらクリックをお願いします